【AIコラム】新人教育、AIに「先生」をさせるのは“もったいない”?

「新しく入った人が、なかなか馴染めない…」 「どう教えたらいいか分からず、教育担当者の負担ばかりが増えていく…」 そんな悩みを抱えている企業は少なくありません 。
これまで、このコラムではAIを先生や相棒として使う方法をお伝えしてきました 。
でも、新人教育という場面では、あえてAIを“先生”ではなく、「ちょっと頼りない新人くん」に仕立ててみると…これが、意外と効果的なんです (*^^*)
「暗記する勉強」から「判断する仕事」への切り替え

学生時代、多くの人は「教科書を読んで暗記する」という勉強に慣れています。 でも、社会に出て求められるのは、知識の量よりも「その場に合った臨機応変な振る舞い」だったりします。
そういったチカラは、マニュアルを渡して「コレ、覚えておいて」と伝えるだけでは、なかなか身につきません…。
そこで、AIの出番です。
と言っても、AIに「正しい名刺の渡し方を教えて」と聞くだけではちょっともったいない。
それでも十分面白いんですけれど、ちょっともったいない。
AIの能力をより効果的に使うため、こんな使い方はどうでしょう?
「思いっきりマナー違反な名刺交換の様子を書いてみて」と頼んでみるんです。
■魔法の言葉「ダメな例を作ってください」

具体的には、新人さんにこんな風にAIを使ってもらいます。
【新人教育プロンプト】
「あなたは、全くビジネスマナーを知らない新入社員です。お客様と初めてお会いする場面をシミュレーションして下さい。その後、失礼な振る舞いや、間違った言葉遣いがどこにあったのかを確認するクイズを出します」
すると、AIは張り切って「座ったまま片手で名刺を出す」「相手の名前を間違える」といった、ツッコミどころ満載のシーンを描き出してくれます (笑)。
それを見た新人さんに、こう問いかけます。 『さて、今のAIくんの行動、どこがおかしいかな? 考えてみて』
「あ、これは座ったままじゃダメですよね」「言葉遣いがタメ口になってます」と、新人さんが自ら間違いを見つける。 「正解を教わる」のではなく、「間違いを指摘する」側に回ることで、自分の中の判断基準が育っていくのです 。
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“間違い探し”があまりにもあからさまでレベルが低いな…と感じた時は、こんな“条件”を先ほどのプロンプトに加えてみて下さい。
【追加条件】
「少し勉強したつもりで間違っている新入社員」を演じてください。
- 表面的には礼儀正しく振る舞おうとしている。
- 動作の「順番」や「立ち位置」など、細かいマナーが抜けている。
- 「させていただく」を多用するなど、不自然な日本語を混ぜる。
- あからさまなタメ口は禁止。
他にも 「上司を同行させて」、「敬語の誤用をメインにして」、「会社でよくある場面を6回シリーズで作って」といった“上級編”にしても面白いですよ。
■ 現場での「見る力」をAIで養う

この方法は、電話応対や"営業のOJT"といった、マニュアル化しにくい”現場の空気感”を学ぶ際にも大きな力を発揮します。
例えば電話応対。
教科書を読んで「正しいセリフ」を覚えるのもいいのですが…せっかく“AIのある時代”なのですいから、AIに「お客様を怒らせる、最悪な電話対応の台本を作って」と頼んでみるのはどうでしょう。
出てきた台本を前に、「なぜこれだと腹が立つのか?」「自社なら、この場面でどんな一言を添えるのが正解か?」を新人に分析してもらうのです。
「正解」を渡されるよりも、一度「反面教師」を介して自分で正解を導き出すことで、言葉の裏側にある「相手への配慮」にまで目が向くようになります。
■ 結論:AIは「考えやすさを支える存在」

AIを「正解を出す先生」として使うのもとっても良い使い方ですが、それだけで終わらせてしまうのは、あまりにももったいない 。
AIなら、今までの教科書には無い、“ダメな例”を作らせることもできるのです。
これなら「教わる側」も覚えが早いでしょうし、「教える側」もちょっとラク。
AIを使った“新人教育”は、きっと教科書を読むだけでは得られない「自分らしい気づき」が生まれるはずです(*^^*)

今、話題のChatGPT(「生成AI」)。
・ 展示会の「チラシ」の内容を考えてくれたり、
・ 会議用の資料やタイムスケジュールをうまく作ってくれたり、
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と、『業務の効率化』や『業務のレベルアップ』に非常に役立っています。
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ソフトバンクの孫さんなど大企業のトップも活用している、この新技術。
しかし、もっと大きなインパクトを享受できるのは、実は「中小企業」や「小さなお店」。
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しかし…
私たちにご相談いただく企業やお店から伺ったところ、
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