「マツワル オハナシ」・・・「エピソード」を考えて文章力をアップしよう!
こんにちは! 文章作成講座~「ことのは塾」 の やまなし です!
「ことのは塾」は、"演劇"の手法とマーケティング理論を組み合わせて、ビジネスの文章を書いていくというちょっと変わったアプローチをしています。
今日は、その"演劇"で使われているトレーニング方法をお伝えしましょう! (≧▽≦)
そもそも演劇は、お話を語って、観客に共感してもらうということを大きな目的としています。
私たちが書こうとしている”売るための文章”も、実は同じようなことを目的としているんです。
商品やサービスについて語り、それに共感してもらい、購入してもらう・・・
扱うテーマが「物語」と「商品紹介」と異なるだけで、本質的には同じものと考えるといいんです (#^.^#)
そういった意味で"演劇のトレーニング方法"は、ビジネスシーンでの文章を書く時にも応用できるのです。
今日やってみるのは、演劇集団キャラメルボックスという有名劇団で行われている『スピーチ』というトレーニングからヒントをいただき、アレンジしたもので、"あるテーマに沿った話をふくらめる"という目的を持ったトレーニングです。
まず、"お題"を決めます。
何でも構わないのですが、できれば"あなたの商品"をテーマにするといいでしょう。
例えば、カーペットを扱っているお店なら、"カーペット"。
学習塾を経営しているのなら、"学習塾"がテーマとなります。
テーマが決まったら、『それにまつわるお話』を頭に思い浮かべてみましょう。
(ここでは「文章力のトレーニング」をしたいので、エピソードを紙に書いてみることをオススメします)
例えば「カーペットにまつわるお話」だったら、『 子供がカーペットに牛乳をこぼして大変だった話 』でもいいでしょう。
「学習塾にまつわるお話」だったら、『 近所の子供たちが百人以上、同じ進学塾に殺到していてビックリしたという話 』でもいいですね。
もちろん自分が学習塾をやっていて、こんな生徒がいたという話でもOKです。
テーマに沿った話を考えるという以外、特にルールはありません。
表現力のトレーニングですから、テーマ商品を「売る」ということもここでは考えなくて構いません。
ただ、一つだけ“目標”があります。
"相手がその場面を思い浮かべられるように話す" ということを考えてみて下さい。
「子供がカーペットに牛乳をこぼして大変だった」というエピソードは、それだけではわからないことだらけです。
どんなカーペットにこぼしてしまったのか?
その時、あなたは何と言ったのか?
お子さんはどんな顔をしていたのか?
カーペットはどんな状態になったのか?
その時、あなたはどう思ったか?
・・・などなど。
そして!
それらの"?"に答える情報をエピソードに加えてみると・・・
『 カーペットにまつわる話と言えば、先週、私がとっても気に入っていた真っ白なカーペットに娘が牛乳をこぼしたんですよ。『何てことするのっ!』って私は怒ったのですが、娘はキョトンとした顔で私を見ていました。「白いカーペットに白い牛乳をこぼしただけだよ?」とでも言いたげな目で。罪悪感ゼロ。すぐにぞうきんで拭いたのですが、な~んか牛乳くさくなってしまったような・・・。あぁ、お気に入りだったのにぃ!』
と、話をふくらめることができるようになりますね。
「近所の子供たちが百人以上、同じ進学塾に殺到していてビックリしたという話」も、
『 学習塾にまつわる話と言えば、近所の有名進学塾のことだ。テレビCMを多くやっている塾だからこの近隣で知らない人はいないだろう。しかし、それにしても生徒数が多い。外から見えるだけでも100人以上はいるだろうか。このあたりは田舎で子供の数がそう多いとは言えない地域だ。この地域の子供はみんなこの学習塾に来ているのではないだろうか』
と具体的な内容を追加していくことで、話がふくらんできますね。
「○○にまつわる話」を頭の中で考えるだけなら、通勤電車の中でもできますよね!
このトレーニングを何度も繰り返すことで、あなたの頭はあるテーマに沿ったエピソードをひねり出すのが得意になってきます。
DMやチラシ、メールマガジンを書く時、商品紹介文にこのようなエピソード文をちょっと加えられるようになると、文章全体がとっても活き活きとしてくるんです (#^.^#)
「ことのは塾」のお客様では、お花屋さん、お肉屋さん、農機具を製造するメーカー、家具を輸入する代理店さんなどがうまく応用して下さっています。
お客様とのコミュニケーションを大事にする会社・お店なら、この方法、覚えておいて損は無いですよ (≧▽≦)


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