「書くのに時間がかかってしまう・・」~"勝ちパターン"を見つけよう!

e_ha002こんにちは! 「ことのは塾」の やまなし です。

「文章がまとまらない・・・。」

「書くのに時間がかかる・・・。」

そういうお悩みを持っている方に多く接していると、多くの人が"ある1つの共通点"を持っていることがわかってきました。

それは・・・「 商品の持つ"性質"から、文章を書き始めていること 」。

京都で文房具店を営む岸本さんも、そんなお悩みを持つお一人。

新しく発売された文房具の"機能"や、古くからある文房具の"良さ"をもっと知ってもらいたいと、レジで手渡しするニュースレターを作り始めました。

しかし・・・

どうも文章がまとまらないのです・・・。

A5の用紙、オモテ裏のわずか2ページを書くのに何日もかかってしまうことも珍しいことでありませんでした・・・。

「なぜこんなに時間がかかるのだろう・・・?」

実は、岸本さんには、その答えがわかっていました。

書き終わった後に読み返すと、何を言いたい文章なのか、わからない

→だから"書き直し"をする

→また、最初から書くのと同じ時間がかかってしまう・・・

その繰り返しだったのです。

困ってしまった岸本さんが「ことのは塾」に連絡をくれたのが、3月のことでした。

これまで岸本さんが書かれた原稿を見せていただいて、詳しい話を聞いてみると、やはり例の共通点を岸本さんも持っていました。

「商品の持つ"性質"から、文章を書き始めていた」のです。

具体的には、こんな書き出しでした。

『これは画期的新商品です!ずっと書きつづけても疲れないボールペンです。』

『このマジックはにじまないインクを採用しているため、和紙や布などに書いてもきれいな字が書けるのです。』

といったように、商品の持つ"性質"、"機能"をまず書いていたのです。

決して、商品の持つ"性質"、"機能"から書き始めることが悪いことではありません。

ですが、「文章がまとまらない・・・」、「時間がかかってしまいます」というお悩みを持つ方は、できれば避けた方がいいのです。

それはどうしてでしょうか?

実は、商品の持つ"性質"、"機能"は、非常に多種多様で、際限が無いんです。

つまり、『 いつまでたっても書き終わらない 』のです・・・ (^_^;)

「 アレもコレも、こっちのことも書いておかなきゃ!! ・・・あれ? 何を言いたかったんだろう??? 」

ということになってしまいがちなのです。

むぅ・・・(-_-;)

「これではいけない・・・。」

そこで岸本さんと「ことのは塾」は、"岸本さんの必勝パターン"を一緒に探っていったのです。

この会議ではたくさんのアイデアが生まれたのですが、今日は、"岸本必勝パターン"の内の一つ・・・『 "こんな時に、これ"パターン 』をご紹介しましょう。

話は単純です。

これまで「こんな商品です。こんな機能があります。」という流れで書いていた文章を・・・

『 こんな時に"使える"文房具です。それはこんな機能があるからなんです 』

というように“場面”を描くカタチに変えたのです。

例えばこんな風に・・

『 年賀状に暑中見舞い・・・何枚も何枚も書きつづけなくてはならないことってありますよね?そんな時に、この"疲れないボールペン"はいかがでしょう?このボールペンのスゴイところは・・・』

『 お子さんの持ち物に名前を書くことってありますよね。でも普通のマジックでは、布に書いた時など、ジワっと滲んでしまうことがよくあります。布にもきれいに名前を書いてあげたい、そんな時にこの"にじまないマジック"をお使い下さい!このマジックを使うと・・・』

このようにシチュエーションを最初に決めてしまうことで、文章が無制限に広がってしまうことを防ぐことに成功しました。

生活や仕事の中の“一場面”を想像しながら書いていきますので、書く方も書きやすい、読むほうも読みやすいという効果があったのです。

・・・

では、あなたの商品でも考えてみましょう! (*´∀`*)

あなたの商品は、どんな時に「コレがいいですよ!」と言うことができるでしょうか?

あなたが想像した、そのシチュエーションから、まず書き出してみましょう。

『・・・こんなことってありますよね?』

『例えば○○・・・そんな時に、これはいかがでしょう。』

というようなパターンです。

もし、このような考え方をした時に「これならアイデアが出やすいな」と感じた人は、このパターンが合っているのです。

・・・

自分に合った"勝ちパターン"を見つけた岸本さん。

ニュースレターの原稿を書き上げるのに何日もかかっていた岸本さんも、今では2~3時間ほどで書き上げてしまうほどになりました (*^_^*)

自分の"得意パターン"を持つことは、文章を書く際の時間短縮に大きな貢献をします。

あなたも、"自分なりの勝ちパターン"を探してみてはいかがでしょう!

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