【AIフレーズ ⑫】「なんか違うのよね〜」から始める、ChatGPTへの"ダメ出し"術

小林:「ChatGPTくんに“夏のお昼ごはんを考えて”って頼んでみたのよ」

堂前:「へぇ、どんなの出てきました?」

小林:「そうめん、冷やし中華、冷ややっこ、冷製パスタ…いや、わかるんだけどね!? でもなんかこう…」

上田:「ふむふむ、“さっぱり四天王”って感じだねぇ (^_^;)」

小林:「そう!でも、なんか違うのよね〜。
暑いし、火は使いたくないけど、子どもにはちゃんと食べてほしいし…みたいな、あたしの“気持ち”までは汲んでくれてないのよね〜」

堂前:「そういう時は、“どういう料理が希望なのか”をハッキリ具体的に伝えるといいですよ。たとえば、『火を使わない』『子どもが好きなワンプレート』とか」

小林:「あー、そこまでアタマが回んないのよ!そんなの思いつくくらいだったら、もう作ってるわよ(^_^;)」

上田:「あ〜、それはボクもあるよ。“おつまみを考えて”って頼んだら、“たこわさ、冷奴、枝豆”って。いいんだけどねぇ。なんかちょっと違うなぁ~って」

やまなし先生:「お二人とも、安心してください。“なんか違うよ”って伝えるだけでも、ChatGPTくんはちゃんと別の案を出してくれますよ」

小林:「えっ? ダメ出しってそんな雑な感じでもいいの?」

やまなし先生:「はい。むしろ、“モヤッとする”という感覚が改善のヒントなんです」

小林:「じゃあ遠慮せずに“なんか違う”って言ってみるわ!」

ChatGPTくん:「承知しました!少し雰囲気を変えて、こんな案もいかがでしょうか?

① おにぎりプレート(たまご焼き・ウインナー・冷凍枝豆つき)

② サンドイッチ&ヨーグルトの簡単ランチセット

③ そうめん+納豆+刻み野菜のぶっかけアレンジ

④ 市販の冷やしうどんに“ちくわ・コーン・マヨ”トッピング」

小林:「あっ、なんか今度のは“うちの台所事情”に寄せてきた感じする!」

上田:「小林ちゃん、ずっとChatGPTを使ってるから、それを覚えていてくれてるんじゃない?」

堂前:「“なんか違う”って言っただけで、方向性を探って出し直してくるの、すごいな…」

やまなし先生:「そうなんです。ChatGPTくんは、“ピンとこなかった”っていうフィードバックだけでも、次を工夫しようとするんですよ」

小林:「うん、たしかに。“急いで正解を出す”っていうより“アタシと会話しながら考えていく”って感じね」

やまなし先生:「それで良い提案が返ってきたら、『いいですね、それで!』と返してあげてくださいね。そのやりとりが、ChatGPTくんとの会話を“育てて”いきます」

文乃:「あの〜、私も“なんか違う”モヤモヤ仲間に入れてください…!」

堂前:「どうしたの?」

文乃:「ChatGPTくんに“贈答用おせんべいのキャッチコピー”を頼んだんです。“高級感と親しみやすさの両立で”って」

小林:「いいんじゃないの??」

文乃:「でも返ってきたのが…『贈り物にぴったり。上品な味わいで、どなたにも喜ばれるおせんべいです』…って、正しすぎて、逆に心が動かないんですよ〜!」

堂前:「あーそれねぇ…。
“間違ってないけど、全然刺さらない優等生な回答” …ChatGPTくんっぽい (^_^;)」

上田:「おせんべいじゃなくて、“コメントの表面がパリッとしてて中身がない”感じだねぇ(笑)」

文乃:「なにか良い言い方、無いですかぁ?」

やまなし先生:「そんな時は、ChatGPTくん自身に“このキャッチコピーの惜しい点”を考えさせてみましょう」

文乃:「ChatGPTくんにダメ出しさせるんですか!?」

やまなし先生:「はい。たとえば
『この回答(キャッチコピー)の惜しい点を3つ挙げてください』
って言ってみるんです。すると…」

ChatGPTくん:「このキャッチコピーの惜しい点を3点挙げてみます。

① 無難すぎて印象に残らない

② 商品の温かみやストーリー性が表現されていない

③ ターゲットの具体性がない、です。」

文乃:「…それです!全部それです!!いやもう、自分の気持ちをChatGPTくんに通訳してもらう感覚!」

堂前:「そしたらそのポイントをもとに、もう一回書き直してもらえばいいってことか」

やまなし先生:「そうです、そうです。そんな風にChatGPTくんに“改善のアイデア”を出してもらって、“それだ!”と思ったら、『これでもう一度考えてみて』と伝えてあげてください」

堂前:「自分のアイデアに、自分でダメ出しするのってツラいですね (^_^;)」

小林:「でも、そういうのが得意だからいいんじゃない?」

やまなし先生:「むしろ“ダメ出し”してあげることで考えが深まりますからね。ChatGPTくんとしては、それに喜びを感じるのではないかと信じてます (^_^;)」

上田:「ダメ出しされて喜ぶって……人間世界にいたら、ちょっとしたヘン◯イさんだね (^_^;)」


【やまなし先生の解説

☆ 今日のAIフレーズ

『なんか違う』
『このキャッチコピーの惜しい点を3つ挙げて』
『いいですね、それで!』

・ポイント① 感覚だけの“違う”でも立派なフィードバックになる

・ポイント② 言語化できないときは、ChatGPTくんに“惜しい点”を考えさせてヒントをもらう

・ポイント③ あなたが良いと感じた回答や改善案には「それいいね!」と返すことで、精度アップにつながる

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【今日のまとめ】

☆ 今日のAIフレーズ

『このフレームワークを、私に当てはめてください』

・ポイント① ChatGPTくんは世の中にあふれる様々な“知恵”を知っている

・ポイント② 自分の商品や生活の状況を詳しく伝えると当てはめがよりスムーズに

・ポイント③ 判断が難しいところは「基準」や「具体例」を聞くのがコツ!

--- 山梨 栄司 

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