【AIコラム】AIを使うと頭が悪くなる??

「AIを使うと、頭が弱くなる気がする…」

最近よく聞くのが、こんな声↓です。

「AIを使っていると、自分のアタマが弱くなってきた気がする…」

「便利なのは分かるけど、このままでいいのかな…」

私の周りで、むしろAIをガッツリ使っている人ほどよく聞くような気がします。

なかなか怖い話…これってホントに本当なんでしょうか?

「AIを使うと、本当に考えなくなるのか?」~MITの実験結果

この不安に対して、よく引き合いに出されるのがMIT(マサチューセッツ工科大学)の研究です。

この実験では、A) AIを使って小論文を書くグループと、B) AIを使わずに書くグループを比較しました。その結果、

・脳活動の一部、特に「記憶への定着」が弱まる傾向がある

という結果が報告されています。

『ほらっ!やっぱり頭が悪くなるんじゃん!』と結論づけるのはちょっと早いようです。

と言うのも、

・完成した成果物の質は、大きくは下がらない

という結果も出ているからです。

また「完成させるまでにかかった時間も、AIを使ったグループの方が短い」という結果も出ています。

ホントにアタマが悪くなっているのなら、できた小論文もハチャメチャになっていそうなものですが (^_^;)、実際はそうはなっていないようです。

でも、「AIを使っていると、自分のアタマが弱くなってきた気がする…」というのも本当の声…。

ここで、もう一つ、最近AI界隈でよく使われる言葉を紹介しましょう。

それが「AIインポスター症候群」という言葉です。

「自分でやった感じが残らない…」という感覚

『AIインポスター症候群』とは、AIを使って成果は出ているのに、なぜか自信が持てない状態のことです。

形にはなっている、評価もされている、作業時間も短くなっている…

それなのに、 「これって本当に自分の力なのかな?」 「AIがやっただけじゃないの?」 と感じてしまう。

ここで大事なのは、これが能力不足の問題ではないという点です。

AIを使うと、”考える時間”や”試行錯誤”が一気に圧縮されます。
すると、成果物はできていても、『頑張った感』『関わった実感』が残りにくくなってしまう

その結果…できているのに納得できない、というズレが生まれます。

これが「AIインポスター症候群」。

AIを使うと、結果が出るまでの”時間”が極端に短くなります。

苦労の記憶が残らない…

試行錯誤した感触も薄い…

「これは、本当に自分の力なのだろうか…?」と、どこかで感じてしまうのはむしろ自然なことなのではないでしょうか。

「自分でやった感」は、あとからでも残せる

では、どうすればいいのでしょうか?

私がおすすめしているのは、『“自分でやった感”、“自分が作った感”を残すこと』

具体的には、AIの答えに必ず次の3点を足すことです。

・ダメ出し(ここは違う、ワタシの好みじゃない)

・ひらめき(これはどう?、こんなアイデアを思いついたよ)

・言い忘れ(いい忘れてたけど、実はこの条件があるんだよ)

※ 詳しくはこちらのページ 【AIとうまくつきあう3要素 ~ ダメ出し・ひらめき・言い忘れ】にも

この3つを入れることで、AIの回答はどんどん変化していきます。
もちろん、あなたが狙った方へ…。

その結果できた成果物は「AIの仕事」から「あなたの仕事」に変わります (*^^*)

AIは、あくまで“あなたのパートナー”

この感覚が持てると、”自己効力感”を保ったままAIを使えます。

主役はあくまで「あなた」。でも、AIの力も使った方がこれからの時代は良いでしょう。

絵を描いたり、作曲をしたり、海外も含めた情報収集をしたり、デザインに優れたプレゼン資料を作ったり…自分ひとりでは出来なかったコトもAIと一緒なら出来るような時代になってきています。

その時、AIを「あなたを助けるパートナー」として考えたら、(自分はいなくてもいいんじゃないか…)なんて思うヒマはありません。

あなたが指示してくれたからこそ、“より良い成果物”を作ることができるのですから。

逆に「あなたの代わりに何かをさせる外注先」と考えてしまって、あなた自身が考えることをやめ、“丸投げ”するようになってしまったら、AIインポスター症候群にハマってしまうかも知れません…。

何も言わなくても、AIが“あなた好み”の100点満点の回答を返してくれるようになるまでには、もう少し時間がかかることでしょう
(ぜったい不可能だとは言ってない)。

それまでは、たくさんダメ出ししていきましょう。

あなたのワガママは、あなたの頭脳も成果物もしっかり磨いてくれるハズですから (*^^*)

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