【AIコラム】コンテキストの例文~自分らしいメールを書く時のあなたの流儀

コンテキストって何?どう書けばいいの?

先日お届けしたAIコラム(https://kotonoha-juku.co.jp/ai07/)では、「コンテキストとは何か?」というお話をしました。
コンテキストとは、一言で言えば“あなたの流儀”、あなたらしいやり方のこと。
それを生成AIに伝えることで、あなたらしい文章を作ったり、あなた好みの回答が返ってきやすくなります。
だから、あなたのコンテキストをAIに伝えることは何よりも大事。…とはいえ…
「コンテキストをAIに伝える? 具体的に何をどうすればいいの??」
と感じた方も、きっと少なくないと思います。
そこで今回は、身近な例として『メールの文章』を題材にしながら、「コンテキストって、こんな感じでAIに伝えればいいんですよ」というお話をしたいと思います!
コンテキストは、立派な文章でなくていい

まず大前提として。
コンテキストは、きれいにまとまった指示文を伝えなくてはいけないものではありません。
もっとラフで、もっと感覚的なもので大丈夫です。
たとえば、こんな感じ。
「私は、メールではあまり感情を出さないほうです」
これも立派なコンテキストです。
「要件は最初に書いておきたいタイプです」
これも、十分すぎるほどの情報です。
AIに伝えるコンテキストってこんな感じで十分なんですね。
【メール・コンテキスト例-01】
『語尾』は、あなたの“人との距離感”そのもの

メールの文章で、一番わかりやすく“らしさ”が出るのが、「語尾」です。
たとえば…
「〜です/〜ます」で、きれいに終わると気持ちが落ち着く人もいますし、
「〜と思っています」、「〜かもしれません」と少し余白を残したい人もいるでしょう。
一方で、
「本件、下記内容で進めます」
「〇日までにご返信ください」
と、短く言い切るほうが自分らしい人もいます。
これをAIに伝えるときは、
・語尾は「〜です/〜ます」で終わらせる
・ 「〜と思っています」、「〜かもしれません」などの少し余白を残した語尾を使うことが多いです
とこんな風にリクエストしてみて下さい。
具体的な語尾のリクエストが思いつかない場合、
・語尾は、回りくどくならないようにしてください。簡潔に言い切る文章が好みです
と、こんな感じでもOKです。
【メール・コンテキスト例-02】
『書き出し』もあなたらしさが出やすい部分

書き出しにも、その人の流儀は表れます。
「いつもお世話になっております」とワンクッション置く人もいれば…
「〇月〇日の打ち合わせ日程について、ご相談です」と、要件から書く人もいます。
後者は、冷たく見えるでしょうか?
でも本人としては、「用件を先に伝えることが、相手の時間への配慮」だったりします。この書き出しも、その人なりの誠実さの表れなんですね。
AIにこのようなコンテキスト(流儀)を伝える時は、
・前置きとして「いつもお世話になっております」と入れて下さい
・前置きは短めで、要件を先に書いてください
などと伝えるだけで、あなたがいつも書いているようなメールの文章になりやすくなります。
【メール・コンテキスト例-03】
『感情』をどこまで書くか?、も立派なコンテキスト

メールでは、感情の扱い方も人それぞれです。
感謝や喜びはあえて書かずに、事実だけ伝えたい人。
「助かります」「ありがたいです」と、一言添えたほうが、自分らしい人。
これはどちらが良い悪い、ではありません。
大切なのは、「どのくらい感情を書くと、自分がしっくりくるか?」…それをAIに教えてあげること。
・感情表現は控えめにしてください
・「助かります」「ありがたいです」など私の気持ち、感情を文章に乗せるようにして下さい
これも、立派なコンテキストです。
「これは自分じゃない」を先に決めておく

実は、AIが一番助かるのは、「やりたいこと」よりも、「やりたくないこと」です。
・上から目線に見える言い回しは避けたい
・過剰にへりくだる文章は苦手
・テンプレ感が強い文章は使いたくない
こうしたNGを、先に伝えておくだけで、AIの迷いは大幅に減ります。
「◯◯な言い方は避けてください」
この一文は、あなたらしさを守るための、安全装置になります。
コンテキストはどこに書けばいい?

では、そのコンテキストは、実際にどこに書けばいいのでしょうか。
おすすめは2種類。
一つは、メール本文を作ってもらう前に「この条件でメールを書いてください」という指示文を添える書き方。
たとえば、こんなイメージです。
「以下のコンテキストを踏まえて、文章を作ってください。
・要件は最初に書きたいタイプです
・語尾は『〜です/〜ます』で、言い切る文章が落ち着きます
・感情表現は控えめにしてください
・過剰に丁寧すぎる表現は避けたいです」
こんな感じの“箇条書きのメモ”を別途、メモ帳などに書いておいてそれを毎回コピペして使い回してもOKです。
毎回はめんどくさいよ、という方はChatGPTの『カスタム指示』という設定場所に書いておくのもオススメ。
ChatGPT画面の「(あなたの名前・アカウント名)が書いてあるところ」をクリック → 「パーソナライズ」というメニューを選ぶと『カスタム指示』という欄が出てきます。ここにコンテキストを書けば、毎回、あなたらしい文章を作ってくれるようになります。
コンテキストとは、「あなたの流儀メモ」

ここまで見てきたように、コンテキストとは、難しい”設定項目”ではありません。
・語尾の好み
・書き出しの順番
・感情の量
・丁寧さの感覚
・これは自分じゃない、という線
このような「私はこういう人です」という情報をAIに教えてあげるだけ。
それだけで、AIは『一般的に正しい文章』ではなく、『あなたらしい文章』を書き始めます。
コンテキストとは、AIに渡すための、あなた自身の流儀メモ。
AIが出してきた文章を見て、
「私だったらこう書くな」
「ワタシなら、こんな風には書かないな」
そんな風に思ったことをメモ書きしておくだけでも十分です。
そう考えると、ぐっと書きやすくなるのではないでしょうか。

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