AI時代になったから、もう勉強しなくていい?!
「ことのは塾」のやまなしです。
……ココは『日本一ハードルが低いChatGPT講座』……。
今日も教室に生徒さんたちがやってきましたよ (*^^*)
小林: ねえ先生、ChatGPTくんがこうやって全部教えてくれるんだから、私たち、これからはもう勉強しなくてもいいんじゃないの?
やまなし: いえいえ、生成AIを使う時代になるからこそ、勉強は大事になるんですよ。
上田: え?なんでですか?
やまなし: 生成AIは、どんな「キーフレーズ」をChatGPTくんに伝えるか?によって、出てくる結果が大きく変わるんです。
たとえばChatGPTくんに「カレーのレシピ」を教えてもらいましょうか。
ChatGPTくん: はい、カレーのレシピですね。
まずは、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを用意し、これらの野菜を炒めます。次にカレールーと水を加え、具材が柔らかくなるまで煮込みます。最後に塩と胡椒で味を調え、ご飯にかけてお召し上がりください。
小林:……普通ね。
上田:普通だね……。
やまなし:そうです、いたって"普通"ですよね?
このようにChatGPTくんは何のキーフレーズも入れないと、こうして“普通の答え”を出してきます。
小林:“ありがちな答え”を言ってくるのが、この子の特徴だもんね。
やまなし:では、ここに「時短」というキーワードを加えてみましょう。
『カレーの時短レシピを教えて』
ChatGPTくん: わかりました!こちらが「時短」カレーレシピです。
カレールーのかわりにレトルトカレーを使いましょう。
野菜は通常より大きめに切って鍋に入れます。
野菜から水が出ますので、水を少なめにして強火で煮込みます。
約15分で美味しいカレーが完成します。
小林: へぇ、だいぶ変わった。
上田:こういう指示は、ボクらが「時短」っていうキーワードを知らなかったら聞くことができないね。
やまなし:そうですね。「時間をかけずにカレーを作りたい」といったような指示をしても、同じような結果が出てくるとは思います。でも、「時短」というキーワードを使えば、いわゆる“時短レシピ”が出てきやすいです。
小林:でもでも、「時短」くらいは勉強しなくても知ってる人、多いんじゃない?
やまなし:そうですね。では、ちょっとだけ“玄人好み”なキーワードを探してみましょうか。小林さん、さっきお料理の本、持ってましたよね?
小林:『きょうの料理』ね。さっき買ってきたの。
やまなし:ちょっと見せてもらっていいですか?
小林:はい、どうぞ。
やまなし:(ペラペラ…)あ、これがいいですね。「マリアージュ」。
上田:まりあーじゅ?
小林:「お料理」と「飲み物」との相性を考えたレシピってこと。たとえば、「ワインに合うカレー」とか、「緑茶に合うカレー」とか。
上田:へぇ、それぞれレシピが違うのかな?
やまなし: それを聞いてみましょうか。「飲み物」は何にしましょう?
小林:「牛乳」でいい? ウチの子たち、カレーの時によく牛乳を飲むから。
やまなし:わかりました。そう指示してみましょう。
『飲み物とのマリアージュを意識したカレーのレシピを教えて。一緒に飲むものは「牛乳」です』
ChatGPTくん: 牛乳とのマリアージュを意識したカレーレシピですね。
牛乳との相性の良い味わいのカレーを作るには、「ココナッツミルク」と「カレーパウダー」を使いましょう。
(中略)
ココナッツミルクの少しクセのある味わいと、本格カレーパウダーの辛みも、牛乳と一緒に食べると美味しくいただけます。
上田:おー、「牛乳と一緒に食べるカレー」の話になった。
小林:お水の代わりに牛乳をお鍋に入れちゃうのかと思ったら、ちゃんと「飲み物としての牛乳」と相性のいいレシピにしてきたわね。
やまなし:普通に「牛乳とカレー」と入れたら、そうなっていたかも知れませんね。でも、『マリアージュ』というキーワードを入れたからこそ、=“飲み物との相性”というところを意識してくれたんだと思います。
上田:は~、なるほど。
やまなし: ご覧の通り、具体的なキーワード、キーフレーズを入れることで、出てくる結果が変わります。
だからAI時代でも勉強、特に「ボキャブラリーを増やす勉強」は大切なんですよ。
小林:本とか新聞を読むだけでもいいのかしら?
やまなし:はい、本や新聞は"言葉の宝庫"ですからね。AI時代には、色んなキーフレーズ、キーワードを知っておくことが“武器”になります。
上田: 勉強、大事だねぇ。先生はそういったキーワードとかを全部、勉強して覚えてるんですか?
やまなし: ……実はChatGPTくんに「こういう時は、どんなキーフレーズを入れるといい?」、「いくつか例を挙げて」と聞いちゃってます。(^_^;)
小林: なんだ、先生もカンニングしてるんじゃん(笑)
【やまなし先生の解説】
今回のお話では、「時短」という“キーワード”や、「◯◯と△△のマリアージュを意識したレシピ」といった“キーフレーズ”が重要な役割を果たすという内容を見てきました。
ChatGPTくんは、指示する側の“私たち”がこういったキーフレーズを知っているかどうかで、働き大きく変わってきます。
これは特に生成AIを"仕事に使う時"、大きな“差”になって現れます。
「この商品の“売り文句”を考えて」
と指示するだけよりも
「この商品の“売り文句”を、AIDMA理論に当てはめて考えてみて」
と指示するのとでは、結果が大きく変わってきます。
ChatGPTくんたち生成AIは、あくまでも“あなたのアシスタント”。
使う側のあなたの賢さが上がれば上がるほど、出力結果もだんぜん“賢く”なってくれます。
生成AIの時代……たくさん勉強して、たくさんの“言葉”を知っている人が勝者になるのではないでしょうか?
【今日のまとめ】
◆ 生成AIは、指示する時に具体的な「キーワード」、「キーフレーズ」を入れると、出力結果が大きく変わる
◆ 何も指示しないと、「普通の答え」を出しがち……。指示する側の“あなた”のボキャブラリーで、生成AIの能力は大きく変わる
◆ 生成AI時代だからこそ、“勉強”は大切!
--- 山梨 栄司
今、話題のChatGPT(「生成AI」)。
・ 展示会の「チラシ」の内容を考えてくれたり、
・ 会議用の資料やタイムスケジュールをうまく作ってくれたり、
・ 社内にある売上データや「お客さまアンケート」などのデータを分析してくれたり
と、『業務の効率化』や『業務のレベルアップ』に非常に役立っています。
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ソフトバンクの孫さんなど大企業のトップも活用している、この新技術。
しかし、もっと大きなインパクトを享受できるのは、実は「中小企業」や「小さなお店」。
一人のスタッフが、いくつもの仕事を柔軟にこなす必要がある会社やお店であればあるほど、"様々な仕事のアシストができる"ChatGPTの恩恵は大きくなります。
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しかし…
私たちにご相談いただく企業やお店から伺ったところ、
☆ ChatGPTを社内に導入したいが、何から始めたら良いのかわからない…
☆ 我が社ではどんなことに使えるのか? 今ひとつつかみきれない…
☆ 「新しいことを覚えたくない」、「自分の仕事を奪われるのでは?!」と社員が前向きになってくれない……
といった“声”があるのも事実です。
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そこで私たち「ことのは塾」は、『日本一ハードルの低い ChatGPT講座』と題して、ChatGPT初心者にもとっつきやすい研修プログラムを提供させていただいております。
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