『大きく育った樹だからこそ収穫できるりんご』 ~ ツチヤ農園

長野県…アップルロードを走っていると大きなカンバンが目に入る『ツチヤ農園』。

そこで家族とりんごを育てる土屋剛志さんは、近年、大きな災害に見舞われてしまいました…。2019年の台風19号では、新幹線の基地も水に浸かってしまうほどの水害が起き、土屋さんのりんご園も例外ではなく、ほぼ全域が水に浸かってしまったと言います。

そんな状況であるのに、私は驚くような言葉を土屋さんから聞きました。

『これでね、“土”が良くなるかも知れない』

りんごの栽培では、特に“土”にこだわりのある土屋さん。りんご園では、「土づくり」に長い時間と労力をかけてきたと言います。そのように精魂込めて作り上げた“土”がこの台風で流されてしまいました。なのに、これで土が良くなるかも知れない、とは?

『台風だって、水害だって“自然の働き”。確かに水浸しになってしまって、すぐにりんご園は再開できません。でも他の所から流れてきた土が、このりんご園の土をもっと豊かにしれくれるかも知れないから、そこには希望を持っています』

この言葉に私は土屋さんの、りんご農家さんの“強さ”を見せてもらいました。

(きっと、この“土”でさらにこの園のりんごが美味しくなるはず…)

すべての基礎となる「畑の土」。ここまで手を掛け、心を込めて作られた土に舞い降りたのは災害ではなく、進化のキッカケだったのかも知れません。

・・・

土屋さんのこだわりは、“土”だけではありません。

ツチヤ農園のりんごの樹を見ると、他のりんご園と比べて、はっきりと“大きい”のです。

『小さく剪定すれば、収穫はしやすくなるんですよ。でも、やっぱり大きな樹になったりんごの方が美味しい、と僕は思うんですよね』

ツチヤ農園のりんごが『大樹のりんご』と名付けられたのは、これが由来。

大きく育った樹の多くの葉が太陽の光をたっぷり受け、その栄養が果実にどんどん送られる…大きな樹で収穫されたりんごが美味しいワケです。

土と樹と…果樹園の基本中のキホンを丁寧に丁寧に作っているからこそ、ツチヤ農園のりんごは美味しいのですね。

水害以降、土屋さんはさらなる品種にもチャレンジされています。土屋さんがりんごにかける情熱は台風なんかに流されることはありませんでした。

さらなる進化を遂げていくツチヤ農園。

りんご狩りや直売もされているので、りんごの本場、長野にお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。普通のりんごとは一線を画す、“大樹のりんご”が味わえますよ。

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