こんにちは!「ことのは塾」のやまなしです。
今回は私たち「ことのは塾」が大事にしているテーマ、
・ 現代ビジネスでは、“想い”を伝えることが大切
・ “想い”をわかりやすく伝えるには?
という内容についてお話をさせて下さい!
仕事柄、私たちは多くの経営者さんや、社員さんたちとお話をさせていただきます。
そこであることに気がつきました。
元気な会社の経営者さんや従業員さんには、“想い”があり、
売れている商品は、“想い”を上手に伝えている
ということがわかったのです。
私たちの考える“想い”とは、あなたが「お客様に伝えたい」、「わかってもらいたい」と思っているコト全般を指しています。
・ すごく良いモノだから、一度使って驚いてほしい (≧∇≦)
・ 良いお店にしようと頑張っているから、一度、お店に食べに来てほしい
・ 「それ、私も好き!!」と共感してほしい
・ 商品に込めたこの工夫に気づいてほしい
・ 自分たちの“夢”に一緒に乗ってほしい
・・・などなど。
こういった“想い”をお客様や一緒に働く仲間にちゃんと伝えられている会社は、とても活気があり、商品やサービスも順調に売れていることが多いのです。
ビジネスや仕事は、やはり「人」と「人」でつくられるもの。
「喜んでもらいたい」、「驚いてもらいたい」といったポジティブな感情には、多くの人が引き寄せられてくるのでしょう。
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でも・・・中には、とても良い“想い”を持っていながら、それを上手に伝えられていない会社もございます・・・。
「ことのは塾」がサポートさせていただいている企業様の中で多いのは、
伝えている“つもり”なのだけれど、伝わっていないというケース。
「 他社には無い、この商品ならではの工夫を伝えているつもりなのだけれど、お客様にはどうも伝わっていないようだ・・・ 」
「 我が社の経営理念を一緒に働く従業員にもわかってもらいたくて、毎朝、朝礼で唱和しているのだけれど、いまひとつ真意が伝わっていないようだ・・・ 」
といった声は、どこに行ってもよく聞かれます。
なぜ、「伝えているつもりなのに伝わっていない」ということが起きてしまうのでしょうか?
その答えは非常にシンプル。
「 わかりにくい表現をしているから 」であることが多いのです。
図解コミュニーケーションの権威である藤沢晃治先生の説などによると、人間は新しい情報に触れた時、アタマの中で
1)自分の中にある「辞書」の中に似たような言葉を探す
2)自分の体験や経験の中から『◯◯に似ている』というものを探して、想像する
ということを行うそうです。
つまり、「わかりにくい表現」になってしまっている時は、
・ 相手が聞き慣れていない言葉を使い、
・ 相手が「大体、あんな感じ」と想像することができない伝え方をしてしまっている
のですね。
「わかりやすい表現」にしたいのなら、その“逆”。
・ 相手が聞き慣れている言葉を使い、
・ 「大体、あんな感じ」と想像することができる伝え方をする
ようにすれば良いのです。
「ことのは塾」のサポートでは、このような時、
お客様が読んでいそうな「雑誌」から“言葉”を拝借する
そうすることで、
A) お客様たちがよく使っている“言葉”
を知ることができますし、
B) お客様のライフスタイル、買っているモノやサービス
を知ることもできます。
それらがわかれば、「あなたがよくご存知のアレに似た感じです」、「あなたの生活の中にあるあんな場面のお話です」というカタチでわかりやすく伝えていくことができますね。
・・・
ここで一つ、事例を挙げてみましょう。
ある紅茶販売のサポートをした時のお話です。
生産者さんはこんな“想い”で紅茶をつくっていらっしゃいました。
『 女性らしくステキに仕事をする人に、この紅茶をオフィスで飲んでもらいたい 』
そのような紅茶だったのですが、最初のパンフレットでは
・ どのような栽培方法の茶葉を使っているか
・ 紅茶に含まれる健康成分
・ 美味しいお茶のいれ方
といった情報しか載せていませんでした。
これでは生産者さんの“想い”が伝わりにくい・・・。
そこで、その“想い”をちゃんと伝えるため、まず働く女性が読むような雑誌(「STORY」や「CLASSY.」など)を参考にしてみました。
誌面の内容や、良く使われている言葉などを研究し、どのように伝えていったら彼女たちにわかりやすく伝わるか?を考えていったのです。
その結果、
・ 【緊急座談会】 ~ デキる女は、なぜコーヒーより紅茶を選ぶ?
・ マイボトルになに入れる? ~ ◯◯の“紅茶”がベストチョイスな理由(わけ)
・ 「女性らしく仕事したいから、オフィスではこの紅茶を選びます」~ △△株式会社 A子さん
といった、ちゃんと“働く女性”に向けた内容に変えていくことができるようになったのです。
( ☆ 上の例で言うと、「デキる女」、「マイボトル」、「女性らしく仕事をしたい」などの言葉やフレーズは、雑誌から拝借いたしました )
このような内容なら、「女性らしくステキに仕事をする人に飲んでもらいたい」という“想い”が伝わりやすいですよね。
・・・
お客様が普段から接している“言葉”で、「あなたの生活のこんなシーンで使うために、こんな工夫をしました」と説明してあげれば、あなたが商品に込めた“想い”はきっと伝わります。
『 お客様が読みそうな雑誌から言葉やアイデアを拝借する 』というテクニック、ぜひ活用してみて下さい!
--- この秋は、とあるカーテンメーカー様が主催する「店長会議」で講師を担当させていただく予定です。
「カーテンの魅力を伝えたい!」という店長さんが集まるこの勉強会。
実は、この企業様には昨年度も呼んでいただいておりまして、全国4ヶ所、何十人もの社長さんとお話をさせていただきました。
熱のある皆さんと話をするのは本当に楽しく、とても印象に残っています (*´ェ`*)
その日の講演では、“基本中の基本”に立ち返っていただくため、
・ 私たちは、お客様にどうなってもらいたくて仕事をしている?
ということを今一度、確認してもらうような内容にいたしました。
このメーカーさんの経営理念は、「お客様の“豊かな生活”を実現する」こと。
そこで、各社長さんに「私が考える“豊かな生活”とは、どういうものか?」について、意見を発表していただきました。
自分の考える「豊かな生活」を発表すること
他店の経営者が考える「豊かな生活」の意見を聞くこと
皆、真剣に仕事をしている人たちですから、その意見交換が白熱しないわけがありません。
講演の後、多くの社長さんに「面白かった」と声をかけていただきました (*´ェ`*)
秋にもまたそういった熱い“想い”を持った社長さんたちに会えるのが楽しみです!
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【 講演 / 勉強会の講師をお探しの方に・・・ 】
こちらのページには、「ことのは塾」の講演会の様子が載っております (動画あり)
会社や組合で「総会の幹事」を任されている方、「社内勉強会」をやりたいと考えている方の参考になれば嬉しいです (*´ェ`*)
“想い”の伝え方ノウハウは、こちらにも載っています。
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