AIで「イベントのチラシ」をつくる。

「イベントのチラシ、お願いできますか?」
頼まれて引き受けたものの、パソコンの前で手が止まる。
日時と場所はわかっている。伝えたいことも、ある。
でも、どんな言葉を大きくして、どこに写真を置けばいいんだろう…。
チラシづくりって、意外と考えることが多いですよね(^_^;)
そんな時は、ChatGPTとCanvaに手伝ってもらいましょう。
Canvaは、チラシやポスターなどをつくれるデザインツールです。ChatGPTの「プラグイン」という連携機能でつなぐと、会話をしながらCanvaのデザインを作成・編集できます。
今回は、この組み合わせでイベントのチラシをつくってみます。
■ まずは、ChatGPTとCanvaをつなごう
最初に、連携の準備をします。
ChatGPTの「プラグイン」一覧を開き、「Canva」を探して追加。画面の案内に沿って、使いたいCanvaのアカウントを接続します。
途中で、連携を許可する確認が出たら、内容を読んで進めてください。
なお、利用できるプラグインや画面表示は、契約プランや組織の設定などによって異なります。今回は、Canvaを接続して使える環境を前提に進めます。
準備ができたら、いよいよチラシづくりです(*^^*)
■ 最初のお願いは、これくらいでOK
まず、ChatGPTにこう頼んでみましょう。
【プロンプト】
Canvaで、地域の交流会のチラシをつくって。
「え? それだけ?」
はい、最初はこれくらいで大丈夫です。
もちろん、この一言で配布できる完成品ができるわけではありません。日時も場所も、まだ伝えていませんからね。
まずは案を見せてもらう。質問されたら、わかる範囲で答える。そんな気持ちで始めてみてください。
案が出てきたら、ちょいと眺めてみましょう。
「明るい感じはいいな」
「ちょっと子ども向けに見えるかな?」
「あ、申し込み方法も必要だ」
形になったものを見ると、頭の中だけで考えていた時より、「こうしたい」が出てきませんか?
最初の案は、次の会話の材料なんです。

■ 足りない情報は、あとから足そう
ここでは、架空のイベント「地域のほっと交流会」を例にします。
チラシの案を見ながら、次の情報を追加してみましょう。
【プロンプト】
イベント名は「地域のほっと交流会」です。
、午後2時〜4時。
会場は、こもれび交流館の集会室。
お茶を飲みながら、ご近所の人とおしゃべりする会です。
参加費は300円。申し込み不要です。
主催は、こもれび交流会実行委員会。
この内容をチラシに入れてください。
※イベント名・会場・主催者などは、説明用の架空の設定です。
一度に全部伝えなくても構いません。
「参加費は300円です」
「申し込み不要と入れて」
こんなふうに、ひとつずつ追加してもいいんです。
ただし、AIが仮に入れた日時や場所を、そのまま本当の情報だと思わないこと。自分が伝えた内容と合っているか、確認しましょう。

■ 「ほかに何が必要?」も、AIに聞ける
チラシを見ているうちに、ふと不安になることもあります。
「これで必要な情報は、そろったのかな?」
そんな時は、ChatGPTに質問してもらいましょう。
【プロンプト】
初めて参加する人が、このチラシを見て困らないようにしたいです。足りない情報を、私にひとつずつ質問してください。
すると、たとえば、
「問い合わせ先はありますか?」
「車で来る人向けに、駐車場の案内は必要ですか?」
といった確認が考えられます。
聞かれれば、「そうそう、それも必要だった」と思い出せますよね。
問い合わせ先が決まっていなければ、
【プロンプト】
問い合わせ先は確認中です。番号は勝手に入れず、「問い合わせ先:確認中」としておいてください。
と伝えておけばOK。配る前に、正式な情報に差し替えましょう。
AIに全部を知っていてもらう必要はありません。
質問してもらいながら、自分が知っていることを引き出してもらえばいいんです。
■ 「誰に来てほしいか」で、チラシは変わる
必要な情報が入ったら、もうひと工夫。
今度は、「誰に来てほしいか」を考えてみましょう。
たとえば、今回の交流会では、初めて参加する人にも来てほしいとします。
そんな時は、こう頼んでみてください。
【プロンプト】
初めての人が、一人でも参加しやすい感じにして。
最初から「親しみやすい配色で、心理的なハードルを下げるコピーを…」なんて、難しく言わなくて大丈夫です(笑)
ただ、「一人でも参加しやすい」と感じてもらうには、見た目だけでなく、安心できる理由もほしいところ。
もし、実際にスタッフが席を案内する予定なら、こんな情報を追加できます。
【プロンプト】
当日はスタッフが席をご案内します。知り合いがいなくても大丈夫だと伝わるように、このことも入れてください。
すると、たとえば、
「おひとりでも、どうぞ。スタッフがお席をご案内します」
という案内が考えられます。
「お気軽にご参加ください」だけよりも、当日の様子が浮かびませんか?
ここで役立つのが、人間の経験です。
「去年、一人で来た方が入口で迷っていたな」
「電話では、何を持っていけばいいか聞かれたな」
そんな記憶をAIに伝えると、チラシに必要な言葉が見えてきます。
もちろん、実際にはできない対応まで約束しないように。チラシの言葉と、当日の運営はセットです。

■ 言葉で直す。必要なら、Canvaで仕上げる
デザインの修正も、まずは言葉でお願いしてみましょう。
【プロンプト】
日時と会場を、もっと大きくして。
【プロンプト】
文字が多いので、説明文を短くして。
【プロンプト】
落ち着いた、あたたかい雰囲気にして。
一度にたくさん直すより、気になるところからひとつずつ。その方が、何が変わったか見比べやすいですよね。
変更案が出て、保存の確認を求められたら、内容を見て「この内容で保存して」と伝えます。修正案を見ただけで、保存まで終わったと思い込まないのがポイントです。
また、Canvaで開くためのリンクや「Edit in Canva」などのボタンが表示された場合は、そこから編集画面へ進めます。
「この文字だけ少し動かしたい」
「手元にある会場の写真を使いたい」
そんな細かな仕上げは、Canva側で行う方法もあります。
AIに頼んで直すところと、自分で触って整えるところ。やりやすい方を選んでいきましょう。
■ 最後は「参加する人の目」で見てみよう
完成が近づいたら、初めてこのイベントを知った人のつもりで見てください。
- 何をするイベントか、すぐわかる?
- 日時・会場・参加費は正しい?
- 申し込み方法や問い合わせ先はわかる?
- 小さな文字も、無理なく読める?
印刷して配るなら、一度、実際の大きさで印刷してみるのもおすすめです。画面では読めた文字が、紙では小さく感じられることもあります。
職場の人に見せて、「このチラシを見て、何か聞きたくなる?」と尋ねるのもいいですね。
その疑問が、最後に足すべき情報かもしれません。

チラシづくりは、文字や写真をきれいに並べるだけではありません。
「どんな人に来てほしいか」
「その人は、何がわかると安心できるか」
それを考えて、伝わる形にする仕事です。
ChatGPTとCanvaに手伝ってもらえば、デザインで手が止まっていた人も、実物を見ながら考えられます。
まずは一言。
「Canvaで、イベントのチラシをつくって」
そこに、あなたの気づきや現場の経験を足していく。
そんなAIとのセッションで、「来てみたくなる一枚」を育ててみてください(≧∇≦)/

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