【AI×幸せ-08】自分の“強み”が活かせるって幸せ


堂前:「この前のイベント、文乃さんのミニ講座、本当に良かったですよね。」

上田:「うんうん。落ち着いていて聞きやすかったし。“あれは誰でもできる”って感じではなかったなあ。」

文乃:「えっ、そんな……ただ話しただけですって。みんな普通にできますよ。」

堂前:「いやいや……“普通に”は無理だと思います。」

文乃:「誰でもできますよ~」

やまなし先生:「じゃあ文乃さん、ChatGPTくんに聞いてみましょうか。『人前で話すことって、一般の人にとってどこが難しいの?』って。」

文乃:「えぇ……そんな大げさに聞くようなことかなぁ…」

ChatGPTくん:「人前で話すことには、次のような“多くの人が難しいと感じる点”があります。
1)人の視線を集める状況で落ち着いていること
2)相手に伝わる順番で内容を組み立てること
3)場の空気や反応を読み取りながら話すこと
これらが同時に求められるため、多くの人にとって負荷の大きい行為です。」

文乃:「……そんなに“難しいこと”なんですか、これって?」

上田:「難しいことだよ~。だから文乃ちゃんが自然にできてるのを見ると“すごいなあ”と思うんだよ。ボクだったら足がガクガクしちゃうな (^_^;)」

堂前:「そうそう、ホントに。“誰でもできる”わけじゃないんですよ。」

文乃:「……自分ではただ話してるだけなんですけどね。」

やまなし先生:「それが強みなんですよ。“自分には自然にできるけれど、他の人には難しいこと”は、立派な”強み”なんです。」

文乃:「……そういう考え方、したことなかったです。」

やまなし先生:「アリストテレスは、 『人は自分の持つ能力や特性を発揮して生きるとき、幸福に近づく』 と言っています。いわゆる“エウダイモニア”の考え方ですね。」

文乃:「えっ……“自分の強みを活かすと幸せになる”ってことですか?」

やまなし先生:「はい。だから文乃さんが“自分の強み=自然にできること”に気づくことは、とっても大切なんです。」

堂前:「つまり、文乃さんはすでに“幸せになるための材料”を持ってるってことですね。」

文乃:「……なんだか、ちょっと照れますね。でも嬉しいです。」

小林:「でも“自分の強み”って、なかなか自分じゃ気づけなくない?」

文乃:「そうですね…。私だって、みんながそう言ってくれたから、そうなのかな…って思ったわけで。“強み”ってどうやって気づけばいいのかな?」

堂前:「そういう時は“プチ自慢大会”をするといいって聞きましたよ。“身の回りの整理整頓がうまい”とか“犬の散歩を忘れない”とか(*^^*)」

小林:「えぇ~ヤダ、そんな小さいコト、恥ずかしい (^_^;) 」

やまなし先生:「そういう時こそChatGPTくんの出番ですよ。人に話すのはちょっと気恥ずかしい“自慢ばなし”でも、ChatGPTくんならちゃんと聞いてくれます。
『今からワタシのプチ自慢を言うから、それをワタシの強みに言い換えて』」

ChatGPTくん:「はい、そのままお聞かせください。小さな自慢も歓迎です。」

小林:「いや〜、照れるわぁ……。…でも、ちょっとだけ言ってみようかな。“朝の支度だけは妙に早い”っていうのがちょっと自慢です。」

ChatGPTくん:「それは“段取りを組み立て、行動の切り替えが早い”という強みです。」

小林:「えっ、そんな立派な言い方になるの?」

堂前:「プチ自慢が、急にプロっぽくなりましたね。」

文乃:「……じゃあ、私もちょっとだけいいですか? “買い物に行くと、目的のものだけ買ってすぐ帰ってくる”っていうのが、ちょっとした特技です。」

上田:「え〜それ絶対すごいよ~。ボク、いつも余計なもの買っちゃう。」

ChatGPTくん:「文乃さんの場合は、“注意を必要な情報にだけ向け、判断を速く行う選択スキル”という強みです。」

文乃:「選択スキル……そんな立派な名前がつくの?」

上田:「自分では“大したことじゃないかな?”って思ってても、こうして言ってもらえると自信になるね。……じゃあ私もいいかな?気づいたら子どもが手をつないでくることがあります。これって自慢なのかな(^_^;)……。」

ChatGPTくん:「立派な自慢です。“相手に安心感を与える非言語コミュニケーション力”と言えます。」

上田:「な、なんかすごい言い方された……。」

小林:「でも当たってるわよ。上田ちゃん、ほんと柔らかい空気があるもん。」

文乃さん:「上田さんのすごい強みですよね。「小さい子にめちゃくちゃ好かれる」ってもう才能

小林:「あはは、そうね。この前の町内会のイベントの時、小さい子どもたちみんな上田ちゃんの周りにいたわね。」

上田:「あはは……まあ、寄ってくるんだけど。強みってほどでも……せいぜい孫と遊ぶ時に便利なくらいですよ。」

堂前:「いや、それは絶対強みですよ。」

上田:「孫がいる人なら“当たり前”だって」

やまなし先生:「当たり前じゃないんです。他の人には難しいことなんですよ。でもここはもう一つ大事なポイントを考えてみましょう。」

文乃:「大事なポイント?」

やまなし先生:「はい。上田さんの場合、 『その強みが未来でどんな価値を発揮するか』ここがいちばん大事だと思うんです。」

上田:「み、未来……?」

やまなし先生:「聞いてみましょうか。『その強みは、未来でどんな価値を発揮するでしょうか?』」

ChatGPTくん:「“子どもに好かれやすい力”が発揮できる未来の例を挙げていきます。
例えば、家族連れが多いイベントで、初めて来る子どもは緊張して固まってしまうことがあります。
上田さんのように“安心できる雰囲気をつくれる人”が声をかけると、子どもがリラックスし、保護者も安心します。
その結果、イベント全体が和やかに進み、参加者の満足度が高まります。
他にも「子供向け商品のアンケート」を取る時など……(後略)」

小林:「ああ……すごく想像できる~。上田ちゃん、そういうの得意そう。」

文乃:「たしかに。イベントの日も、子どもたち上田さんの後ろにくっついて“電車ごっこ”みたいになってましたよ。」

堂前:「あれ、完全に“安心係”でしたよね。」

上田:「え……そんなふうに見えてたの?」

やまなし先生:「はい。
強みって、自分じゃ意外とその価値に気づきにくいかも知れませんが、“未来でどう活かされるか”が見えると、急に価値が見えやすくなります。そんな“未来予想”をChatGPTくんにしてもらうのがいいんじゃないでしょうか」

上田さん: 「……なんか、不思議ですけど……ちょっと嬉しいですね。 自分の力が、未来で役に立つって思えるのって。」

文乃: 「ね、ChatGPTすごいですよね。自分では気づけない“未来”まで見せてくれるんだ。」

小林: 「でもね、私も子どもに寄ってこられる時あるのよ。」

堂前: 「えっ、ほんとですか?意外」

小林: 「意外ってなによ (^_^;)。まぁだいたい『そのお菓子ちょうだい』って言われるんだけど。」

やまなし先生の解説
今日の文乃さんや上田さんとのやり取り、実は心理学や幸福論のとても大切なポイントが詰まっているんです。
人には誰にも「得意なコト」や「人よりうまくできること」があります。
それは生まれつき持っている才能だったり、好きでやっている内に自然に身についたチカラだったりします。
それゆえに…自分にとっては当たり前すぎて、その価値に気づけないことも…。
心理学では、この現象を『認知のズレ』と呼ぶことがあります。
自分の力の価値を、正しく受け取れていない状態ですね。
アリストテレスは、人が持っている“強み”の発揮そのものが、深い満足感や自己成長、つまり“幸せ”と結びつくと言っています。
そう考えると『私はこういう力を持っている』と気づくことが、すでに幸福の一歩なんですね。
ChatGPTのようなAIは、このズレを埋めてくれる存在です。
「自分には“強み”って言えることなんて無いよ…」なんて思っている人はぜひ一度、ChatGPTにプチ自慢してみて下さい!
今日のまとめ
今回のAIフレーズはこちら。
『今からワタシのプチ自慢を言うから、それをワタシの強みに言い換えて』
— このプロンプトは、内容より“言い方”が大事です。
「プチ自慢」と宣言してから話すことで、ChatGPTが“良い部分を拾い上げるモード”に入ります。
小さな行動でも前向きに解釈してくれるので、遠慮せず“日常の当たり前”を素材にするのがコツです。恥ずかしいくらいの小さなエピソードのほうが、意外と強みがクリアに見えます。
『◯◯って一般の人にはどこが難しいの?』
— この質問は、強みを“比較のレンズ”で浮かび上がらせるためのもの。
答えの精度を上げるコツは、◯◯に入れる行動をできるだけ具体的に書くことです。
「料理」より→「冷蔵庫の中身で即興で2品つくる」
「話すこと」より→「10分以内で要点だけまとめて話す」
こんな風に具体化すると、自分では気づけない高度さがくっきり出ます。
自分の能力を“外側から見直す”ときにとても便利です。
『私の強みは、未来でどんな価値を発揮するでしょうか?』
— このプロンプトは、そのまま聞くだけで面白い答えが返ってきやすいです。
AIが出してくれた未来例の中で、「これ近いかも…」、「これ面白そう!」とあなたの直感を刺激したモノが良いヒントになります(*^^*)

今、話題のChatGPT(「生成AI」)。
・ 展示会の「チラシ」の内容を考えてくれたり、
・ 会議用の資料やタイムスケジュールをうまく作ってくれたり、
・ 社内にある売上データや「お客さまアンケート」などのデータを分析してくれたり
と、『業務の効率化』や『業務のレベルアップ』に非常に役立っています。
・・・・
ソフトバンクの孫さんなど大企業のトップも活用している、この新技術。
しかし、もっと大きなインパクトを享受できるのは、実は「中小企業」や「小さなお店」。
一人のスタッフが、いくつもの仕事を柔軟にこなす必要がある会社やお店であればあるほど、"様々な仕事のアシストができる"ChatGPTの恩恵は大きくなります。
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しかし…
私たちにご相談いただく企業やお店から伺ったところ、
☆ ChatGPTを社内に導入したいが、何から始めたら良いのかわからない…
☆ 我が社ではどんなことに使えるのか? 今ひとつつかみきれない…
☆ 「新しいことを覚えたくない」、「自分の仕事を奪われるのでは?!」と社員が前向きになってくれない……
といった“声”があるのも事実です。
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そこで私たち「ことのは塾」は、『日本一ハードルの低い ChatGPT講座』と題して、ChatGPT初心者にもとっつきやすい研修プログラムを提供させていただいております。
興味を持っていただけましたら、ぜひこちらのページもご覧になってみて下さい!


