【ChatGPTとつくる商品紹介文 (1)】~ 伝えたいコトは人間が考えないとダメ!
こんにちは!「ことのは塾」の やまなし です。
今回から新シリーズ、『ChatGPTとつくる魅力的な商品紹介文』が始まります!
今、話題のChatGPTと一緒に「魅力的な商品紹介文」を作るノウハウを一緒に考えていくメルマガです。
実際にChatGPTで文章を作りながら読み進めていただけると嬉しいです (^^)
◆ ChatGPTの準備
このメルマガでは、皆さんがChatGPTを使えるという前提で話を進めていきますね。
まだChatGPTを使っていないという方は、こちらのページに“始め方”が詳しく載っていますので参考になさって下さい。
【優良WEB:ChatGPTのログイン方法!始め方やログインできない場合の対処法まで】
基本的な利用は無料ですし、日本語でもやり取りができますので、安心して使ってみて下さい(^^)
では、早速、『ChatGPTと一緒に「魅力的な商品紹介文」を作るノウハウ』を順番に見ていくことにしましょう。
◆ 「それらしい商品紹介文」なら、すぐに作ってくれる
極端な話、ChatGPTに下記のような依頼文(プロンプトと言います)を入力するだけで、ある程度の商品紹介文は作成してもらうことができます。
--- Tシャツの商品紹介文を生成するプロンプト ---
「Tシャツ」の商品紹介文を作って下さい。
実際にChatGPTに入力してもらえればおわかりになると思います。
一瞬にして、次のような商品紹介文を作ってくれます。
「洗練されたスタイルと快適な着心地が特長の「Tシャツ」。日常のカジュアルなコーディネートに欠かせないアイテムです。高品質な綿素材を使用し、肌に優しい着心地を提供します。
自分用に購入するのはもちろん、大切な人へのギフトとしても最適です。ファッションと快適さを融合させた「Tシャツ」で、日々のスタイリングを新たなレベルに引き上げましょう。」
実際はもっと長文の紹介文を一瞬で作ってくれます。これはすごいですよね!(≧∇≦)/
◆ 「一般的なモノ」の商品紹介文でしかない
でも…(^_^;)
この文章を冷静に読んでみると…
「一般的なTシャツ」についての紹介文であって、「我が社のTシャツの魅力」を伝えているわけではない
ということがわかっていただけると思います。
なおかつ、「Tシャツ」というモノ(商品)がよく知られていたので、ある程度、正しい情報が出てきますが、これが“発売されたばかりの新しい商品で、まだ世間に知られていないモノ”だとしたら、どうでしょう?
・ 新発売のドレッシングの商品紹介文 プロンプト
フンドーキンの「まろやかだし醤油 ドレッシング」の商品紹介文を作って下さい。
フンドーキンから2023年春に発売された「まろやかだし醤油ドレッシング」。
まだまだ目新しい商品です。
【参考】:https://shop.fundokin.co.jp/c/2023harusinnsyouhin/06768
メーカーさんが用意したこのドレッシングの商品紹介文はこちら。
「香り豊かなかつおだしとコクのあるたまり醤油を使用した、まろやかな風味の和風ドレッシングです。
酸味が優しくまろやかなので、お子様も美味しく食べれます。サラダチキンを使ったサラダや魚のカルパッチョ、マリネなどまろやかなだし風味が素材の味を引き立てます。」
使われている材料や味わい、どんな人も食べやすくて、どんな料理に合うのか、などの情報がちゃんと入っていますね。
対して、こちらがChatGPTが作ってくれた商品紹介文。
「もちもちの食感と深い味わいが特長の「フンドーキン まろやかだし醤油 ドレッシング」。
豊かな風味とまろやかな口当たりが、どんなサラダにも絶妙なアクセントを添えます。
伝統的な醤油の香りが食欲をそそり、さまざまな野菜との相性も抜群。シンプルながらも奥深い味わいが、毎日の食卓を彩ります。健康を意識する方にもぴったりな、バランスの取れた美味しさをぜひお楽しみください。「フンドーキン まろやかだし醤油 ドレッシング」で、新しいサラダの世界をお試しください。」
サラダにかけるドレッシングなのに、なぜか「もちもちの食感」と言ってしまっているように、コレがどのようなモノなのかすら理解できていないようです…(^_^;)
そしてもう一点、ChatGPTの作った商品紹介文は、「かつおだしやたまり醤油を使っている」、「サラダチキンやカルパッチョに合う」など、この商品独特の“特長”が盛り込まれていません。
言葉づかいや表現はステキなものではあるのですが、どうしても“中身”が薄いように思われてしまいます…。
◆ 現時点でのChatGPTの“限界”
これが現時点でのChatGPTの“限界”と私たちは考えます。
よく知られている商品でなければ、商品紹介文を作ることができない
その商品の“特長”までは表現されない
言葉にすれば、たった2行なのですが、商品紹介文にとってはこの2つは“命”とも言えること。
まだ世の中に知られていない商品だからこそ、お客さまに知ってもらうために商品紹介文を作るのです。
そして、この商品の魅力的なポイント(アピールポイント)が伝えることができて初めて魅力的な商品紹介文と言えます。
◆ “限界”を超えさせるシンプルな方法とは?
