想いを伝えよう!
こんにちは!「ことのは塾」の やまなし です。
「ことのは塾」の書籍、『これが正解! 他社と差がつく 商品紹介文』が、2023年 3月1日に産業能率大学出版部からリリースとなりました!

今週もこの本の中から重要ポイントとなるところを少しだけ紹介させて下さい。
第5章~「 想いを語る、ストーリーを語る」から、「想いを伝えることの大切さ」のお話です。
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近年、技術が発達したこともあって、「似たような商品がすぐ発売されてしまう」ということが少なくなくなってきました。
自分で何かを作って販売しているという方は、もうそのことを実感されているのではないでしょうか。
そんな中、見直されてきたのが、商品やサービスにかけた“想い”を伝えるということ。
似たような商品であっても、そこにかけられた想いの強さや質はそれぞれ違っているはず。
A)ただ商品を作って売っている企業 と、
B)誰かの幸せを願ってその商品を作り、その商品がちゃんとお客さまに届くように販売をしている企業
とでは、お客さまが抱くイメージが大きく違いますよね。
お客さまもBの会社の方が「応援したくなる」のではないでしょうか。
この「応援したくなる」ことが、これからのマーケティングにとって、大変重要なポイントになってくると予想されています。
たとえばここ数年、「ファンをつくる」ことがマーケティングの中でも重要視されてきています。
「推し活」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
ファンの熱意は、直接商品を購入してもらえるというだけでなく、クチコミを通じて周りのお客さまを引き込むチカラにもなっています。
「お客さまに推してもらう」ことは、これからのビジネスにとって必要不可欠な要素となっていくはずです。

お客さまにファンになってもらうためには、「あ、なんとなく好きだな」と思ってもらうこと、つまり“共感”してもらうのが始まりです。
お客さまは商品の「原材料」や「値段」に共感することはありません。
「安いからこっちにしよう」と安さだけに魅力を感じた人なら、他にもっと安い商品があったらカンタンにそちらに流れてしまうでしょう。
でも…
「なぜ、その原材料を使っているのか?」
「どうして、その値段で売ろうとしているのか?」
といったような“内にある想い”に共感したら、その人はきっとあなたのファンになってくれるでしょう。
◆「この“合格まんじゅう”は、小麦粉、小豆、砂糖まですべて神社でご祈祷を受けたものを使っています。
実際は祈祷を受けた材料かどうかはわからないかも知れません。でも、合格を願う気持ちにちゃんと向き合うため、 すべての原材料はお清めされたものを使っています」
◆「当店の名物、天津飯のお値段を上げさせていただきました。
ご存知の通り、天津飯の命は“たまご”。昨今、たまごの値段が上がる一方で、当店でも別の養鶏場から仕入れることも検討しました。
でも、 この味を愛してくれている皆さんの期待を裏切る味にしてしまうことはどうしてもできなくて…。この味を守っていくため…100円アップをお許し下さい」
このように“内にある想い”を伝えてくれたら、その心意気に共感する人も現れるでしょう。その人たちこそ、あなたのお店や商品の“未来のファン”。
あなたの“想い”に共感してくれる人なのですから、あなたのお店や、あなたがつくる商品もきっと好きになってくれるでしょう。こういった人に支えられているお店は強いです。

好きな人のことは、色々と知りたくなりますよね?
逆も同じで、相手のことを知るとだんだんと“気になる存在”になってくるものです。
ファンをつくろう、育てようと思ったら、ぜひあなた自身の“想い”を語って下さい。
商品に込められた“想い”を知ることで、きっとたくさんのファンが生まれるはずです!
--- 「ことのは塾」 山梨 栄司

本書の"目次"や“こんな人にオススメ”などの情報が載っています。
「中身」も少し読めます。


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