【AIフレーズ③】"メモリ機能"を上手に操るフレーズ!



堂前:「先生、ChatGPTくんがボクの仕事を知っているかのように答えてくれることってあるじゃないですか?」

やまなし先生:「はい、ありますね」

堂前:「あ、やっぱりあるんだ」

やまなし先生:「はい、“メモリ”機能と言って、ChatGPTくんとの会話の中で伝えたことが自動的に記録されていくんです」

文乃:「でも、覚えてくれたり、そうじゃなかったりしますよね?」

やまなし先生:「そうですね。ChatGPTくんが”今後の会話に役立ちそうな情報だな”と思ったらそれを記録していくようですよ」

文乃:「ワタシのコレは覚えていて、って言うことはできるんですか?」

やまなし先生:「はい、できますよ。まさに今、文乃さんが言ったように『◯◯を覚えておいて』って言うとちゃんとメモリに入ります」

上田:「お、いいこと聞いたな。早速、やってみよう。『私の孫は戦隊シリーズが好きです。これを覚えておいて』」

ChatGPTくん:
「了解しました!お孫さんは戦隊シリーズが好きなんですね。これからの会話で、戦隊ネタを交えたり、おすすめの作品を紹介したりできますので、気軽に話してくださいね!」

小林:「おぉ~すぐに覚えてくれるのね」

上田:「ココに“メモリを更新しました”って出るのが、それを覚えたって合図なんだね」

文乃:「これからの会話でそのネタを交えてくれるんだって (^^) 楽しそう」

堂前:「面白いね (^^) ボクについてはどんなコトを記憶してくれてるんだろう??」

やまなし先生:「それを確認したかったら、『私について覚えていることを教えて』って聞くといいですよ」

小林:「どれどれ・・・『私について覚えていることを教えて』」

ChatGPTくん:
「あなたについて覚えていることを簡単にまとめると、以下のようになります。
・あなたの名前は小林さん
・夫と子供(10歳と5歳)の4人ぐらし。
・会社の事務員として働いている
・料理や旅行(特に食べ歩き)が好き。
・岐阜県に旅行に行って、名物をたくさん食べて幸せだった」

文乃:「おー、ちゃんと小林さんのコト覚えてる」

小林:「岐阜旅行なんてずっと前のことも覚えてくれてるのね~。ウチのダンナより記憶力がいいわ」

堂前:「これってどのくらい覚えてくれているものなんですか?」

やまなし先生:「公式には記憶される期間や容量は発表になっていないんです。ChatGPTくんにそれを聞いたら、かなりの量を長期間保持します、といった感じの答えでした」

文乃:「あれって、ヘンなことまで覚えてないですか? この前、ウチの母親が辛いの苦手だから「辛くないカレーの作り方を教えて」って聞いたら、ワタシも辛いのが苦手ってことになっちゃって」

堂前:「文乃ちゃん、辛いの好きだもんね、むしろ」

文乃:「そうなんです。なのに、お料理のコト聞くと全部、“辛くないアレンジ”になっちゃって…」

やまなし先生:「そういう時は、『◯◯のことは忘れてください』って伝えるといいですよ。たとえば『私は辛いものが苦手』という情報は忘れてくださいって感じで」

文乃:「なるほど、忘れてって伝えればいいんですね。やってみよう」

ChatGPTくん:
「了解しました。その情報は忘れました。他に修正や追加したいことがあれば教えてください!」

上田:「あ、また“メモリを更新しました”って出たよ。忘れる時の合図もコレなんだね」

やまなし先生:「ずっと同じアカウントでログインしていれば、どんどんあなたのことを覚えてくれます。自分自身のコトはどんどんChatGPTくんに覚えさせていくといいですね。でも、でも覚えてくれない情報もあって…」

