【AIフレーズ①】良い回答が得られる質問を考えてください



文乃「堂前さん、お料理得意ですか?」

堂前「あー、まあ…インスタントラーメンをアレンジするのは得意だよ。」

文乃「それ料理って言いますか?(笑) 実は、週末に友だちが来るんですけど、ちょっと気の利いた料理を出したいなって思ってて…でも、いいアイデアが浮かばないんです。」

堂前「なるほどね~。それならChatGPTくんに聞いてみれば?」

文乃「そう思って『友達が遊びにくるからおすすめの料理を教えて』ってChatGPTくんに聞いたんですけど、“ふつうのメニュー”しか出てこなくて (^_^;)。インスピレーションが降りてこないんですよ~」

やまなし先生「お? お料理の話ですか?」

文乃「あ、先生。そうなんです。友だちが遊びに来るのでChatGPTくんにお料理のレシピを聞いてみたんですけど、なんか“ふつうの答え”で…。もっと色んなアイデアが欲しいんですけど…。」

やまなし先生「それなら、質問の仕方を少し工夫してみるといいですよ。」

堂前「質問の仕方?」

やまなし先生「ええ、ただ『レシピを教えて』ではなく、ChatGPTに『良い回答が得られる質問を考えてください』とお願いしてみましょう。」

文乃「えっ、私からの質問をChatGPTくんに考えさせるんですか?」

やまなし先生「その通りです!例えば、こんな感じでプロンプトを投げてみてください。」
『友人のために気の利いた料理のアイデアを知りたいです。良い回答が得られる質問案をいくつか考えてください』

ChatGPTくん
こんな質問にしてみるのはいかがですか?
Q.簡単に作れて会話が盛り上がるような料理を提案してください。
Q.インスタ映えする見た目の料理で、友人を驚かせたいです。手軽に作れるレシピを教えてください。
Q.一緒に作って楽しめるような料理を提案してください。友人と会話しながら作るのが目的です。
Q.友人は和食が好きなのですが、少し驚きのあるアレンジ料理を考えてください。

文乃「うわ~!いろんなパターンの質問が返ってくるんですね!」

やまなし先生「そうなんです。この中から自分が知りたいことに近い質問を選んで質問してみるんです。」

堂前「なるほど。“ワタシはどんなことを聞きたいのか?”を考えるキッカケを出してもらう感じですね」

やまなし先生「意外と『わたし自身が何を聞きたいのか?』って明確に決まってないことも多いですからね」

文乃「そうですね。この“豪華に見えるけど、実は安く作れるメニュー”とか考えつきもしなかったけど、コレは聞いてみたい (*^^*)」

堂前「メニューのアイデアをずらずらっと並べられるより、こうやって【質問案】を出してくれた方が考えが整理されそうだね」

文乃「うん、私がどんなメニューを質問したいのかがわかってきました!」

堂前「“インスタントラーメン”のアレンジ法も聞いてみる?」

文乃「あ、大丈夫で~す (*^^*)」


【やまなし先生の解説】
ChatGPTくんに普通の質問をすると、どんな質問、どんな聞き方であっても「とりあえずの答え」が返ってきます。
でも、それが"あなたが本当に聞きたかったコト"ではなかった場合…回答がなんとなくピンとこないこともありますよね?
(ワタシは本当は何を聞きたいんだろう?)
そんな風に、まだ自分の考えがまとまっていない時、役立つのが今日のフレーズ
『良い回答が得られる質問案をいくつか考えてください』
です。
☆ このフレーズの効果
- 自分が考えていなかった質問のパターンをAIが提案してくれる
- 1つの答えに限定されず、複数の可能性が広がる
- 自分が本当に知りたかったことに近づく
☆ 実際の使い方としては…
- 何となくぼんやりしたテーマを決める
- ChatGPTくんに「質問案」を作ってもらう
- そこから一番知りたい内容を選び、質問してみる
例えば料理のケースなら、初めから「どのレシピがいい?」と聞くよりも、「レシピ選びに役立つ質問案をいくつか出してもらう」と、よりあなた自身が知りたいコトにたどり着きやすくなるんです。
ぜひChatGPTくんに“質問から”考えさせてあげてください!

【今日のまとめ】
☆ 今日のAIフレーズ
『良い回答が得られる質問案をいくつか考えてください』
◆ 「何を質問したいのか?」~ 自分でもハッキリしていないことは多い。
◆ そんな時は質問からAIに考えさせてみよう
◆ 質問案の中から、自分が聞きたかったことに近い質問を選ぼう

--- 山梨 栄司


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