仕入れた理由を思い出そう! ~ 【「ことのは塾」の商品紹介テクニック】
こんにちは!「ことのは塾」の やまなし です。
先日、お伺いしたセミナーでこのように言っている方がいらっしゃいました。
『本当に全く何を書けばいいのか思いつかないんです。そういう時はどうしたらいいのでしょうか?』
ある商品を売るための文章を書かなくてはならない・・・
でも、全く何を書いたら良いのかわからない・・・
あなたにもそんな時があるのではないでしょうか?
そんな時、「ことのは塾」ではこのような方法をオススメしています。
あなたが『その商品を"仕入れた理由"』を思い返してみて下さい
ご自分が売っている商品を一つ思い浮かべてみて下さい。
そして、その商品を"仕入れた理由"を思い出してみましょう。
(※他社から仕入れた商品を売っているのではなく、自社で作った商品を売っている方であれば、『その商品を作っている理由』、あるいは『その材料を選んだ理由』を考えてみて下さい)
品質が良いから・・・
大きさがちょうどいいから・・・
今、売れているから・・・
様々な"答え"がありますよね。
この質問をした時に、「何を書けばいいのかわからない」と困っている方からは、
『そんな、"仕入れた理由"なんて知りませんよ。上から言われたモノを売っているだけで・・・』
という"答え"が返ってくることがよくあります。
その商品が"仕入れられた理由"が自分にも把握できていないわけですね。
正直、その状態では”良い商品紹介文”を書こうとしてもなかなか難しいです…。料理をするのに材料が揃っていないようなものです。
自分ひとりでわからなければ、仕入れ担当者さんに聞いてみるといいでしょう。
どうしてこの商品を仕入れたのか?そこには大小さまざまな"理由"が隠されているはずです。
"理由"を挙げることができた方は、もう一歩、考えを進めましょう。
挙げられた"理由"の中から、文章には載せられない理由を除外します。
除外するものは、たとえば「自社の都合による理由」です。
「いつもより仕入れ値が安かったから試しに仕入れてみた」、「本社の在庫処分で引き取らざるを得なかった」、「付き合いのある問屋から頼まれたから仕方なく」・・・などなど。
これらの"理由"は、アピールポイントとするには向きません。
『付き合いのある問屋から頼まれたから、渋々仕入れた商品です。買って下さい!』
と言われて、『ほぉ、付き合いのある問屋から渋々仕入れたものかね。じゃあ、一つもらおうか』という方はおそらくいません。いたとしたら、それはノリツッコミをしようとしている方です。
そのような「自分の都合」にまつわる"理由"を除外した後に残る"その商品を仕入れた理由"は、立派なアピールポイントとして使えるものばかりです!
例えば、先日のセミナーで『本当に全く何を書けばいいのか思いつかないんです』と言ってきた方は、最近、マフラーを仕入れたそうなのですが、その"理由"は・・・
「他では見たことが無い柄だったから」
「少し短くて、軽く着こなすにはちょうどいいと思って」
という"理由"を挙げていました。そんなところに惚れ込んだわけですね (´ω`)
この2つ、すでに立派なアピールポイントですよね?
言っている本人も、「あー、言われてみれば確かにそうです」と納得しておりました。
・・・
何をアピールしたら良いのか迷った時は、「商品を仕入れた時」に時間を巻き戻してみて下さい。
きっと、あなたのアタマをスッキリさせてくれるはずですよ!
--- 「ことのは塾」 山梨 栄司
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