「無料です」より効く言い方って??

「無料相談、受付中!」

そう書いたのに、思ったほど声がかからない。そこで「無料」の文字を、もうひと回り大きくしてみる。…チラシづくりでは、ついやりたくなりますよね (^_^;)

でも、果たして読む人が気にしているのは、料金だけなのでしょうか??(*^^*)

「相談したら、何か頼まないと悪いかな」

「こんな小さなことを聞いてもいいのかな」

そんな風に料金以外のところでまだ立ち止まっている…そんなこともありそうです。

そんな時、どんな言葉が効きそうか? いっしょに探してみましょう。

■「お金がかからない」の、その先へ

たとえば、お店の相談案内。

元の言い方:「無料でご相談いただけます」

ひと言を添えるなら、こんな感じはどうでしょうか?

「ご相談は無料です。見積もりを持ち帰って、ご自宅で検討していただけます。」

「無料」は料金の説明。「持ち帰って検討できる」は、その場で決めなくてもよいという説明です。相談した後の自分が想像できると、「それなら聞いてみようかな」と思える人もいるでしょう。

もちろん、実際にその場で契約を迫らない対応があってこその言葉です。

入口では「ゆっくりどうぞ」、中に入ると「今すぐ決めて」。

これでは、安心して開けたドアの向こうで困ってしまいます (^_^;)

「質問ひとつでもどうぞ」。

相談してよい範囲が見えると、最初のひと言を出しやすくなります。

■あなたの現場なら、どんなひと言?

たとえば、こんな言い方・書き方はいかがでしょうか (*^^*)

① お店で、相談後の契約を心配している人へ

元の言い方:無料相談、受付中

工夫した言い方:「ご相談は無料です。見積もりを持ち帰って、ご自宅で検討していただけます。」

Point:「聞いたら断れないかも」という迷いに答える。

② 窓口で、話を整理できずにいる人へ

元の言い方:無料の生活相談をご利用ください

工夫した言い方:「相談は無料です。「何から話せばいいかわからない」というところから、一緒に整理します。」

Point:うまく説明する準備がなくても相談できると伝える。

③ イベントの一人参加を迷う人へ

元の言い方:参加無料! どなたでもどうぞ

工夫した言い方:「参加は無料です。お一人でのご参加も歓迎。受付でスタッフがお席をご案内します。」

Point:会場に着いた直後の不安を小さくする。

④ 体験教室などで、時間が気になる人へ

元の言い方:無料体験、実施中

工夫した言い方:「無料体験は約○分。道具はこちらで用意しますので、手ぶらでどうぞ。」

Point:かかる時間と準備を見えるようにする。

⑤ 試食の前で、迷っている人へ

元の言い方:無料で試食できます

工夫した言い方:「お味を確かめるひと口、どうぞ。ご購入は、お口に合ってからで大丈夫です。」

Point:試す目的を伝え、好みに合わない場合も選べる余地を残す。

⑥ 資料のダウンロードで、登録をためらう人へ

元の言い方:無料資料をプレゼント

工夫した言い方:「無料で読める○○ガイドです。メールアドレスの登録なしで、こちらから開けます。」

Point:「この後、営業メールが来る?」という迷いに、実際の利用条件で答える。

⑦ 地域活動の説明会で、入会を決めかねている人へ

元の言い方:無料説明会にご参加ください

工夫した言い方:「説明会は無料です。まずは活動を知るだけでもどうぞ。参加するかどうかは、後日お決めいただけます。」

Point:話を聞くことと、活動への参加を決めることを分ける。

☆ 「もうちょっと知りたいな」という方はこのワードで検索!

行動する際の手間や小さな障害は、行動科学で「摩擦コスト」と呼ばれます。

詳しく知りたい方は「行動科学 摩擦コスト」で検索してみると面白いかも?!

■ 言葉にした安心を、現場でも

「登録なし」と書くなら、本当に登録画面をなくす。

「手ぶらでどうぞ」と書くなら、必要な道具をそろえる。

「お席をご案内します」と書くなら、受付の人にも共有する。

そんな風に「言葉」と「仕組み」をセットにすると、それが信頼につながります(*^^*)

相談のチラシなら、「受付→お話を伺う→必要な窓口をご案内」という流れを短く載せるのも一案。

QRコードだけでなく電話や窓口も選べるようにすれば、スマートフォンでの操作が苦手な方にも入口を用意できますね。

また、「無料」の範囲もわかるようにしておきたいところ。

相談は無料でも材料費などが必要なら、その条件も同じ場所に。安心を伝えるひと言で、大切な条件を隠してしまわないようにしましょう。

■「無料」を大きくする前に

いま使っているチラシや案内を、ひとつ見てみてください。

「この人は、お金以外の何を心配するだろう?」

そこを想像してみると、足したいひと言が見つかるかもしれません。

「質問ひとつでもどうぞ」

「お一人なら、お席をご案内します」

「今日は話を聞くだけでも大丈夫です」

いちばん気になりそうなことに、まずひと言。

「無料なんだ」から、「それなら、私も行けそう」へ。そんな案内なら親切ですね(*^^*)

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