【AIフレーズ ⑪】世の中にあふれる“知恵”…“私”にあてはめたら?



堂前:「文乃ちゃん、何書いてるの?」

文乃:「ふふん、“共感マップ”ですよ、“共感マップ”。お客様を理解するための基本です、キホン (*^^*)」

堂前:「おぉ、またなんか新しいの見つけたね (^_^;)」

文乃:「お客さまが「見てるもの」、「聞いてること」、「言っていること」…とかを表に書いていくんです。
おせんべい買うお客さんって、SNSで誰かの投稿を見て…レビュー読んで…テレビの特集も気にしてて…とか、そういうの!」

堂前:「あー、なるほどね~。なんか専門家っぽい」

文乃:「でしょう? …って思って進めてたんですけど…“お客さんって本当は何を考えているの?”ってところで、止まっちゃって…。頭まっ白になっちゃいました (^_^;)」

堂前:「って、そこがいちばん肝じゃない?(笑)」

文乃:「堂前さんもやってみて下さいよ。結構、難しいですよ!」

堂前:「そういうのこそ、ChatGPTくんにお任せしたらいいんじゃない?ねぇ、先生」

やまなし先生:「そうですね、そういう“世の中にある知恵”を「ワタシに当てはめたらどうなる?」っていうのに答えるのがChatGPTくんは得意ですよ」

文乃:「どんな風に頼めばいいんですか?『共感マップを作って』って言えばいいんですか?」

やまなし先生:「はい、基本はそれでOKです。“共感マップ”ってやり方は一般的に知られているので、ChatGPTくんもそれは理解していますよ」

堂前:「恥ずかしながら、僕は知らなかったです (^_^;) 」

文乃:「私も会社の研修で最近、知りました (^_^;) 」

やまなし先生:「大丈夫ですよ (^^)
そういった「世の中では知られているけど、自分はあまりよく知らない」っていう知恵でも、“名前”さえ知っていれば、ある程度の答えは出してもらえます。
共感マップを作りたい商品についてだけ、ChatGPTくんに伝えていきましょうか」

文乃:「はい、今度、発売になる『赤ちゃんと一緒に食べられるおせんべい』で……」
(…商品特長についてChatGPTに入力中… )

文乃:「よし、書けたぞ…『赤ちゃんと一緒に食べられるおせんべい』について、共感マップを作ってください。お客様の視点でお願いします…っと」

ChatGPTくん:「はい、共感マップの各項目をもとに、お客様の視点を整理しますね。
●【見ているもの】育児ブログ、インスタの育児アカウント、ベビーフードの比較記事
●【聞いていること】ママ友からのおすすめ、保育園での会話、祖父母からの昔ながらの知恵
●【言っていること】『子どもに安心して食べさせたい』『家族みんなで一緒に食べられるのがいいよね』
●【やっていること】添加物チェック、食べさせた後の様子を観察、SNSで共有
・・・」

文乃:「うわぁ…めっちゃ整理されてる…! 私、独身だから赤ちゃんがいるご家庭が“やっていること”まで想像できなかった…」

堂前:「ChatGPTくん、もうマーケティング部だね (^_^;) 」

文乃:「ほんとそれです…!なんかちょっと悔しいけど、負けた感あります…(^_^;)」

やまなし先生:「こんな風にビジネス本に載っている“知恵”や“うまいやり方”を、自社や自分の商品に当てはめてもらうって、非常に有効なChatGPTの使い方ですよ (^^)」

堂前:「なるほどね~。ウチのライバル社の情報なんかを入れて、『ポジショニング・マップを作って下さい』って言ったらすぐに作ってくれそう」

文乃:「今、課長からの宿題で、『我が社の“強み”と“弱み”』を考えてきなさいって言われているんですけど、それもうまく出してもらえそう」

やまなし先生:「いいですね。いわゆる“フレームワーク”として知られているものであれば、多くの場合、対応してもらえますよ」

小林:「世の中にある“知恵”ねぇ…あ、そうそう!先生、ちょうど聞いてほしいことがあって!」

やまなし先生:「はい、小林さん。どうしましたか?」

小林:「この前、テレビで“支出を『消費・浪費・投資』に分けましょう”ってやってたんですよ。
言ってるコトはわかるんだけど、実際にやろうとすると、“どれがどれに入るの??”って迷っちゃって…」

