【ChatGPTとつくる商品紹介文】~ 聞いてしまおう!ターゲットは誰?

こんにちは!「ことのは塾」の やまなし です。

前回は「ありきたりな商品紹介文が生成されてしまわないように、自分の商品やお店“独自”の強みをChatGPTに伝えていこう」というお話をさせていただきました。

◆ 相手をちゃんと見つめると“呼びかけ”は届く

人類の皆さん、聞いて下さい…

……今、この言葉を読んで、「あ!今、私に呼びかけられているぞ!」と感じた人は、おそらくいないでしょう (^_^;)

“全人類”と言っているのですから、あなたもこの中に含まれます。

でも、「自分に呼びかけられている」とは感じなかったですよね?

では、「毎朝、通勤電車に1時間以上乗っている方、注目して下さい!」と言われたらどうでしょう?

毎朝の通勤電車に1時間以上乗っている、という方は、この言葉にちょっと興味をひかれたのではないでしょうか?

このように呼びかける対象(ターゲット)を絞り込むと、そこに”当てはまる人”にはピン!とくる呼びかけになります。

一方で、通勤電車を使っていない方、クルマで出勤している、あるいは夕方からの勤務の方などは、この言葉に反応しなかったでしょう。

ですが、「全人類の皆さん」という呼びかけでは、そもそも誰も反応しなかったのですから、ターゲットは絞り込んで呼びかけた方が、 反応してくれる人がいるということがわかっていただけたかと思います。

◆ “誰が使う?”の情報で、さらにリアルに!

商品紹介文を作る時も同様に、呼びかける対象(ターゲット)は明確にした方が、刺さりやすい言葉になります。

あなたの商品はどんな人や会社に使ってほしいものでしょうか?

そのような情報をChatGPTに伝えると、生成される商品紹介文は、よりリアルになっていきます。

・・・

例として、「ランニングシューズ」の商品紹介文を作っていきましょう。

--- ランニングシューズの商品紹介文プロンプト ---

ランニングシューズについての商品紹介文を作ってみて下さい

↑このように「誰が使う?」の情報を入れ込まないでに商品紹介文を作ってもらうと…

「スーパーラン 3000は、プロランナーから初心者まで、全てのランナーに最高のパフォーマンスを提供する究極のランニングシューズです。 (つづく)」

といったように、“全てのランナーに最高”なシューズとして紹介をしてくれます。

一見、それで良さそうな感じもするのですが…商品紹介文で呼びかける対象(ターゲット)を広くすればするほど、(先ほどの全人類の皆さんの例のように)その言葉は刺さりにくくなります。

では、ターゲットを絞った商品紹介文を作ってもらうように指示してみましょう。

--- 初心者ターゲットを絞ったプロンプト ---

ランニングシューズについての商品紹介文を作ってみて下さい。

このシューズは、ランニングの初心者に向けて作られた製品です。

すると、このような商品紹介文を生成してくれました。

初めてランニングを始める方、お探しのシューズはこちらです。

このランニングシューズは、特にランニングの初心者のためにクッションを厚めに作っています。

ただし、靴底が厚いと走りにくさを感じることも…。

この初心者向けシューズは「疲れにくさと走りやすさを両立した柔軟なクッション」を備えています。

先ほどとは違い、「これからランニングを始めようかな」という初心者の方にやさしい商品紹介文になりましたね。

一方、次のように質問をしたらどうなるでしょうか?

「マラソンをする人」に向けて、作られた製品だという情報を追加してみます。

--- マラソンランナーにターゲットを絞ったプロンプト ---

ランニングシューズについての商品紹介文を作ってみて下さい。

このシューズは、マラソンランナーに向けて作られた製品です。

すると…

・軽量で高反発のアッパー素材

快適なフィット感と一緒に、優れた通気性を提供するアッパー素材。これにより、長時間のランでも足の疲れを軽減します。

・革新的なシューレースシステム

調整が簡単で確実なフィットを提供する新しいシューレースシステム。一度調整すれば、途中でほどけることはありません。

このような「マラソンランナー向けの情報」を追加で生成してくれるようになりました。

「どんな人が使うものか?」の情報を追加すると、ちゃんとその人に合わせた商品紹介文を生成してくれるんですね。

◆ 「どんな人が使う?」もChatGPTに聞いてしまおう!

このように「どんな人が使うか?」の情報は、ChatGPTがより良い商品紹介文を作るために、とても大事な情報です。

しかし…「この商品、どんな人が使うと良いんだろう…?」と悩む方もいるかも知れませんね。

そこでオススメしたいのは、「この商品、どんな人が使う?」とChatGPTに質問してみることなんです!

例えば、「毎月、新しい花を届けてくれるサブスクサービス」があるとします。こおサービスは、どのような人やお店が利用したいと思うでしょうか?

それをChatGPTにそのまま質問してみるのです。

--- お花のサブスクサービスのターゲットを聞くプロンプト ---

「毎月、新しい花を届けてくれるサブスクサービス」は、どのような人やお店が利用したいと思うでしょうか?

すると、様々な“ターゲットのヒント”を挙げてくれます。

花が好きな人、忙しくてお店に行けない人…

あるいは「SNSによく投稿している人」は、毎月、新しい花が届くとそれを被写体にしてSNSにアップできる、といったアイデア。

レストランやカフェ、ホテルなど「常に新しさや季節感、華やかさを内装づくりに加えたい」というお店。

自然の要素があることで、雰囲気も良くなり、作業効率も上がると言われているオフィスなど。

実に様々なアイデアを挙げてくれます。

自分が思いついたターゲットも提案されるでしょう。また、自分が思いつかなかったターゲットも提案してくれるかも知れません。

その中で、あなたが「これは!」と思ったアイデアについて、より詳しい話をChatGPTに聞いていきましょう。

--- 気になるアイデアを深掘りするプロンプト ---

レストランやカフェのアイデアについて、もっと詳しく教えて下さい。

どんなニーズがあるのでしょうか?また、どのような効果を狙っているのでしょうか?

このように「このアイデアについて、もっと聞きたい」、「どんなことを考えているの?」と質問を重ねると、より具体的なニーズや、そのサービスに期待するコトなどを提案してくれます。

こうしたChatGPTからの提案をヒントに、あなたが「こんな人に使ってほしい」というアイデアを明確にしていけば良いのです (^^)

この時、前回のメルマガで紹介したような『コレはこんな商品です』という、商品特長を語った上で、「この商品、どんな人が使う?」と質問すると、よりリアルな答えが返ってきますのでオススメです。

◆ 「どんな人に使ってほしい?」--- 決めるのはあなた!

このようにChatGPTは、あなたの商品のターゲットについても教えてくれます。

ただし、挙げてくれるのはあくまで“ヒント”だと思って下さい。

ChatGPTの回答をそのまま鵜呑みにするのではなく、「自分だったら、こんな人や企業に使ってほしい」という“想い”が無くては、あなたの熱意は正しくお客さまに伝わらないかも知れません…。

提案されるのは“正解”ではなく、あくまで“ヒント”…。

あなたの中にある“軸”を基準に、「こんな人に使ってほしい!」と伝えることで、初めて「あなたの商品の紹介文」が生成されていきます。

ChatGPTと話す中で見つかったヒントを元に、「こんな人に使ってほしい」を明確にしていきましょう!

【次回につづきます】

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