【ChatGPTとつくる商品紹介文 (5)】~ 追加の質問例、いろいろ

こんにちは!「ことのは塾」の やまなし です。

前回は「ChatGPTには“追加”でどんどん質問していこう!」というお話をさせていただきました。

ChatGPTが出してきた回答に対し、「ソレについてもっと詳しく教えて」といったより詳しい説明を求める質問や、「それは違うと思うのですが…どうでしょうか?」とChatGPTの回答にギモンを投げかける、 というのも良い追加質問だという話をしました。

今回もそのような「追加質問」を色々と紹介していこうと思います!

◆ “デメリット”を聞く

--- 新商品のアイスクリームを広める作戦を聞くプロンプト ---

新商品のアイスクリームの魅力を知ってもらうためには、どのようなことをしたら良いでしょうか?

このような質問をすると、様々な“作戦”をChatGPTが提案してくれます。

1)ソーシャルメディア活用: InstagramやFacebook、Twitterなどで美味しそうな写真や動画をシェアする。

・・・

5)ポップアップストア:期間限定で特設店舗を開き、商品を直接販売します

・・・

11)ユーザー参加型:ユーザーが新しいフレーバーを提案できるキャンペーンを行うなど、クリエイティブに参加してもらう

といったアイデアが提案されました。こういったアイデアを提案してくる時って、普通は“良いコト”しか言わないですよね (^_^;) ChatGPTくんも同じです。

そこで…

--- 作戦の“デメリット”を聞くプロンプト ---

「ポップアップストア」をやってみたいのですが、デメリットや課題は何かあるでしょうか?

と、ちょっと言いにくいコトも聞いてみましょう。すると…

・初期投資:初期投資にそれなりのコストがかかる場合があります

・期間限定だからこそのデメリット:成功しても長期間続けられない形態です

・許可や規制への対応:場合によっては出店許可を公的に得る必要があるなど
…(後略)

と、そのアイデアに関するネガティブな要素もちゃんと挙げてくれます。

このようにメリット・デメリットの両面を知っておくことで、より冷静に各アイデアを吟味することができますね。

◆ 数多くのアイデアを出してもらったら、「ランキング」を聞いてみる

ChatGPTの良いトコロは、多角的にたくさんのアイデアを出してくれるところ…ですが、その一方で「アイデアがたくさんありすぎて、何から手をつけたら良いのか決められない…」という悩みも一緒に連れてきてしまうことがあります (^_^;)

そのようにたくさんのアイデアを出してもらった時は、こんな追加質問をしてみると面白いですよ。

--- 最初に何から始めれば良いか?を聞くプロンプト ---

それらのアクションの中から、最初に何から手を付ければ良いでしょうか? 100点満点で点数をつけて並べてください

すると、こんな回答をしてくれます。

ターゲット分析&商品分析 - 95点: どんな人にどんなアイスクリームを販売していくのかを最初に分析しましょう。これが明確でないと、他のマーケティング戦略が効果を発揮しない可能性が高いです。

ソーシャルメディア - 80点: 今日の消費者はオンラインで情報を得る傾向があり、ソーシャルメディアはその強力なツールです。

試食 - 75点: 実際に製品を試してもらうことで、顧客の反応を直接見ることができます。

インフルエンサー - 70点: 彼らが製品を推薦すれば、そのフォロワーも購入を検討する可能性が高くなります。

このように点数をつけて、並べてくれると、「自分がまず何から手を付けたら良いのか」を考える時の良いヒントになりますね。

◆ よりたくさんのアイデア、より具体的なアイデアをもらう質問

一方で「もっとたくさんのアイデアがほしいな」、「こういうコトに絞り込んだ場合のアイデアがほしいな」という場合もあるでしょう。

--- ペンションのキャッチフレーズを聞くプロンプト ---

ウサギを飼っている人に特化したペンションのキャッチフレーズを考えて下さい。

このような質問はChatGPTの得意分野。あっという間に10個くらいのアイデアを出してくれます。

1."うさぎと一緒に、最高の休日を。"

2."ウサギも大歓迎!こちらはふわふわの楽園です。"

3."家族全員で休暇を楽しめる、ウサギフレンドリーなペンション!"

