B-07:「読みたくない資料」はやさしく解説してもらおう!

「ことのは塾」のやまなしです。

……ココは『日本一ハードルが低いChatGPT講座』……。

「仕事でChatGPTをうまく使っていく」ことをテーマにした《ビジネス教室》新しくが開設されたようですよ。



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文乃:ん~、アタマに入ってこない……

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堂前:文乃ちゃん、どしたの??

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文乃:あ、堂前さん。聞いて下さいよ。今度、社内勉強会プレゼンをすることになったんです。この資料を読み込んで、それをわかりやすく解説しなさいって。

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堂前:あー、同僚相手の”勉強会”って感じのヤツね。ボクも若い頃にさんざんやったなぁ。それで、どんな資料なの?

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文乃:内閣府が発表した『世界経済の潮流 ~ AIで変わる労働市場』ってヤツです。

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堂前:あー……なんかタイトル聞くだけで難しそう…(^_^;)

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文乃:私、今まで全然、こういうのって読んでこなかったから、全然、アタマに入ってこなくて……。
で、ChatGPTくんに頼んでみたんです。『この資料を要約して』って。

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堂前:いいじゃない。そしたら、どうなったの?

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文乃:……その“要約”何、言ってるかわかんない……

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堂前:あー……そのレベルで難しい資料なわけね。
先生、どうにかならないもんですか?

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やまなし先生: 資料の読み込みですか? ちょっとした“工夫”でなんとかなると思いますよ。

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文乃:ホントですか?! 先生、そのやり方、教えて下さい!

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やまなし先生:わかりました。じゃあ、最初は基礎的なところから。

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文乃:お願いします!

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やまなし先生:文乃さんは最初、『この資料を要約して』とだけ指示しましたよね?

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文乃:はい。PDFの資料をChatGPTくんの画面にドラッグ・アンド・ドロップして…『この資料を要約して』ってお願いしました。

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やまなし先生:でも、その要約された文章自体がまだ難しかった、というわけっですね。
そんな時には、『中学生にもわかるように解説して下さい』って一言を加えるんです。

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堂前:あー、何か教わった記憶があるな。解説の“レベル”を変えることができるんですよね。

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文乃:ワタシ、このジャンルは全然、知らないので『小学生にもわかるように…』ってしてもいいですか? (^_^;)

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やまなし先生:それだと内容がわかりやすくなるというより、口調幼くなってしまうかも知れません。『このお話はわかるかな?』とか。

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堂前:小さい子向けのテレビ番組みたいになっちゃうんだね。じゃあ、どう言えばいいんですか?

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やまなし先生『この話題について、私は全然、知識がありません』とか、『初心者向けに解説して下さい。専門用語はなるべく避けて下さい』といった感じでお願いするといいですよ。

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文乃:なるほど、じゃあそうしてみますね。

『この資料を中学生にもわかるように解説して下さい。この話題について、私は全然知りませんので、初心者向けに、専門用語はなるべく避けて解説して下さい』

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はい、この資料「AIで変わる労働市場」について、中学生にも分かりやすく解説しますね。
 
☆ AIが仕事にどう影響するのか?

AIが発展すると、仕事がいろいろと変わります。AIができることと、人間が得意なことが違うので、それぞれの役割が変わってきます。

◆ 代替(だいたい):

--- AIは、人間がしていた単純な作業を代わりにできるようになります。例えば、工場のラインで同じ作業を繰り返す仕事や、データを入力する仕事がAIに任せられるようになります。

◆ 補完(ほかん):

--- AIは、人間の仕事を手助けします。たとえば、医者が病気を診断するときにAIがデータを分析して助けたり、先生が授業をするときにAIが資料を準備するのを手伝ったりします。

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堂前:お、コレはわかりやすい解説なんじゃない?

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文乃:うんうん、ワタシにもわかるような解説になった。

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やまなし先生:他にもこんなお願いの仕方がありますよ。

『私がこの資料の内容を理解するために、最適な「質問」とその「回答」を7つ挙げて下さい』

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堂前:へぇ、そんなコトもできるんですね。

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文乃:どんな風になるんだろ?

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質問1) AIはどのように労働市場を変えるのでしょうか?

回答: AIは、職場のタスクを「代替」したり「補完」したりすることで……
(後略)

質問2) AIの導入はどのくらい進んでいるのですか?

回答: 2023年時点でアメリカの企業におけるAIの導入は5%未満です。しかし……(後略)

質問3) どのような職業がAIによって代替されやすいのですか?