上田:「あー、ボクも見た。うちは旅行の出費とか、どう分けたらいいかわかんないんだよねぇ」

小林:「ねーっ!迷うよね~。子どもの教材は“投資”でいいとして、コンビニのスイーツって“浪費”なの? でもストレス発散なら“投資”っぽくもあるし…」

やまなし先生:「なるほど、そこも“当てはめる”のが難しいんですね。そんな時こそ、ChatGPTくんの力を借りましょう。
『以下の支出を、消費・浪費・投資に分類してください。その理由も添えてください』と頼んでみましょうか」

小林:「じゃあちょっと…『食費(外食多め)、子どもの参考書、ママ友とのランチ、コンビニのおやつ、美容院、健康診断』…っと」

ChatGPTくん:「はい、分類してみますね。
●【消費】→ 食費(基本的な食生活)、美容院(定期的なお手入れ)
●【浪費】→ コンビニのおやつ(衝動的な購入)、ママ友とのランチ(頻度や金額次第)
●【投資】→ 子どもの参考書(将来の成長への投資)、健康診断(健康維持への投資)・・・」

小林:「わぁ…なんか、スッキリ整理されてる…。しかも“頻度や目的によって変わる”って、めっちゃ現実的…」

上田:「ChatGPTくん、生活誌の編集者だったのかねぇ(笑)」

小林:「ホントそれよ(笑) もう、うちの“家計コンサルくん”にしちゃおうかしら!」

やまなし先生:「“自分で考えたいけど、判断がつかない”ってところに、ChatGPTくんを入れてみると、新しい気づきが出てきますよ (^^)」

文乃:「……むむむ。家計でもそんなにすごいなんて…」

堂前:「どうしたの、文乃さん?」

文乃:「よーし、私も“ひとり暮らし家計”で勝負します!コンビニスイーツも美容グッズも“ぜんぶ投資”って言わせてやる〜!」

上田:「…それ、ChatGPTくん、正直に“浪費”って言うと思うよ(笑)」

文乃:「正論で返されたら立つ瀬がないじゃないですかぁ〜(笑)」


【やまなし先生の解説】
今日のAIフレーズは『この知恵(フレームワーク)を、私に当てはめてください』です。
ビジネス書やテレビ、雑誌で紹介される“フレームワーク”や“うまいやり方”。
「なるほど!」と思っても、「自分の場合だとどうなの?」って考え始めたところで手が止まることって、ありますよね (^_^;)
そんなときこそChatGPTくんの出番です。あなたの状況を伝えることで、“当てはめる”作業を一緒に考えてくれるんですよ。
使い方のコツは…
◆ 知恵(フレームワークなど)の名前や内容を伝える(『共感マップ』/ 「以下の支出を、消費・浪費・投資に分類してください」など)
◆ 自分の商品・生活・状況を説明する
◆ 「この考え方を当てはめてください」とお願いしてみる
◆ 迷うポイントがあれば「判断基準」も聞いてみる
ひとりで悩まず、“考える相棒”としてChatGPTくんを使ってみてくださいね!

【今日のまとめ】
☆ 今日のAIフレーズ
『このフレームワークを、私に当てはめてください』
・ポイント① ChatGPTくんは世の中にあふれる様々な“知恵”を知っている
・ポイント② 自分の商品や生活の状況を詳しく伝えると当てはめがよりスムーズに
・ポイント③ 判断が難しいところは「基準」や「具体例」を聞くのがコツ!

--- 山梨 栄司


今、話題のChatGPT(「生成AI」)。
・ 展示会の「チラシ」の内容を考えてくれたり、
・ 会議用の資料やタイムスケジュールをうまく作ってくれたり、
・ 社内にある売上データや「お客さまアンケート」などのデータを分析してくれたり
と、『業務の効率化』や『業務のレベルアップ』に非常に役立っています。
・・・・
ソフトバンクの孫さんなど大企業のトップも活用している、この新技術。
しかし、もっと大きなインパクトを享受できるのは、実は「中小企業」や「小さなお店」。
一人のスタッフが、いくつもの仕事を柔軟にこなす必要がある会社やお店であればあるほど、"様々な仕事のアシストができる"ChatGPTの恩恵は大きくなります。
・・・・
しかし…
私たちにご相談いただく企業やお店から伺ったところ、
☆ ChatGPTを社内に導入したいが、何から始めたら良いのかわからない…
☆ 我が社ではどんなことに使えるのか? 今ひとつつかみきれない…
☆ 「新しいことを覚えたくない」、「自分の仕事を奪われるのでは?!」と社員が前向きになってくれない……
といった“声”があるのも事実です。
・・・・
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