カンタンなのに注目度 がぜんUP!~ セリフ・タイトル
販売促進のための文章を書いていると、「短文でお客様の興味をひかなくてはならない」ことってありますよね。
例えば「メールのタイトル」。
メール本文を興味をもって読んでもらうための"仕掛け"を、何十文字かの短い文章の中に入れ込まなくてはなりません。
ホームページに載せる「キャッチコピー」なんかもそうですね。短い言葉であっても、お客様の興味をひかなくてはなりません。
また「3行広告」や「5行広告」なども、短い中でお客様の目にとまるようにしなくてはなりません。
短いのに読者の興味をひかなくてはならない・・・
そんな「短い文章」を書く時、こんな文章作法を使ってみてはいかがでしょうか!
最初にちょっと面白い実験結果をご覧いただきましょう。
ずっと以前、「ことのは塾」が一般のかたにアンケート調査をした時の結果です。
以下に挙げたのは、フィギュアスケートの荒川静香選手に関するウェブニュースのタイトルです。
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1) 静香金メダルフィーバー、周囲過熱
2) 荒川、金メダルは『思ったより重いですよ』
3) 荒川ら選手団、帰国の途に〔五輪〕
4) 荒川 魅せた 凱旋イナバウアー
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この4つのニュースがあったとしたら、あなたならどのニュースをクリックして読んでみたいですか?
一般の方、20人に手伝ってもらって、「どのニュースが読みたいですか?」と聞いてみたところ、 2)番のニュースを選んだ人が圧倒的に多かったのです。
その数、約7割。
4つとも内容は同じ「荒川静香選手」に関係する記事なのに、大多数の人が2番のニュースに興味をひかれたのです。
何がその"原因"となっているのでしょうか?
その違いをよく見てみると・・・2)番だけには『思ったより重いですよ』というセリフ表現が入っていることがわかりますね。
実はコレが重要なんです。
普通の小説よりマンガの方が読みやすいように、「セリフ」表現は私たちにとって、とても読みやすい表現方法です。
人との会話にそんなに難解な言葉を使う人は少ないですよね。そのため、セリフ表現も自然とわかりやすいものになるのが普通です。
セリフ表現はパッと目に入りやすく、またわかりやすい。
そんなところが、読者の興味をひく要因となっているのでしょう。
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これって実は私たちが書く「商品紹介文」などにも同じことが言えるんです。
先日「いちご狩り」に行こうと思い、「いちご狩り情報」のリンク集ページを見ていたのですが・・・
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・ 秩父の名山に囲まれた静かな風景の中でいちご狩りを楽しめます。送迎アリ
・ 可動式ベンチ栽培によるバリアフリー完備のいちご園。いちごの他に無農薬野菜も
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といったような、よく見かけるタイプの宣伝文句が並ぶ中・・・
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・『ほんとのイチゴってこんなに甘いんだ!』 驚かせたいなら、さつきいちご園
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というコピーのいちご園があったんです。
30以上のいちご園が集まったリンク集で、上記のような一行コメントがずらずらっと書かれているページだったのですが、ココが一番目立っていました。
多くのいちご園の中から選んでもらうためには、まず読者にわかりやすくなくてはいけません。
また、他園のキャッチコピーに紛れ込んでしまわないよう、差別化を図る必要もあります。
そんな時、タイトルの中にセリフ表現を入れ込んだ、『セリフ・タイトル』が役に立ったのです。
この『セリフ・タイトル』、きっとあなたにも使いこなすことができます。
難しく考える必要はありません。
短文の中に、誰かのセリフを入れ込めば良いのです。
代表的なのは「お客様の声」。
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・『もっと早く買えば良かったです』 資生堂の新美容液、あなたはもうお使いですか?
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といったような感じです。
他にも「店員さんの声」も使えますね。
あるお店のメールマガジンのタイトルにこんなものがありました。
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・『ごめんなさい。仕入れすぎました・・・』お店を救って! 大放出セール開催中!
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こんな感じのも面白いですよね (*´∀`*)
カンタンにでき、しかも他社と差別化しやすい『セリフ・タイトル』。
あなたが文章を書く時にも使ってみませんか?
「ウチの新入社員にSNSやメルマガの担当を任せたい」
「だから、文章のコツを教えてあげてもらえませんか?」
そのようなご要望で、「ことのは塾」に勉強会を依頼される企業やお店が春は多くなります。
・・・
「若い人ならSNSに慣れているだろう」ということで、新人さんが抜擢されることも多いのですが…
残念ながら、「書くこと」に慣れている人ばかりではありません…。
それに個人のSNSと、会社のSNSでは勝手が違いますし、かかるプレッシャーも大きく違います。
そして、一番の“問題”は・・・
「社内に教えてくれる人がいないこと」
多くの企業では、SNSやメルマガの文章をつくる時のマニュアルなどは無く、担当者個人のセンスに任されているところが少なくありません。
「若い人の感性で、自由にやってよ」
なんて言ってしまっては、新人さんは萎縮してしまいます…。

「ことのは塾」は、こうした新人さんを『商品紹介の即戦力』にするのが得意です!
・ どのような内容を書けばいいのか?
・ 目にとまるキャッチコピーはどう書けばいいのか?
・ “わかりやすい文章”にするために気をつけたいコト
・ 実際に購入につなげるためにはどんな“仕掛け”をすればいいのか?
そのような『商品紹介文のキホン』を20年間、お伝えしてまいりました。

最近では、オンラインで全国各地のスタッフを集めて、一斉に研修会を行う、というスタイルも定番になっています。
「自社商品のキャッチコピーをつくる」という作業を共同でやることで、新人さん同士が仲良くなる、という効果を狙っている、という人事部の方もいらっしゃいました。
・・・
必要なのに、なかなか教えてもらう機会の無い、「商品紹介文の作り方」。
この春、みなさんで学んでみるのはいかがでしょうか?
「ことのは塾」の研修会の詳細&お申し込みはこちらのページからお願いします!
