AIで『イベントのチラシ』をつくる。

「来月の地域イベントのチラシ、そろそろ作らないといけないな…」

「でも、どんな情報を載せたらいいのか、どんな言葉なら人が集まるのか、さっぱり浮かばない…」

地域の小さなお祭りや、社内の体験講座の担当になってしまったとき、誰もが一度は頭を抱えるのが『イベントのチラシ』の作成ですよね。

パソコンの前で、とりあえずイベント名だけを打ち込んだものの、「うーん、他には何を書けばいいんだ……」

そんなとき、イベントの名前をそっと伝えるだけで、そのイベントに「載せるべき必須条件」を考えてくれて、さらに心に刺さるキャッチコピーや説明文をいくつも提案してくれる相棒がいたら、どれほど心強いでしょうか。

今日は、そんなチラシ作りの“相棒”をAIにやってもらおう!というお話です。

■ 必要な項目をAIに考えてもらう対話型プロンプト

まずは、AIを「相談相手」として動かすためのプロンプトです。

一発で完璧なチラシを作ろうとするのではなく、まずはチラシに”絶対に載せなければいけない情報”を、AIといっしょに見ていきましょう。。

ポイントは、AIに「こういうイベントのチラシなら、コレとコレの情報が必要ですよ!」と提案させること。
これだけで、こちらの考えるエネルギーは一気に少なくなります。

下記のプロンプトを、AIにそのまま貼り付けてみてください。

これから私がイベント名と大まかな内容を入力します。

それを受け取ったら、一発でチラシを作るのではなく、まずは、この種のチラシに載せるべき内容について私に質問してください。

私がそれらに回答した後に、今度はそのイベントに来る人が抱えそうな不安や悩みの仮説(選択肢)を3つ提示してください。

私はその中から一番近いものを番号で回答します。

私が番号を選んだら、それを基にチラシの全体構成案(完全版)と、思わず目が留まるキャッチコピーの候補を5つ提示してください。

まずは、私の入力を待つために「イベントの名前と、どんなイベントかを簡単に教えてください」とだけ出力してください。

このプロンプトを送信すると、AIは「イベントの名前と、どんなイベントかを簡単に教えてください」とだけ返して、あなたの入力をじっと待ってくれます。

■ あせらず、提案された質問に答えていくだけ

ここからは、実際のやり取りをイメージしてみましょう。

あなたが最初に入力するのは、本当に最低限の事実だけで大丈夫です。

「シニア向けのスマホ教室をやります。場所は地域の公民館です」

これだけで送信してみてください。するとAIは、そのイベントの性質を自分で分析して、「シニア向けのスマホ教室のチラシなら、これを載せるべき!」という項目をリストアップして、優しい“質問”にして返してくれます。

AIからの質問:第1ステップ

「シニア向けのスマホ教室ですね!素敵な企画です。

この種のイベントチラシでは、参加者の方が安心して申し込めるよう、以下の情報が必須となります。決まっている範囲で構いませんので、教えていただけますか?

・開催日時(何月何日の何時から?)

・具体的な場所(公民館の何階の部屋、など)

・参加費(無料なのか、いくらかかるのか?)

・持ち物(自分のスマホを持ってくる必要があるのか?)

・定員や事前申し込みの有無」

どうでしょう?自分で「ええと、何を載せなきゃいけないんだっけ……」と悩まなくても、AIが「これが必要ですよ!」と教えてくれるので、私たちは手元のメモを見ながら順番に答えるだけでいいんです。コレが第一段階。

「1. 10月15日の14時から16時

2. 新清水公民館の2階集会室

3. 無料です

4. 普段お使いのスマートフォンを持ってきてください

5. 定員は10名で、事前の電話申し込みが必要です」

基本情報が揃うと、AIは自動的に次のステップへ進みます。ここからが「悩みの選択肢」の出番です。

AIからの質問:第2ステップ

「詳細な情報をありがとうございます!チラシを見た方が一歩を踏み出しやすくなるよう、今度はその方々が抱えそうな不安の仮説を3つ作ってみました。今回の教室の雰囲気に一番近いものはどれでしょうか。番号で教えてください」

  • 1:周りの人のスピードについていけず、置いてけぼりにならないか不安
  • 2:若いスタッフの人に、今さら初歩的なことを聞くのが恥ずかしい
  • 3:自分の古いスマホの機種でも、ちゃんと教えてもらえるのか心配

