おいしさが伝わる表現レシピ ~ 09「"限定されたイメージ"が おいしそうな「ヌテラ」」
飲食店さん・食品小売店さんなど、”おいしいもの屋さん”のための商品紹介アイデア。
~ おいしさが伝わる表現レシピ
09「"限定されたイメージ"が おいしそうな「ヌテラ」」
こんにちは。食の販売促進アドバイザー 山梨若菜です。
頭の中においしそうな画を思い描いてもらう。
これってなにより大事です。
何にどうやって使うものなのか、どんな材料でつくられてるのか、高いのか安いのか・・・は、その後でいい。
とにかくおいしそうで食べたい!
そのイメージがバン!と頭に浮かんでしまうのが「ヌテラ」の宣伝です。
スーパーのジャムの棚あたりに、ピーナツクリームなどと一緒によく置かれている「ヌテラ」。
外国風のパッケージで、チョコレートクリームに似た食材です。(実際にはココア入りヘーゼルナッツスプレッド)
パンに塗ったり、お菓子の材料として使ったり、いろいろな使い方ができます。
幅広い使い道があるヌテラですが、ホームページでもSNSでも「朝食に」と宣伝をしているんです。
”トーストに塗って食べる”というストレートな使い方がメイン。
これがとっても”おいしいイメージ”がしやすい!
ちょっと想像してみてください。
朝の食卓に、あたたかいコーヒー(もしくは紅茶)。
カリッとトーストされたパンがある。
そこにチョコレートクリームをたっぷり乗せて、伸ばしていく・・・
口の周りにチョコレートクリームをつけながら、あま~いトーストをかじる・・・!
ああ、おいしそう!!
これが、「朝食にも、お菓子作りにも、様々なシーンで活躍します」と言ってしまうと、どうでしょう?
イメージがちょっと薄くなる感じがします。
「朝食に」と限定して言われた方がイメージがバン!と降りてきやすい。
他の便利な使い方に関してはその後でいい。
こうやって使い方をひとつに絞ってしまっても、お客さんは様々な使い方をしていきます。
もちろんヌテラ側も、他のアレンジレシピをどんどん出している。
だから、興味を持ってくれさえすれば「幅広い使い方ができる」という点は後からでも十分に伝えられるんです。
その前に、「おいしそう!食べたい!」と思ってもらうこと。
ヌテラは、その最初の段階のつかみがうまい!
ちなみに言うとお値段はすこし高めの商品です。
でも、「おいしそう!食べたい!」が勝ってしまう・・・
—おわり。
「ことのは塾」山梨若菜
wakana@kotonoha-juku.co.jp
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