【AIコラム-016】AIと長い時間、話していると急にポンコツに?!オススメのリフレッシュ法

「あれ?さっきまであんなに賢かったのに……」

AIと長くチャットを続けていると、ふと、「あれ?何だかAIの言ってることがおかしくなった?」 そんな違和感を覚えることはありませんか?
最初のうちは、あなたの気持ちや意図をちゃんとわかって素晴らしいアイデアをくれたのに、会話が重なるにつれて、なんだかピント外れになっていく…。 同じような説明を繰り返したり、急に当たり障りのないことしか言わなくなったり…。
この“理由”は2種類、考えられます。
1つは「時間帯」。
AIを使っていると質問そのものが無視されたり、こちらの指示を全然聞いてくれなくなっちゃったりする時があります。
「どうも同じような時間帯にそういうことが起こるな…」って思ったことはありませんか?
私がGoogleのGeminiを使っている時に、「おかしいな…」って思うのは大抵が午後4時頃。
日本がこの時間の時、アメリカ西海岸は午前0時なんですね。
サーバーのバックアップやメンテナンスはたいてい深夜。おそらくこの時間にGeminiサーバのメンテナンスも行われているのでしょう。
そのため、Geminiが使えるサーバが少し小さくなっていると思われます。(公式にはそのような発表はありません。あくまで私の推測です(*^^*))
この原因の場合、私たちができることは…待つことしかありません m(_ _)
AIが休憩時間で席を離れていると思って、別の作業をするのが精神的にもオススメです(^_^;)
AIは「真面目すぎる相棒」

でも、もう一つの原因は少し対処法があります(*^^*)
その原因とは「一つのチャットを長く続けている」ことによる情報の読み込みエラー。
私たちがChatGPTやGeminiなどと会話をする時、AIは「そのチャット内の“すべてのやり取り”」を記憶しようとします。
あなたが最初に伝えた条件や、途中で変更した要望、ちょっとした雑談に含まれていたニュアンス…。
それら全てを「大事な情報」として抱え込み、「これら全てを満たす回答をしなければ!!」と、必死に計算し続けているのです。
人間は気づきにくいのですが、多くのAIはあなたが“質問”や“指示”をした時、そのチャット内のやり取りを“もう一度、アタマから全部”読み直します。
…ということは?
同じチャットで長く話を続けていると…読み返さなきゃならない文字数がどんどん増えていく、というわけです。
一方、AIは一度に読める文字数(トークン数)が決まっています。
「読まなきゃならない文字数はどんどん増えていく…」
「でも、読み込める文字数には限界がある」
そのため、大事な決まりごとを忘れてしまったり、適当な答えで済まそうとしてしまうのです(^_^;)
想像してみてください。
「Aの件も、Bの件も…あ、さっきのCの件も忘れずに入れなきゃ」と考えているうちに、がんじがらめになって動けなくなっている真面目な部下の姿。
AIが「ポンコツ」に見えちゃう瞬間、それは彼らが情報を抱えすぎて、あっぷあっぷになっているサインなんです。
「忘れる」ことは、冷たいことじゃない

そんな時、私たち人間にできる一番の優しさは何でしょうか?
それは、「もうその話は忘れていいよ」と言ってあげることです。
具体的に言うと、今開いているチャット画面を一旦終了させて、別の「新しいチャット」を開く。ただそれだけです。
でも…これって意外と心理的なハードルが高いんですよね。
「せっかくここまで話し合ったのに、またゼロから?」と思っちゃいます。
しかし、情報過多な状態で話を続けるより、一度休憩を挟んだほうがいいっていうのは人間もAIも同じだったりします (*^^*)
たとえば新企画を考えようとAIとアイデア出しをしている時…
「あれもこれも」と条件が増えすぎて、平凡な、どこかで聞いたことがあるようなアイデアしか出なくなったら、それは「休憩」の合図です。
これまでの議論で出た「コレはっ!」というようなアイデアだけを持って新しいチャットへ移動すれば、AIはまた、クリアな頭脳でキレのある提案をしてくれます。
「引越し」をスムーズにする、3つのプロンプトのコツ

では、実際にどうやって「新しいチャット」に移ればいいのでしょうか?
ただプツンと切って新しいチャットに移るのではなく、「ここまでの大事なこと」をまとめてもらい、それを引越し荷物として持っていくのがオススメです。
そのためのプロンプト(指示)と、ちょっとしたコツをご紹介しますね。
【引越し用プロンプトの例】
『ここまでの会話の内容を整理して、次のチャットに引き継げるように「要約」してください。私の「一番のこだわり」と「最終的な結論」だけを、箇条書きでまとめて』
このプロンプトを使う時の、回答の質が良くなる3つのコツもお伝えします。
コツ1:「形式」を指定してあげる
ただ「まとめて」と言うより、「箇条書きで」「リスト形式で」と伝えてあげましょう。AIは自由すぎるよりも、型があったほうが実力を発揮しやすいようです。
引越し荷物は、ダンボールにきれいに詰めたほうが運びやすいし、あとで取り出しやすいですよね?
AIにとっての「情報」も同じです。
コツ2:「捨てる勇気」を持つ
「全部まとめて」ではなく、「一番のこだわりだけ」「最終結論だけ」と伝えるのもオススメ。
プロンプトの中に『経過は省いていいよ』という言葉を添えるのも効果的です。
AIに「捨ててもいいんだ」という許可を出してあげると、持って行く情報がすっきり整理しやすいようです。
コツ3:「次に考えること」をリストに入れる
それまでのAIとの話し合いの中で「決まったこと」だけでなく、「まだ決まっていないこと」や「次に議論したいこと」もリストアップしてもらいましょう。
そうすれば、新しいチャットの冒頭で「さて、次はこの未決事項について考えよう」と、すぐ動き出せます。
・・・・
AIは情報を「抱え込みすぎ」ると、どうしても精度が落ちます。それに気づいて、「一旦、休憩しよう」と気遣ってあげる…そんな人がAIをうまく使いこなせる人なのかもしれません (*^^*)

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