“誰に”答えてもらいたい? ~ 演じる「役」を与えよう!
「ことのは塾」のやまなしです。
……ココは『日本一ハードルが低いChatGPT講座』……。
今日も教室に生徒さんたちがやってきましたよ (*^^*)
小林: 最近、鶏肉の料理がマンネリ化しちゃってるのよね。いっつも同じ感じの料理になっちゃって。何か新しいアイデアが欲しいわ。
上田: じゃあ、鶏肉じゃない食材にしたら?
小林: いや、鶏肉がいいの!家計に優しいし、子供たちも好きだし。やっぱり鶏肉がいいのよ。
上田: なるほどね。もうChatGPTくんには聞いたんでしょ?
小林: ChatGPTくんが色々レシピを提案してくれるんだけど、もうそのあたりのレシピは大体やっちゃったのよ。こちとら主婦歴12年よ。干支で言ったら一周してんのよ。
やまなし: 小林さん、それならChatGPTくんに演じてほしい“役”を与えてみてはいかがですか?
小林: 演じてほしい役?
やまなし: たとえば、こんな感じです。
「あなたはタイの鶏肉料理専門店のシェフです。鶏肉を使ったおいしい料理のレシピを教えて」
上田:なるほど、「タイの鶏肉料理のシェフ」が、ChatGPTくんに与えられた“役”なわけだね。
ChatGPT: はい、ガイ・ヤーンのレシピをご紹介します。まずは鶏肉をナンプラ―とパクチーでマリネして、皮がカリカリになるまで焼きます。次に…
小林: ガイ・ヤーン!? なにそれ? そんなの家でできるの?
上田:ナンプラーとパクチーだって。家にある?
小林:カ◯ディで売ってるから買おうと思えば手に入るよ。…やったことないから面白そう!やってみる価値あるわ!!
上田: おぅ。燃えている。タイ料理って普段やらないし、新鮮だね。
小林: うん、新しい風が吹いてきたわよっ! 先生、他には他には?
やまなし:どこがいいでしょうねぇ。日本からちょっと離れた国にしてみましょうか。
「ChatGPTくん、あなたはメキシコの料理人です。鶏肉を使ったおいしい料理のレシピを教えて」
ChatGPT: はい、メキシコの鶏肉料理『モレ・ポプラーノ』のレシピをお教えします。まずはチョコレートとチリを使ってソースを作り…
小林: もう初手からおかしいじゃない! チョコレートとチリって♡ それもやったことない!絶対、試してみたい……
上田: なんかスイッチが入っちゃったね…(苦笑)。 先生、ChatGPTくんにやってもらう“役”って「◯◯の国の料理人」っていう以外には何かあるの?
やまなし: はい、もちろん! ChatGPTくんに演じてもらえる“役”には、実に様々なものがありますよ。
たとえば「アスリートの管理栄養士」とすると、運動をする人に適したレシピ。「映え料理が得意なインフルエンサー」とすると、見栄えの変わった料理を紹介してくれます。
小林: これって料理以外の質問でも使えそう。
やまなし: そうそう、そうなんです!
例えば、旅行のプランを立てるときに「あなたは冒険家です」とか、「あなたは文化遺産の専門家です」といった役割を与えることで、全く違った提案がもらえますよ。
小林: なるほどね~。そんな登場人物がオススメする旅行って、きっと面白い。
上田 先生、逆に”役”を与えないとどうなるの?
やまなし: それじゃ、ちょっと試してみましょう。
「あなたは普通のAIアシスタントです。鶏肉を使ったおいしい料理のレシピを教えて」。
ChatGPT: 鶏肉のてりやきをご紹介します。鶏肉に醤油、みりん、砂糖を使ったタレをかけて焼き、最後に照りが出るまで煮詰めます。
小林: ……あ、いつものChatGPTくんだわ。当たり障りのない…落ち着くわー。
上田: …うん、いつものこのコだね。落ち着くわー。
【やまなし先生の解説】
ChatGPTくんは、フツーに質問すると「フツーの答え」を返してきがちです。
元々、そういう仕組みで出来ているので、それ自体はまったくおかしはありません。
でも、「違った視点からの回答がほしいな」、「◯◯の専門家からのアドバイスがほしいな」ということもありますよね。
そんな時は、ぜひChatGPTくんに演じてほしい“役”を与えてあげて下さい。
それぞれの“役”になりきった回答をしてくれますよ。
今回は「質問」でしたが、これが文章などの「創作」でも、“役”になりきってもらうことができます。
「人気のエッセイストになりきって、この文章を面白く書き換えて」
「明治の文豪になりきって、日記を書いてみて」
そんな風に“役”を使うことができます。
ChatGPTくんは、“素”のまま使っても強力なアシスタントとなってくれます。
でも、このコはとっても演技が上手。
ぜひ、演じてほしい“役”を与えてあげて下さい。より輝いてくれますよ!
【今日のまとめ】
◆ ChatGPTに「役割」を与えることで、新しいアイデアや視点を得ることができる。
◆ 役割を変えることで、多様なアプローチや提案が得られる。
◆ 料理に限らず、様々な質問や指示にこの方法は応用可能。
◆ 役割を与えない場合、答えは一般的
--- 山梨 栄司
今、話題のChatGPT(「生成AI」)。
・ 展示会の「チラシ」の内容を考えてくれたり、
・ 会議用の資料やタイムスケジュールをうまく作ってくれたり、
・ 社内にある売上データや「お客さまアンケート」などのデータを分析してくれたり
と、『業務の効率化』や『業務のレベルアップ』に非常に役立っています。
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ソフトバンクの孫さんなど大企業のトップも活用している、この新技術。
しかし、もっと大きなインパクトを享受できるのは、実は「中小企業」や「小さなお店」。
一人のスタッフが、いくつもの仕事を柔軟にこなす必要がある会社やお店であればあるほど、"様々な仕事のアシストができる"ChatGPTの恩恵は大きくなります。
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しかし…
私たちにご相談いただく企業やお店から伺ったところ、
☆ ChatGPTを社内に導入したいが、何から始めたら良いのかわからない…
☆ 我が社ではどんなことに使えるのか? 今ひとつつかみきれない…
☆ 「新しいことを覚えたくない」、「自分の仕事を奪われるのでは?!」と社員が前向きになってくれない……
といった“声”があるのも事実です。
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そこで私たち「ことのは塾」は、『日本一ハードルの低い ChatGPT講座』と題して、ChatGPT初心者にもとっつきやすい研修プログラムを提供させていただいております。
興味を持っていただけましたら、ぜひこちらのページもご覧になってみて下さい!