【ChatGPTとつくる商品紹介文 (4)】~ しつこく聞く!がコツ!

こんにちは!「ことのは塾」の やまなし です。

前回は「ChatGPTに商品紹介文を作ってもらうなら、“誰に使ってほしい商品か?”を明確に伝えよう」というお話をさせていただきました。

・・・

「この商品はどんな人がほしいと思う?」というような質問をChatGPTにしてみましょう、というお話をしましたね。

その時、ChatGPTはすぐにあなたの望んだ結果を出力してくれたでしょうか?

「違うんだよ、そうじゃないんだよなぁ…」と思ったり、「そこんところ、もうちょっと詳しく聞きたい」と思ったりしたことは無かったでしょうか?

今日はそのように思った時にやってほしいことを一緒に見ていきたいと思います!

◆ 「それについて、もっと教えて」~“追加の質問”がカギ!

--- 商品のターゲットを聞くプロンプト ---

「このような特長を持つ商品、◯◯◯」は、どのような人やお店が利用したいと思うでしょうか?

↑このようにあなたの商品の特長を教えて質問すると、ChatGPTは「こんな人が欲しがるのでは?」という“お客さま候補”をいくつか挙げてくれます。

例えば、「静岡県産の陸上養殖のサバ」のお客さま候補を尋ねてみましょう。

--- 静岡産 陸上養殖のサバのターゲットを聞くプロンプト ---

「静岡県産の陸上養殖のサバ」は、次のような特長を持ちます。

・ 理想に近い味わい:水温や酸素レベル、塩分などをコントロールできるため、理想に近い味わいの魚を育てることができます

・ 『駿河湾海洋深層水』の恩恵を受けている:非常に深い海の底からくみ上げる『駿河湾海洋深層水』は、栄養豊富で微生物なども少なく、品質も一年中、安定しています。寄生虫のリスクが非常に低く、陸上養殖にはうってつけの海水です

・ 東京など大都市圏に近いので、新鮮な状態のサバを市場やご家庭に届けることができます。

この陸上養殖のサバはどのような人が欲しいと思うでしょうか?

このように「商品の特長」を伝えた後、「どんな人が欲しいと思うでしょうか?」と質問すると、いくつかの対象者を挙げてくれます。

ここでは、このような回答を挙げてくれました。

「静岡産の陸上養殖のサバ」はいくつかの特長があり、そのため特定の顧客層に魅力的に見えるでしょう。

1)グルメ愛好者・食通: 理想に近い味わいが楽しめるという点で、質にこだわる人々にとって興味深い製品です。

2)ビジネス向け: 東京など大都市圏に近いため、新鮮な状態で高速配送が可能です。そのため、高級料理店、ホテル、宴会場などで提供するには良い製品と言えます。

3)地産地消を重視する人: 静岡産であるという地域性を評価する人々、特に地産地消に注力しているレストランや料理店も対象となるでしょう。

・・・(以下省略)

なかなか良さそうな“答え”が返ってきました (^^)

これらの回答も十分に良い“ヒント”になりそうですが、より具体的なアイデアにつなげるために、もう少し深堀りしていくことにしましょう。

そこで、こんな「追加の質問」をしてみます。

--- 追加質問(グルメな人は何を好む?)のプロンプト ---

その中の「グルメ愛好者」について、もっと教えて下さい。

この人たちは、このサバのどんな点に魅力を感じるのでしょうか?

このように追加で質問すると、このような答えが返ってきました。

グルメ愛好者または(食通)の人は、独自の嗜好(こだわり)や知識を持つ場合が多いです。
(中略)

6) 食のトレンドに敏感:グルメ愛好者は新しい食のトレンドに常にアンテナを張っています。新しい魚の生産方法である陸上養殖が注目されている今、そのような新しいトレンドに興味を持つ人々が、このサバを求める可能性が高いです。

