【ChatGPTとつくる商品紹介文 (2)】~ 他と違うところはどこ?
こんにちは!「ことのは塾」の やまなし です。
前回から始まった新シリーズ、『ChatGPTとつくる魅力的な商品紹介文』
今、話題のChatGPTと一緒に「魅力的な商品紹介文」を作るノウハウを一緒に考えていくメルマガです。
前回は、「商品名を入れるだけで、ある程度の商品紹介文はChatGPTが作ってくれる」、「でも、追加情報を入れ込まないと、当たり障りのない文章が出来上がってしまう…」というお話をさせていただきました。
では、どのような追加情報を入れ込むとChatGPTは、より魅力的な商品紹介文を作ってくれるのでしょうか?
◆ オススメは「他のライバル商品と違うところ」
学習塾の紹介文を作りたい時、次のような依頼文(プロンプト)だけでも、ある程度の文章を生成してくれます。
--- 学習塾の商品紹介文を生成するプロンプト ---
・学習塾の紹介文を作って下さい。
・塾の名前は「ABCアカデミー」です。高校受験を目指す中学生を主に教えています
実際に上のプロンプトをに入力してみて下さい。すると…
「生徒一人ひとりの成長を大切にし、質の高い教育を提供する学習塾です。私たちは教育のプロフェッショナルチームと協力し、生徒たちの学習意欲を引き出し、自信を育むことを使命としています (つづく)」
といったように、有ること無いこと、すらすらと並べて紹介文を作ってくれます (^_^;)
とても、“それっぽい”のですが、まったくもってこの学習塾の実情と合っていないのです…。
「この学習塾の魅力を伝える紹介文」を作るためには、やはりこの塾がどんな塾なのか?、「この塾らしさ」を伝えていく必要があるのです。
では、どんな情報をChatGPTに伝えたら良いのでしょうか?
オススメしたいのは、「他のライバル商品と違うところ」の情報を追加することです。
--- 他の学習塾との違いを入れたプロンプト ---
学習塾の紹介文を作って下さい。
塾の名前は「ABCアカデミー」です。高校受験を目指す中学生を主に教えています。
他の塾との違いは「まず英語の成績を上げる」ことを意識しているところです。
このように「他の塾との違い」の情報を入れ込むと、ぐっとリアリティが増した紹介文を生成してくれます。
英語力の向上は現代社会においてますます重要となっています。ABCアカデミーは、「まず英語の成績を上げる」という使命を胸に、英語の学習を中心に据え、専任の英語講師陣による丁寧な指導を行います。
先ほどの生成文には無かった、「英語力の向上は現代社会においてますます重要となっています」といった話から始まって、この塾が「英語の成績アップにチカラを入れていること」、「専任の英語講師陣による丁寧な指導」をしていること、などを紹介しています。
こう書かれていたら、「受験はまず英語が肝心」、「英語力は高校生になっても、大人になっても大切」と思っている親御さんの心にきっと響くでしょう。
◆ “他との違い” =「強み」を伝えれば伝えるほど…
この学習塾が他の塾と違っているのは、「英語教育にチカラを入れている」ことだけではありません。
◯「まずは教科書の文章を丸暗記し、暗唱できるようにします。そうすることで、正しい英文が自然と身につきます」
◯「この地域の高校の出題傾向に合わせてオリジナルの過去問題集を作っています」
◯「理数系が得意な塾と提携しており、高専など難関高の受験にも定評があります」
といった特色がありました。
このような特色、つまり“強み”を追加でChatGPTに伝えていきます。
--- この学習塾の“強み”を伝えたプロンプト ---
他にもこのような特色があります。
「まずは教科書の文章を丸暗記し、暗唱できるようにします。そうすることで、正しい英文が自然と身につきます」
「この地域の高校の出題傾向に合わせてオリジナルの過去問題集を作っています」
「理数系が得意な塾と提携しており、高専など難関高の受験にも定評があります」
すると…どんどん「この学習塾の紹介文」の精度が上がっていきます。
このあたりまでくると、最初の「よくある学習塾の紹介文」とは全然違う内容になってきます。
◆ 迷ったら「他と比べて“良いとこ探し”」
このようにあなたの商品・サービスの「良いところ」、「強み」を教えれば教えるほど、ChatGPTはその内容を紹介文に織り込んでくれるようになるんですね。
「Q.あなたの商品の“強み”は何ですか?」
色々なところで聞かれる質問です。でも、この問いの対する“答え”って、実に幅広いですよね (^_^;)
“強み”は色々な考え方があって良いものですが、もし「ウチの“強み”ってなんだろう?」と迷った時は、同業他社、ライバルのホームページやパンフレットを見てみて下さい。
自分の商品やサービスだけをじっと見つめていても、意外と“自分たちの強み”って見つけにくいものなんです。
でも、比較対象があると「あ、こういうコトはウチでしかやってないな」、「このことに関してはウチの方が得意だな」と見えてくるようになるんです。
小さなことでも構いません。
・駐車場が広い
・自分のところの子供も昨年、受験だったので、親御さんの気持ちがわかる
・大手学習塾に比べて、人数が少ないので、質問がしやすい
・休み時間にお菓子が出る
そんなことでも良いのです (^^)
“強み”がたくさんあれば、あるほど、ChatGPTが考えるタネになりますので。
ChatGPTには、「あなたの商品・サービスの“強み”」を察することはできません。
あなたが入力しない限り、ChatGPTは“あること無いこと”を織り交ぜて、文章を生成します。
あなたの商品・サービスをちゃんと魅力的に見せる紹介文を作ってもらうために、しっかりと“強み”を考えて、入力していきましょう。
あなたの商品が他と違うのは、どこですか?
【次回につづきます】
今、話題のChatGPT(「生成AI」)。
・ 展示会の「チラシ」の内容を考えてくれたり、
・ 会議用の資料やタイムスケジュールをうまく作ってくれたり、
・ 社内にある売上データや「お客さまアンケート」などのデータを分析してくれたり
と、『業務の効率化』や『業務のレベルアップ』に非常に役立っています。
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ソフトバンクの孫さんなど大企業のトップも活用している、この新技術。
しかし、もっと大きなインパクトを享受できるのは、実は「中小企業」や「小さなお店」。
一人のスタッフが、いくつもの仕事を柔軟にこなす必要がある会社やお店であればあるほど、"様々な仕事のアシストができる"ChatGPTの恩恵は大きくなります。
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しかし…
私たちにご相談いただく企業やお店から伺ったところ、
☆ ChatGPTを社内に導入したいが、何から始めたら良いのかわからない…
☆ 我が社ではどんなことに使えるのか? 今ひとつつかみきれない…
☆ 「新しいことを覚えたくない」、「自分の仕事を奪われるのでは?!」と社員が前向きになってくれない……
といった“声”があるのも事実です。
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そこで私たち「ことのは塾」は、『日本一ハードルの低い ChatGPT講座』と題して、ChatGPT初心者にもとっつきやすい研修プログラムを提供させていただいております。
興味を持っていただけましたら、ぜひこちらのページもご覧になってみて下さい!