・・・(他 7アイデア)

「これらの言葉もいいけど、もっと他にも無いかなぁ」と思った時はシンプルに…

--- アイデアがもっと欲しい時のプロンプト ---

他にも、もっとアイデアを下さい!

と言ってみましょう。またまたあっと言う間に20個くらいのアイデアを出してくれます。

・・・・

その時、サービスの"特長"を伝えると、よりリアルな提案をしてくれるというのは、キャッチコピーづくりの時でも変わりません。

--- 商品特長を伝えて聞き直すプロンプト ---

「シニア夫婦がペットのうさぎと一緒に泊まる宿」だとしたら、どのようなキャッチコピーがいいでしょうか?

このように追加質問すると、ちゃんと「シニアとうさぎ」というシチュエーションに合った言葉を考えてくれます。

"年齢を重ねても、うさぎと一緒の時間は特別。"

"長年の愛を、うさぎと共に新たな場所で。"

"年を重ねても冒険は終わらない、うさぎと共に。"

・・・

このように「シニア夫婦がペットのうさぎと一緒に泊まる宿」のキャッチコピーを考えてくれます。

◆ あなたの“要望”を伝えていくのが「追加質問」

このように「追加質問」を重ねていくほど、あなたの求める回答に近くなっていくのがChatGPTとのやり取りです。

あなたがどのような回答を求めているのか? それを伝えていくほど、より良い、より参考になる回答が返ってくるようになるんですね。

そう考えると、やはり主役は人間である“あなた”。

質問者がどのような答えを求めるかによって、ChatGPTの回答は大きく変わります。

あなたに求められるのは、「質問するチカラ」。

「そのアイデアにデメリットはある?」

「そのやり方は100点満点で言うと、何点?」

「◯◯専用だとしたら、どんな言葉が考えられる?」

このような、「質問の“例”」をたくさん知っておくことで、質問もしやすくなってきますね。

そうして質問を重ねていくと、どんどん自分の質問力が上がっていくのを実感できるようになると思います。

ChatGPTは、何回でも飽きずにこちらの質問に付き合ってくれます。

ぜひ、様々な質問をして、「どんな質問をすれば、どんな回答が返ってくるのだろう?」という勘どころをつかんで下さい!

【次回につづきます】

--- 「ことのは塾」 山梨 栄司

今、話題のChatGPT(「生成AI」)

展示会の「チラシ」の内容を考えてくれたり、

会議用の資料やタイムスケジュールをうまく作ってくれたり、

社内にある売上データや「お客さまアンケート」などのデータを分析してくれたり

と、『業務の効率化』『業務のレベルアップ』に非常に役立っています。

・・・・

ソフトバンクの孫さんなど大企業のトップも活用している、この新技術。

しかし、もっと大きなインパクトを享受できるのは、実は「中小企業」「小さなお店」

一人のスタッフが、いくつもの仕事を柔軟にこなす必要がある会社やお店であればあるほど、"様々な仕事のアシストができる"ChatGPTの恩恵は大きくなります。

・・・・

しかし…

私たちにご相談いただく企業やお店から伺ったところ、

☆ ChatGPTを社内に導入したいが、何から始めたら良いのかわからない…

☆ 我が社ではどんなことに使えるのか? 今ひとつつかみきれない…

☆ 「新しいことを覚えたくない」、「自分の仕事を奪われるのでは?!」と社員が前向きになってくれない……

といった“声”があるのも事実です。

・・・・

そこで私たち「ことのは塾」は、『日本一ハードルの低い ChatGPT講座』と題して、ChatGPT初心者にもとっつきやすい研修プログラムを提供させていただいております。

興味を持っていただけましたら、ぜひこちらのページもご覧になってみて下さい!

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