「アンケート」は、"文章"に活用できるんです。例えば、こんな風に
こんにちは! 文章作成講座~「ことのは塾」の やまなし です!
ある健康食品のネットショップでは、商品のキャッチコピーにこんなコトを書いています。
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「100人中 73位くらいならワタシも入れるかも・・・」
実際に100人が試してみました! こんな"結果"をもたらすダイエットクッキーです
・やせた! 73% ・現状維持 25% ・逆に太った・・・ 2%
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このお店の主力商品であるダイエットクッキー。
それをご購入いただいた方100人にアンケートをとって、その"結果"をキャッチコピーにしたのです。
実際のウェブページでは「やせた!73%」がとても大きな文字になっており、必ず目に飛び込んでくるようになっています。
文章の書き出しやキャッチコピーには、意外とアタマを悩ませるもの・・・。
でも、このようにアンケート結果を利用すれば、カンタンに書くことができますね。
ある雑貨店では「敬老の日」に向けて、こんなアンケートを取りました。
『 おじいちゃん、おばあちゃんに贈りたいプレゼントは何ですか? 』
そうしたところ、こんな結果が得られました。
1位 --- お花
2位 --- 食器
3位 --- 身に付ける小物
・・・
この結果をただ載せるだけではなく、このお店ではアンケート結果を元に、それぞれの品物の"特集ページ"を用意したのです。
そうすることで、おじいちゃん、おばあちゃんに何か贈ろうと思っていた方がこのページを見た時、
「やっぱりお花を贈る人が多いんだ。どんなお花があるのかな?」
「へぇ、食器を贈るのが人気なんだな。どれどれ、どんな食器が人気なのかな?」
と商品にも興味が湧きますよね。
アンケートと連動させて商品を見せていく・・・それもアンケートの上手な使い方の一つです。
・・・
アンケートは、そのような"数値"を聞くだけではありませんね。
いわゆる"自由回答"の質問もすることができます。
そのタイプのアンケートにも、面白い活用方法があるんです。
ある旅館のウェブサイトでは、『当館のサービス』というページに、お客様から寄せられた「ご意見」や「苦情・要望」を載せています。
例えば、
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『 お料理、とてもおいしかったのですが、女性ばかりだったので残してしまいました。一皿のボリュームがもうちょっと少なくても良いのではないでしょうか 』
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というような、お客様から寄せられた"声"が載せられているのです。
もちろん、そのような"声だけ"を載せるのではありません。
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『 お料理、とてもおいしかったのですが、女性ばかりだったので残してしまいました。一皿のボリュームがもうちょっと少なくても良いのではないでしょうか 』
~ というお客様の声を受けまして、当旅館では『姫会席』というコースをご用意させていただきました。
一皿のボリュームを少し抑え、その代わり高級食材や、珍しい地元の素材をふんだんに使ったコースです。
おいしいものを少しずつ召し上がりたい・・・そんな方におすすめのコースです。
ぜひ、こちらもお選び下さい
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というように、お客様の"声"に加え、「それによって改善された点」をアピールしていったのです。
この旅館では、この他にも
・客室に加湿器を設置した
・ロビーにあるマッサージ機をついたてで仕切り、"半個室"にした
・お茶どころの旅館なので、自由に飲めるお茶の葉が各部屋に置いてある
というサービスがあるのですが、これらは全てお客様のご意見・ご要望から生まれたアイデアなのです。
これらをただそのまま「当旅館のサービス」としてウェブページに書いたとしても、さほど注目されはしないでしょう。
しかし、「こんなご意見がありました」→ 「そこでこう改善しました」とすれば、物語性もあり、注目を集めます。
また、「宿泊客の声をちゃんと聞いてくれる旅館なんだな」という印象を与えることもできますね。
この旅館は「お客様アンケート」を取るようになって、経営状態が大きく変わりました。
お客様の声を聞いてサービスを改善していったことはもちろん、自分の旅館の「良いところ・足りないところ」がわかるようになって、『アピール』も上手になったのです。
この旅館では、アンケートを取り始めてからの3年間、常に前年を20%以上、上回る利益を出しているそうです。
あなたのお店、会社は「お客様アンケート」を取る必要がありませんか?
「ウチの新入社員にSNSやメルマガの担当を任せたい」
「だから、文章のコツを教えてあげてもらえませんか?」
そのようなご要望で、「ことのは塾」に勉強会を依頼される企業やお店が春は多くなります。
・・・
「若い人ならSNSに慣れているだろう」ということで、新人さんが抜擢されることも多いのですが…
残念ながら、「書くこと」に慣れている人ばかりではありません…。
それに個人のSNSと、会社のSNSでは勝手が違いますし、かかるプレッシャーも大きく違います。
そして、一番の“問題”は・・・
「社内に教えてくれる人がいないこと」
多くの企業では、SNSやメルマガの文章をつくる時のマニュアルなどは無く、担当者個人のセンスに任されているところが少なくありません。
「若い人の感性で、自由にやってよ」
なんて言ってしまっては、新人さんは萎縮してしまいます…。

「ことのは塾」は、こうした新人さんを『商品紹介の即戦力』にするのが得意です!
・ どのような内容を書けばいいのか?
・ 目にとまるキャッチコピーはどう書けばいいのか?
・ “わかりやすい文章”にするために気をつけたいコト
・ 実際に購入につなげるためにはどんな“仕掛け”をすればいいのか?
そのような『商品紹介文のキホン』を20年間、お伝えしてまいりました。

最近では、オンラインで全国各地のスタッフを集めて、一斉に研修会を行う、というスタイルも定番になっています。
「自社商品のキャッチコピーをつくる」という作業を共同でやることで、新人さん同士が仲良くなる、という効果を狙っている、という人事部の方もいらっしゃいました。
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必要なのに、なかなか教えてもらう機会の無い、「商品紹介文の作り方」。
この春、みなさんで学んでみるのはいかがでしょうか?
「ことのは塾」の研修会の詳細&お申し込みはこちらのページからお願いします!