グルメな人たちに向けて、このサバをアピールしたいと思った時には、「新しい食材ですよ!」という点が評価されそうですね。

他にもこんな深掘り質問をしてみると、さらなる“ヒント”がもらえます。

--- 追加質問(ビジネス向けではどんなメニューがウケる?)のプロンプト ---

その中の「ビジネス向け」の方は、このサバをどのような料理に使うのでしょうか? 具体的な料理名を教えて下さい

高級レストランやホテル、宴会場などでは以下のような料理に使用されることが考えられます。

サバの刺身やサシミプラッター: 新鮮で寄生虫のリスクが低いとされるこのサバは、刺身としてそのままの美味しさを楽しむのに最適です。

サバの寿司や握り寿司: 寿司にもこの高品質なサバが活用されるでしょう。

ちゃんと、陸上養殖の強みである「寄生虫のリスクが低い」という点も汲み取って、料理を提案してくれていますね。

・・・

このように「追加の質問」をしていくと、どんどんアイデアが具体的になっていきますね。この「追加でどんどん質問していくこと」が、ChatGPTを使う上で、非常に大切なポイントとなります。

◆「そうじゃない」~ネガティブな追加質問でも大丈夫!

ChatGPTがイマイチ、ピント外れなことを返してくることもあります。

あなたが聞きたかったコトとは違う視点から回答をしてくることもあるでしょう。

(それはそれで多面的にものを見られるので、悪いことばかりではないのですが…)

そのような時は、あなたの気持ちを正直にChatGPTに伝えてみましょう。

ChatGPTはこのサバを「外国人: 静岡という地域の特産品として、観光客や外国人が購入する可能性もあります」と言っています。

でも、あなたは「外国の人がサバを食べるかなぁ?」と少し疑っていたとします。

--- 疑問に思ったことを聞くプロンプト ---

外国人の方はこのサバを気に入らないと思うのですが、どうでしょうか?

このように質問すると…

「サバは多くの国々で食べられており、地中海地域や北欧では特にポピュラーです。ただし、味付けや調理法は日本と違う場合が多いですので、その地域の文化に合わせることが必要かも知れません」

といった回答をしてくれました。

「可能性はあると思うよ。でも、確かに外国人特有の好みや習慣もあるよね」と、実際に人と話しているようなリアクションをしてくれるんですね。

◆ ChatGPTの良いところは「何度、質問しても機嫌を損ねない」ところ

このように、ChatGPTでは「追加の質問」がカギを握る部分が大きいと私は思います。

ChatGPTの良いところは、このような質問のやり取りを“何度、繰り返しても良い”ところ。

相手が人間の場合、何度も何度もしつこく聞くと、相手も疲れてきて、機嫌が悪くなってしまうことだってあります (^_^;)

しかし、ChatGPTなら何度、質問をしても答えてくれますし、角度を変えた質問をしていくと、だんだんと回答の精度が上がっていく場合も多いです。

「こういう場合だとどうなる?」

「それの具体的なやり方は?」

など、追加の質問の“質”で、回答の“質”も全く変わってきます。

ChatGPTはいくらでも話に付き合ってくれますから、ぜひ“しつこく”質問していきましょう!

次回からのメルマガでも、この他の「追加の質問」をいくつか紹介していきますね。

お楽しみに!(≧∇≦)/

--- 「ことのは塾」 山梨 栄司

今、話題のChatGPT(「生成AI」)

展示会の「チラシ」の内容を考えてくれたり、

会議用の資料やタイムスケジュールをうまく作ってくれたり、

社内にある売上データや「お客さまアンケート」などのデータを分析してくれたり

と、『業務の効率化』『業務のレベルアップ』に非常に役立っています。

・・・・

ソフトバンクの孫さんなど大企業のトップも活用している、この新技術。

しかし、もっと大きなインパクトを享受できるのは、実は「中小企業」「小さなお店」

一人のスタッフが、いくつもの仕事を柔軟にこなす必要がある会社やお店であればあるほど、"様々な仕事のアシストができる"ChatGPTの恩恵は大きくなります。

・・・・

しかし…

私たちにご相談いただく企業やお店から伺ったところ、

☆ ChatGPTを社内に導入したいが、何から始めたら良いのかわからない…

☆ 我が社ではどんなことに使えるのか? 今ひとつつかみきれない…

☆ 「新しいことを覚えたくない」、「自分の仕事を奪われるのでは?!」と社員が前向きになってくれない……

といった“声”があるのも事実です。

・・・・

そこで私たち「ことのは塾」は、『日本一ハードルの低い ChatGPT講座』と題して、ChatGPT初心者にもとっつきやすい研修プログラムを提供させていただいております。

興味を持っていただけましたら、ぜひこちらのページもご覧になってみて下さい!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください