B-21:この時期の“販促に迷ったら…「販促カレンダー」を活用しよう
堂前:「文乃ちゃん、いい“ネタ”持ってない?」
文乃:「?? 何ですか? やぶからぼうに」
堂前:「いやね、今、「2月の文房具フェア」のSNSのネタを考えてるんだけどね、2月ってバレンタインデー以外のイベントが少ないでしょ? それでもうアイデアが枯れちゃって…」
文乃:「それでネタ探しをしてるんですね (^_^;)」
堂前:「そうなんだよ…部長からは「毎週、違ったネタにして」って言われちゃって…。もうバレンタインの他に3つも思いつかないよ…」
文乃:「だったら、ChatGPTくんに聞いてみたらどうですか?」
堂前:「何て聞くの? 『なんかいいネタ持ってない?』って?」
やまなし先生:「その聞き方だと、いい答えは返ってこないかも知れませんね」
文乃:「あ、先生、またまた良いところに」
堂前:「先生、いい聞き方はありませんか?」
やまなし先生:「そういうことなら、“販促カレンダー”を使ってアイデアを出してもらうのはどうでしょう?」
文乃:「ハンソク? 審判の目を盗んでやるアレですか?」
やまなし先生:「その“反則”じゃなくて、“販促”。販売促進の方ですね。
この月にはこういうネタで販促をしましょう」とか、「この時期はこんなイベントに引っ掛けて販促をしましょう」とかのアイデアが載ってるんです」
堂前:「へぇ~、そういうモノがあるんですね」
やまなし先生:「具体的にどんなモノなのか、ChatGPTくんに例を挙げてもらいましょうか」
『 2月の販促カレンダーを出してください。テーマ商品は文房具です 』
ChatGPTくん:
「はい、以下は、2月の文房具販促カレンダーの例です。
◆2月1日~7日:受験生応援特集
☆ 推奨商品:
・勉強がはかどる蛍光ペンセット
・暗記用カードや赤シート付きのノート
・書きやすいシャープペンシルや鉛筆
◆ 2月8日~14日:バレンタインデー特集
☆ 推奨商品:
・バレンタインデザインのポストカードやメッセージカード
・チョコレートをテーマにした文房具(例:チョコ型消しゴム)
・プレゼント包装用ラッピングペーパー
◆ 2月15日~21日:卒業シーズン準備
☆ 推奨商品:
・寄せ書き用色紙やペン
・・・後略 」
文乃:「どれどれ…へぇ~、“バレンタインデー”はもちろんとして、他にも色々とアイデアを出してくれますね。こりゃ便利だ」
堂前:「なるほど、“受験シーズン”と“卒業準備シーズン”か…(φ(..)メモメモ)」
やまなし先生:「もっと多くのアイデアが欲しかったら、『アイデアを◯個、出してください』って伝えればいくらでもアイデアを出してくれますよ」
堂前:「先生、もっとワガママ言ってもいいですか? それぞれのキャンペーンにぴったりの商品って何か教えてもらうことってできますか?」
文乃:「あ、ラクしようとしてる (#^.^#)」
やまなし先生:「大丈夫ですよ。何か商品カタログのようなモノはありますか?」
堂前:「はい、このPDFでいいですか?」
やまなし先生:「では、そのPDFを読み込ませて、それぞれのキャンペーンに合っている商品候補を挙げてもらいましょうか」
『こちらは商品カタログです。「受験生応援特集」に適した商品の候補をいくつか挙げてください』
ChatGPTくん:
「カタログを確認しました。「受験生応援特集」に適した商品として、以下の候補を挙げます
■ 1. 暗記・学習サポートアイテム
・暗記用カード:コンパクトで持ち運びやすいリング付きカード。
・赤シート対応ノート:重要ポイントを隠せるノート。
・カラフルな蛍光ペンセット:目立たせたい箇所を分かりやすくするためのツール。
■ 2. 整理整頓に役立つアイテム
・付箋セット:ページやノートの目印として使用できるもの。
・ファイルホルダー:科目ごとにプリントを分類するために便利。
■ 3. 快適な勉強環境を整えるアイテム
・静音の鉛筆削り:集中力を妨げない静かなモデル。
・……(後略)」
文乃:「おぉっ!ちゃんとカタログの中から探してくれた!」