この“ChatGPTの限界”を超えさせる方法は、非常にシンプル。
「この商品について、あなたが伝えたいこと」をChatGPTに教える、ただそれだけです。
具体的に言えば、依頼文(プロンプト)に「商品の特長やアピールポイントを書き込む」のです。たとえばプロンプトを下記のようにするだけで、生成される商品紹介文の精度は格段に上がります。
☆ 改良版 商品紹介文プロンプト
これから以下の条件の商品紹介文を生成していただきたいと思います。プロのコピーライターのように振る舞って下さい
テーマ商品について下記の情報を{基本情報}として記憶し、お客さまが魅力的に感じるような商品紹介文を生成して下さい。
※ 回答が空欄の場合は無視して下さい。
【テーマ商品:基本情報】
◆ 商品名:『まろやかだし醤油ドレッシング』
◆ 概要:かつおだしとたまり醤油を使用した、和風ドレッシングです。酸味が優しくまろやか。小さなお子さんにも。サラダチキンや魚のカルパッチョ、マリネなどにオススメ
300mlペットボトル。賞味期限300日
◆ 価格-料金:1本 400円(税込)
◆ メーカー/販売会社:フンドーキン醤油株式会社
◆ ブランド:
実際にChatGPTに上記のプロンプトを入力していただくと、先ほどとは違った商品紹介文が出力されるのを確認していただけます。
今度はちゃんと「和風ドレッシング」として認識され、より魅力的な商品紹介文が作られますね。
◆ あなたが伝えたいコトは、あなたじゃなきゃ!
「あなたが伝えたいコト」、「この商品で注目して欲しい部分」など、その商品にかけた“想い”は、AIでは計り知ることができません。
だからこそ、人間であるあなたが考え、ChatGPTに伝えていく必要があるのです。
ChatGPTは、その“想い”を「言葉」にするお手伝いをしてくれます。
先ほどのプロンプトをもう一度、ご覧になってみて下さい。
よく見ると「◆ 概要」の部分は、箇条書きになっていたり、言葉足らずだったりします。
でも、このくらいの断片的な情報でもChatGPTは文章にしてくれるんですね。
ChatGPTが得意なのはこの「言葉にする」という作業。
そして、あなたにしかできないことは、「商品にかけた“想い”を伝える」こと。
このコラムのタイトルが「ChatGPT“と”つくる…」となっているのは、ChatGPT単独でなく、人間のあなたと一緒につくるからこそ魅力的な商品紹介文ができる、という意味を込めています。
この時代に誕生したあなたの強力なパートナー、ChatGPTと一緒に魅力的な商品紹介文を作る方法をこれから詳しく見ていくことにしましょう!
【次回につづきます】
--- 「ことのは塾」 山梨 栄司
今、話題のChatGPT(「生成AI」)。
・ 展示会の「チラシ」の内容を考えてくれたり、
・ 会議用の資料やタイムスケジュールをうまく作ってくれたり、
・ 社内にある売上データや「お客さまアンケート」などのデータを分析してくれたり
と、『業務の効率化』や『業務のレベルアップ』に非常に役立っています。
・・・・
ソフトバンクの孫さんなど大企業のトップも活用している、この新技術。
しかし、もっと大きなインパクトを享受できるのは、実は「中小企業」や「小さなお店」。
一人のスタッフが、いくつもの仕事を柔軟にこなす必要がある会社やお店であればあるほど、"様々な仕事のアシストができる"ChatGPTの恩恵は大きくなります。
・・・・
しかし…
私たちにご相談いただく企業やお店から伺ったところ、
☆ ChatGPTを社内に導入したいが、何から始めたら良いのかわからない…
☆ 我が社ではどんなことに使えるのか? 今ひとつつかみきれない…
☆ 「新しいことを覚えたくない」、「自分の仕事を奪われるのでは?!」と社員が前向きになってくれない……
といった“声”があるのも事実です。
・・・・
そこで私たち「ことのは塾」は、『日本一ハードルの低い ChatGPT講座』と題して、ChatGPT初心者にもとっつきやすい研修プログラムを提供させていただいております。
興味を持っていただけましたら、ぜひこちらのページもご覧になってみて下さい!