わかりやすい文章は、"単短"と書かれています
こんにちは! 文章作成講座~「ことのは塾」の やまなし です!
さて、今日のテーマは『文章をわかりやすく書く時のコツ』。
商品のコトをちゃんと知って・・・
お客様の評判もちゃんとわかっている・・・
それなのに文章にすると、何となくわかりにくい文章になってしまう・・・。
実は、そんな風に悩んでいる方は少なくありません。
今日は、そんな方にぜひ知って欲しい、
「単短と書く」
ということについてお話していきましょう!
・・・
『商品のコトを知りすぎていたからこそ、"読みにくい文章"になってしまった』
ということが、実際にあります。
商品ことをちゃんと調べた・・・
お客様の評判もちゃんと聞いた・・・
だからこそ「伝えたいコト」がたくさんになってしまい、収集がつかなくなってしまうというのがその"原因"です。
一般にお客様は、あなたより商品のコトについての知識を持っていません。
そのため、あなたの中に蓄積されたたくさんの情報を一気に与えられてしまうと、アタマがパンクしてしまうんですね。
それで「この文章、何が言いたいのかわからない」という評価を下されてしまうのです。
そんな時にオススメしたいのが、『単短(たんたん)と書く』という文章作法!
◆【 "単" --- 一つのコトだけを書く! 】
わかりにくい文章になってしまう方のクセに、「一文の中に、いくつも言いたいことを詰め込んでしまう」というものがあります。
例えば、最近見た文章にこのようなものがありました。
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大手の学習塾では一人一人に合った指導をすると宣伝しておりますが、あまり実現はでき
ていないのですが、当塾では少人数制の授業を基本としており、授業料が比較的安いのに
も関わらず、一人一人に合った内容の授業を徹底しております。
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実はこの文章、「。」が一つの"一文"であるのにも関わらず、
・大手の学習塾では一人一人に合った指導をすると宣伝しております
→ しかし、あまりそれは実現できていません
・当塾では少人数制の授業を基本としています。
→ そのため、一人一人に合った内容の授業をすることができます
・(当塾は)比較的、授業料が安いです。
という3つの事柄、厳密に言えば5つの事柄が含まれてしまっているんですね。
そのせいで、「いったい何が言いたいんだろう?」とすぐにはわからないような文章になってしまっているのです・・・。
そこでオススメしたいのが、「"単"=一文には一つのコトだけを書く」という書き方です。
先ほどの文章を"単"文に分けて、書いてみたらこうなります。
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大手の学習塾では一人一人に合った指導をすると宣伝しております。しかし、あまりそれは実現できていません
当塾では少人数制の授業を基本としています。そのため、本当に一人一人に合った内容の授業をすることができています。
それでいて、当塾は大手学習塾の平均に比べ、授業料が安いのが特徴。
実はその理由は・・・
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今度はグッと読みやすくなりましたよね。
言いたいことを一つだけ、文章の中に入れ込んでいるので、文章そのものが易しくなります。
そのため、広告のような"ななめ読み"されやすいものにも向いているんですね。
自分が書いた文章を読んで、「これじゃあちょっとわかりにくいかなぁ?」と感じたら、"単"文で書かれているかどうかをチェックしてみましょう!
・・・
◆【 "短" --- 少ない文字数で、短い文章を書く! 】
次に注意したいのが、「一文の長さ」です。
一般的に一文は30文字~40文字程度が読みやすいとされています。
先ほどの文章例は、一文がなんと109文字!
ちょっと長すぎますね。
サラッと読めるブログやメルマガは、うまいこと短文を使っています。
全編を短文で構成している人もいれば、最初は短文で読者にラクに読み始めてもらい、読者がノってきたところで、少し長めの文章を出してくるといった達人もいます。
つい一文が長くなってしまいがちな人は、『がチェーン』に気をつけてみて下さい!
谷啓さんのギャグのような名前ですが、これは
『 この商品は○○ですが、この点が○○になっているのですが、△△という特徴もあるのですが、その部分は世界的に認められているのですが・・・』
というように、「・・・が」で文章をつなげてしまうことを言います。
言いたいコトがたくさんあると、ついこの『がチェーン』で文章をつないでしまいがちです。
最初の「悪い例」をもう一度、見て下さい。
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大手の学習塾では一人一人に合った指導をすると宣伝しておりますが、あまり実現はでき
ていないのですが、当塾では少人数制の授業を基本としており、授業料が比較的安いのに
も関わらず、一人一人に合った内容の授業を徹底しております。
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まさに「がチェーン」の見本のような文章ですね。
多くの場合、「・・・が」の部分で、文章を分割することができます。
「高機能ですが、安いんです!」といったように、"対比"を表す場合などは、「が」が必要です。
でも、ただ単に文章をつなげるためだけに使っている「が」は、あまり好ましくありません。
あなたが文章を書く時も、ぜひ"短"文でわかりやすく書いていくようにしましょう!
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"単"と"短"・・・この二つの「たん」を気にするだけで、あなたの文章は格段に読みやすく、わかりやすいものになってきます。
ぜひ、お試しを!
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・ 展示会の「チラシ」の内容を考えてくれたり、
・ 会議用の資料やタイムスケジュールをうまく作ってくれたり、
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ソフトバンクの孫さんなど大企業のトップも活用している、この新技術。
しかし、もっと大きなインパクトを享受できるのは、実は「中小企業」や「小さなお店」。
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