Q.○○で使うことはできますか?

商品紹介文を書く時に使える「よくある質問」。今日の“質問”はこちら!
『○○で使うことはできますか?』
「お風呂でも使えるスピーカー」というモノがあります。
防水機能があって、少しくらいシャワーがあたっても大丈夫。
もちろん、商品紹介文でも「防水機能があります/IPX5防水規格」などと書かれています。
しかし、そう書かれていても、「なるほど、その規格をクリアーしているならお風呂でも問題なく使えるな」と理解してもらえるかどうかは別物。
お客様がその規格のことを知らなければ、その説明文は意味をなしません。
「お風呂で使えます」とストレートに書かれていたとしても、これが意外と目に留まりません
そこでオススメしたいのが、「お風呂で使えますか?」、「はい、使えます」というQ&Aを見せるやり方。
このスピーカーはお風呂で使うことができますか?

はい、お風呂で使うことができます!
IPX5防水規格に準じていますので、シャワーの飛沫がかかっても大丈夫です。
本体に再生/停止、曲の送りボタンもついていますので、スマホなどの音源がお風呂の外にあっても操作が可能です。
このように書いてあったとしたら、「お風呂で使うことができるのだな」とわかります。
そしてもう一つ、お風呂で使えるスピーカーを探していなかった人にも、「え?お風呂で使えるスピーカーなの?」と“気づかせる”ことができます。
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商品によっては、“色々な場所で使える”モノも多いでしょう。いえ、ほとんどの商品がそういうものかと思います。
そのような商品の場合、「様々な場所でお使いいただけます」と書きたくなるのですが…そう書かれても、お客さまは“具体的な場所”をイメージすることはありません。
色々な場所で使えるモノであればこそ、“具体的な場所”を描いて、お客さまがイメージしやすいようにしておきましょう。
赤ちゃんの寝室でも使えますか?

はい、赤ちゃんの寝室でお使いいただけます
はい、この消臭剤は100% 自然の植物から抽出したエキスを使っておりますので、赤ちゃんの寝室でお使いいただいても安全・安心です。
ベビーベッドやおふとんに直接、スプレーしていただいても大丈夫です。
このように、あえて場所を特定して「○○でも使えますか?」と質問を描くことで、「○○でも使えます」ということを強調することができます。
“場所”について、このような視点で見ることができます。
◆ 使用場所 / 設置場所 ~ リビング、トイレ、庭など
◆ 人や動物が使う場所 ~ 子供部屋、病人が寝ている部屋、ペットのいる家など
◆ 非日常な場所 ~ 旅行先、キャンプ場など
◆ 施設 ~ 学校、職場、病院など
◆ 状況 ~ 風の強い屋外、静かな美術館、人通りの多い道路など
このような様々な場所を、具体的に示していきましょう。
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「一度、貼ってもはがせる壁紙」というものがあります。
キレイにはがすことができるので、原状復帰が大前提の“賃貸のお部屋”でも使えるのがアピールポイント。
しかし、「貼った後でもキレイにはがせます」と言うだけでは、「賃貸物件じゃあ部屋のリメイクはできない」と思い込んでしまっている人の耳には届きません。そこで…
この壁紙は“賃貸物件”でも使えますか?

「賃貸物件」でも諦めないで下さい! この壁紙なら使えます
この「貼ってもはがせる壁紙」は、独自の粘着剤を使っていますので、“しっかり貼れて、きれいにはがれる”という2つを両立しています。
裏面のシールをはがして、元から貼ってある壁紙やクロスの上から貼るだけ。
粘着剤が壁に残ることがありませんので、賃貸物件でもお使いいただくことができます。
退去する時には、糊残りなく、キレイにはがすことができます。
賃貸物件でも、あなたの好きなお部屋にリメイクできます!
こうして伝えることで、「賃貸だから色々できない…」と諦めていた人に“気づき”を与えることができますね。
伝えたいアピールポイントを、わざとQ&Aのカタチで表現して、“気づき”を得てもらう…それもQ&A型 商品紹介の醍醐味です。
『 ○○で使うことはできますか? 』
はい、○○で使うことができます
○○でも諦めないで下さい! これなら使えます
「こんな場所でも使える」、「こんな場所に適しているのがアピールポイント」、そのような話題はぜひQ&Aのカタチで描いていきましょう!
--- 「ことのは塾」 山梨 栄司

「ウチの新入社員にSNSやメルマガの担当を任せたい」
「だから、文章のコツを教えてあげてもらえませんか?」
そのようなご要望で、「ことのは塾」に勉強会を依頼される企業やお店が春は多くなります。
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「若い人ならSNSに慣れているだろう」ということで、新人さんが抜擢されることも多いのですが…
残念ながら、「書くこと」に慣れている人ばかりではありません…。
それに個人のSNSと、会社のSNSでは勝手が違いますし、かかるプレッシャーも大きく違います。
そして、一番の“問題”は・・・
「社内に教えてくれる人がいないこと」
多くの企業では、SNSやメルマガの文章をつくる時のマニュアルなどは無く、担当者個人のセンスに任されているところが少なくありません。
「若い人の感性で、自由にやってよ」
なんて言ってしまっては、新人さんは萎縮してしまいます…。

「ことのは塾」は、こうした新人さんを『商品紹介の即戦力』にするのが得意です!
・ どのような内容を書けばいいのか?
・ 目にとまるキャッチコピーはどう書けばいいのか?
・ “わかりやすい文章”にするために気をつけたいコト
・ 実際に購入につなげるためにはどんな“仕掛け”をすればいいのか?
そのような『商品紹介文のキホン』を20年間、お伝えしてまいりました。

最近では、オンラインで全国各地のスタッフを集めて、一斉に研修会を行う、というスタイルも定番になっています。
「自社商品のキャッチコピーをつくる」という作業を共同でやることで、新人さん同士が仲良くなる、という効果を狙っている、という人事部の方もいらっしゃいました。
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必要なのに、なかなか教えてもらう機会の無い、「商品紹介文の作り方」。
この春、みなさんで学んでみるのはいかがでしょうか?
「ことのは塾」の研修会の詳細&お申し込みはこちらのページからお願いします!