これなら、「あ、まさに1と2だな」と直感で選べますよね。自分でゼロから難しい顧客心理をひねり出す必要はありません。

「1と2が近いです。当日はサポートスタッフを3人配置して、ゆっくり教える予定です」

このように、選んだ番号と一言だけを返答します。するとAIは、これまでの情報をすべて組み合わせた「チラシの構成案(完全版)」と、ターゲットの身体が思わず反応するようなキャッチコピーを5つ提示してくれます。

AIから提示される完全版の出力例

メインキャッチコピー候補

  1. 「置いてけぼり」には絶対にさせません。スタッフ4人で、あなたの手元を優しく見守るスマホ教室。
  2. 若い人に今さら聞くのは恥ずかしい……。そんな方のための、日本一ハードルの低い相談会です。
  3. 周りのペースを気にする必要は一切ありません。聞きたいことを、その場で何度でも聞いていい時間です。
    (※実際は5つ出力されます)

チラシの構成案(完全版)

  • ヘッダー: 【先着10名様・要事前予約】参加費無料・初心者歓迎
  • メインビジュアル部分:(選んだキャッチコピーを配置)
  • イベント概要: 「去年、勇気を出して参加してくれた方が『置いていかれるのが怖かったけれど、ここなら安心できた』と笑ってくれました。今年はさらにスタッフを増やして、マンツーマンに近い形でお手伝いします」
  • 必須情報セクション:
  • 【日時】10月15日(木)14:00〜16:00
  • 【場所】新清水公民館 2階集会室
  • 【料金】無料
  • 【持ち物】今お使いのスマートフォン
  • 【お申し込み】公民館窓口またはお電話(000-000-0000)まで

これで、チラシに載せるべき完璧な「言葉の材料」がすべて揃いました。

■ 画像ツール「nano banana」で一気にビジュアル化する

さて、ここからがこの手法の“見どころ”です。

今できあがった「チラシの構成案」のテキストを丸ごとコピーして、AI画像生成ツールの「nano banana」に読み込ませてみましょう。

指示の出し方(プロンプト)はとてもシンプル。

このチラシの構成案を基に、温かみのあるイラストを使った、地域のシニア向けイベントのチラシのデザイン案を作って

と書いて、先ほどの完全版テキストを貼り付けるだけ。

(※ +ボタンから「画像を作成」を選んでおくとより確実)

すると、nano bananaがテキストの情報を読み取り、文字が配置された美しいチラシの完成見本を描き出してくれます(数分間かかります)。

真っ白な紙を前に「レイアウトをどうしよう…」と悩んでいた時間が嘘のように、プロが作ったようなデザイン案が目の前に現れます。

イメージを形にした後の「ちょっとしたハードル」

ただし、ここで一つだけ知っておいてほしいことがあります。

nano bananaなどの画像生成ツールは、絵を描くのはできるのですが、「文字を正確に書く」のがちょっと苦手なんです。

できあがった画像を見て、「あ、日付がちょっとズレているな」「料金の文字がバグって読めないや」となったとき、画像の中の文字を直接、書き直すようなことはできません。

(※ プロンプトで修正ができないことはないのですが…なかなか言うことを聞いてくれない(^_^;))

■ こだわりたい人のための「Canva」という選択肢

もし、日付や数字、細かな説明文を「自分の手できっちりとコントロールしたい!」と思うなら、オンラインのデザインツール「Canva(キャンバ)」がオススメです。

【Canva】

https://www.canva.com

※ 要アカウント登録:無料アカウントでも下記のAI機能は使えます(回数制限アリ)

進め方はこうです。

Canvaを開き、左にあるメニューの中から『Canva AI』を選びます。

プロンプト欄に、先ほどの『チラシの構成案』をコピペします。

もし、チラシに入れ込みたい情報があれば、ここで追加しておくのもオススメ

コピペをし終わったら、左下の『→』ボタンを押しましょう。チラシのデザインが始まります。

しばらくすると、いくつかのデザイン案が提示されますので、気に入ったモノを選んで下さい。

日付や電話番号を書き換えたり、文字の大きさを変えたり、画像の追加なども自由にできますので、微調整をして出来上がりです(*^^*)

・・・

AIを味方にすれば、チラシづくりをやったことが無い方でも、こんな風につくることができるようになりました(*^^*)

ぜひチャレンジしてみて下さいね。

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