回答: 事務的なタスクを多く含む職業は、AIによって代替されやすいです。例えば、……(後略)

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堂前:おー、これは面白い。ChatGPTくんが私たちの代わりに、この資料の筆者に質問してる感じなんですね。

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文乃:私が知りたかったこともあるし、思いつかなかった質問もあります。

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やまなし先生:たとえるならセミナーの最後にある“質疑応答”のような感じですね。セミナーで聞いた内容のはずなのに、誰かが質問すると、その内容にまた興味が湧いたり。

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文乃:あ、あります、そういうこと。

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堂前:例によって、この“質問”の数って増やすことができるんですよね?

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やまなし先生:はい、もちろん。10コでも20コでも質問を考えてもらうことができます。「こういうことを聞きたい」って、直接、質問することもできますよ。

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文乃:先生、この資料の内容を”社内勉強会”プレゼンする予定なんですが、そのための工夫って何かありますか?

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やまなし先生:それなら、こんなお願いをしてみると面白いですよ。

『どのような数字がデータとして載っていますか?』

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堂前:なるほど、プレゼンに“数値データ”は必須だもんね。

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ChatGPT:

以下に資料に掲載されている主なデータや数字をまとめます。
 
AIと労働市場に関する数字

1) AIが影響を与える労働者の割合

約80%の労働者が、AIによって仕事の一部を自動化される可能性があります。このうち、約19%の労働者は、その仕事の半分以上がAIによって行われるかもしれません。

2) 職場でのAIの導入状況

アメリカ企業を対象とした調査では、2023年時点でAIを導入している企業は全体の5%未満です。

新しい技術(電気やパソコンなど)の導入は、最初の10年で急速に進み、その後20年で半分以上の企業が採用することが一般的です。AIも今後同様の道をたどると考えられています。

・・・(後略)

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文乃:うんうん、こういったデータを話の中に入れていけば、説得力が増しますね。

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やまなし先生:プレゼン資料、作れそうですか?

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文乃:はい、まだなんとなくですが、先が見えてきました。

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堂前:若いコがどんどん優秀になっていく……。こりゃ、オジサンも負けてられないな。



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【やまなし先生の解説】

ページ数の多い資料や、英語の資料、自分の専門外の資料……
仕事で読んでおかなくてはならない資料でも、「読むのが億劫になっちゃう資料」ってありますよね?

そんな時、ぜひChatGPTくんのチカラを借りて下さい。

“文書の要約”は、得意中の得意。
お話に出てきたように、「わかりやすく」まとめたり、「掲載されているデータや数字」についてまとめたりといったことはお手の物です。

特に「自分はそのジャンルについて詳しくない」という時には、『質問を考えてもらう』というのがオススメ。重要な部分がどこなのか?がわかりますし、Q&A方式になるので、読みやすさもアップします。

・・・・

読書家の方は、「まず“目次”から読むと、理解が早い」と言います。

ChatGPTくんに、まず“要約”してもらって、全体像をつかむというやり方……「“原本”読みたい派」の方も、一度、試してみるのはいかがでしょうか?

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【今日のまとめ】

◆ 読んでおきたい資料は、ChatGPTに“要約”してもらうと、読みやすくなる

◆ 『私がこの資料の内容を理解するために、最適な「質問」とその「回答」を挙げて下さい』

◆ 『どのような数字がデータとして載っていますか?』


--- 山梨 栄司 

今、話題のChatGPT(「生成AI」)

展示会の「チラシ」の内容を考えてくれたり、

会議用の資料やタイムスケジュールをうまく作ってくれたり、

社内にある売上データや「お客さまアンケート」などのデータを分析してくれたり

と、『業務の効率化』『業務のレベルアップ』に非常に役立っています。

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ソフトバンクの孫さんなど大企業のトップも活用している、この新技術。

しかし、もっと大きなインパクトを享受できるのは、実は「中小企業」「小さなお店」

一人のスタッフが、いくつもの仕事を柔軟にこなす必要がある会社やお店であればあるほど、"様々な仕事のアシストができる"ChatGPTの恩恵は大きくなります。

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しかし…

私たちにご相談いただく企業やお店から伺ったところ、

☆ ChatGPTを社内に導入したいが、何から始めたら良いのかわからない…

☆ 我が社ではどんなことに使えるのか? 今ひとつつかみきれない…

☆ 「新しいことを覚えたくない」、「自分の仕事を奪われるのでは?!」と社員が前向きになってくれない……

といった“声”があるのも事実です。

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そこで私たち「ことのは塾」は、『日本一ハードルの低い ChatGPT講座』と題して、ChatGPT初心者にもとっつきやすい研修プログラムを提供させていただいております。

興味を持っていただけましたら、ぜひこちらのページもご覧になってみて下さい!

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