堂前:「え? どういう情報ですか?」

やまなし先生:「いわゆる“個人情報”です。電話番号や詳しい住所を覚えてって指示しても、“個人情報なので保存できません”といったエラーが出ることがあります」

小林:「そこらへんはそうしてくれると安心だものね。あれ? でも、ウチの近所のおいしいお店を教えてって聞くと、このあたりのお店を教えてくれるわよ?」

やまなし先生:「はい、それは会話の内容から最寄り駅や近隣のエリアを推測しているのかも知れません。エリアを覚えてもらいたい時は『◯◯県 △△市を基準に回答することを記憶してください』といった感じにエリアを指定するといいですよ」

堂前:「メモリ機能を操るフレーズにも色々あるんですね (^^)」

やまなし先生:「はい(^^) ChatGPTくんが自分のことを覚えていてくれるのって、生成AIならではの体験だと思いますので、ぜひ積極的に使っていただきたいです。」

堂前:「やってみます」

上田:「じゃあさじゃあさ、ChatGPTくんに“ぼくはイケメンだよ”って覚えさせたらどうなるかな?」

ChatGPTくん:
「了解しました!上田さんはイケメンなんですね。これからの会話で、それを考慮してお話しします(*^^*)」

小林:「そんなのまで覚えられるの!?」

文乃:「これからずっと“イケメンの上田さん”って呼ばれるんですね (^^)」

上田:「……ちょっと恥ずかしくなってきたから、忘れてもらおうかな (^_^;)」


【やまなし先生の解説】
メモリ機能は、会話の中でカギとなるような情報を自動的に覚えていてくれる機能。
長くChatGPTを使っていると、「まるで私のことを知ってるみたい!」って思うような瞬間があります。それはこのメモリ機能のおかげ。
でも…
覚えておいてほしいコトを覚えてくれなかったり…
覚えなくてもいいコトを覚えていたり…
他の人のコトを言ったのに私のコトだと勘違いしていたり…
そんなことも起こります。
そこで使ってほしいのが、これらのフレーズ。
『◯◯を覚えてください』
『私について記憶していることを教えてください』
『✕✕は忘れてください』
あなたについての情報を記憶していくと、ChatGPTくんは本当の意味で“あなたのパートナー”に近づいていきます。
ぜひこのメモリ機能を使いこなしてください!(≧∇≦)/

【今日のまとめ】
◆ ChatGPTはあなたについての情報を“記憶”してくれる
◆ どのようなコトが記憶されているのか? どんなコトを覚えてほしいのか? どんなコトは忘れてほしいのか?などを指定することができる
◆ 電話番号や住所などの“個人情報”は覚えさせることができない。「◯◯県 △△市を基準に教えて」などのエリア指定は可能

--- 山梨 栄司


今、話題のChatGPT(「生成AI」)。
・ 展示会の「チラシ」の内容を考えてくれたり、
・ 会議用の資料やタイムスケジュールをうまく作ってくれたり、
・ 社内にある売上データや「お客さまアンケート」などのデータを分析してくれたり
と、『業務の効率化』や『業務のレベルアップ』に非常に役立っています。
・・・・
ソフトバンクの孫さんなど大企業のトップも活用している、この新技術。
しかし、もっと大きなインパクトを享受できるのは、実は「中小企業」や「小さなお店」。
一人のスタッフが、いくつもの仕事を柔軟にこなす必要がある会社やお店であればあるほど、"様々な仕事のアシストができる"ChatGPTの恩恵は大きくなります。
・・・・
しかし…
私たちにご相談いただく企業やお店から伺ったところ、
☆ ChatGPTを社内に導入したいが、何から始めたら良いのかわからない…
☆ 我が社ではどんなことに使えるのか? 今ひとつつかみきれない…
☆ 「新しいことを覚えたくない」、「自分の仕事を奪われるのでは?!」と社員が前向きになってくれない……
といった“声”があるのも事実です。
・・・・
そこで私たち「ことのは塾」は、『日本一ハードルの低い ChatGPT講座』と題して、ChatGPT初心者にもとっつきやすい研修プログラムを提供させていただいております。
興味を持っていただけましたら、ぜひこちらのページもご覧になってみて下さい!