やまなし先生:「テーマ商品が決まったら、『その商品のキャッチコピーを作ってください』とか、『SNSに載せたいので、短い文章で魅力が伝わる記事を作って』といった、より具体的な指示をしていくといいですね」
堂前:「そこまでやってくれるのかぁ…って、ChatGPTくんならフツーのことですね (≧∇≦)」
文乃:「“販促カレンダー”って便利ですね。私も使っていこうかな」
やまなし先生:「他にも“◯◯の日”を教えてもらうこともできますよ。販促には定番ですね」
文乃:「どれどれ……あ!ホントだ。ナントカの日ってこんなに色々あるんですね~。あ!堂前さん、2月6日は“お風呂の日”ですよ! 2月16日は“寒天の日”だって! (≧∇≦)/」
堂前:「ソレを文房具の販促にどう使えと…(^_^;)」
【やまなし先生の解説】
販売促進担当の方なら、もう「販促カレンダー」の存在はご存知かも知れません。販促のヒントがたくさん載っていますので、使っている方も少なくないでしょう。
でも、“ヒント”は載っていても、「私の商品でどう使えばいいのか?」までは載っていないので、「どう使えばいいんだろう…」と迷ってしまう人もいるかも知れません。
ChatGPTくんは、そういった“ヒント”を“あなたに合わせてアレンジ”するのが大得意。
今日のお話のように、
『 ◯◯(商品」の、△月の販促カレンダーを教えて)』
とたずねてみてください。ちゃんと販促カレンダーを参考にした上で、あなたの商品に合わせたアイデアを出してくれるはず。
今日のお話では、「商品カタログPDF」を読み込ませましたが、自社サイトを読み込ませるのも良いアイデア。WordやExcelでまとめた表でもいけますよ。
販促の企画に詰まった時は、ChatGPTくんと「販促カレンダー」を見ながらアイデアを練ってみるのはいかがでしょうか?(#^.^#)
(…余計、悩みが増えてしまうかも?!)
【今日のまとめ】
◆ ChatGPTは、世の中にある“販促カレンダー”を知っている
◆「私の商品の、◯月の販促カレンダーを作って」とリクエストすると、自社商品に合ったキャンペーンを考えてくれる
◆ その商品、そのキャンペーンで「キャッチコピーを考えて」、「SNSの文言を考えて」と続けてリクエストすることも可能
◆ 「◯◯の日」を聞いてみるのも良いアイデア
--- 山梨 栄司
今、話題のChatGPT(「生成AI」)。
・ 展示会の「チラシ」の内容を考えてくれたり、
・ 会議用の資料やタイムスケジュールをうまく作ってくれたり、
・ 社内にある売上データや「お客さまアンケート」などのデータを分析してくれたり
と、『業務の効率化』や『業務のレベルアップ』に非常に役立っています。
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ソフトバンクの孫さんなど大企業のトップも活用している、この新技術。
しかし、もっと大きなインパクトを享受できるのは、実は「中小企業」や「小さなお店」。
一人のスタッフが、いくつもの仕事を柔軟にこなす必要がある会社やお店であればあるほど、"様々な仕事のアシストができる"ChatGPTの恩恵は大きくなります。
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しかし…
私たちにご相談いただく企業やお店から伺ったところ、
☆ ChatGPTを社内に導入したいが、何から始めたら良いのかわからない…
☆ 我が社ではどんなことに使えるのか? 今ひとつつかみきれない…
☆ 「新しいことを覚えたくない」、「自分の仕事を奪われるのでは?!」と社員が前向きになってくれない……
といった“声”があるのも事実です。
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そこで私たち「ことのは塾」は、『日本一ハードルの低い ChatGPT講座』と題して、ChatGPT初心者にもとっつきやすい研修プログラムを提供させていただいております。
興味を持っていただけましたら、ぜひこちらのページもご覧になってみて下さい!