「その商品は誰が使う?」~今こそ”基本”に立ち返ろう!
このメールマガジンは、「ことのは塾」と名刺交換をさせていただいた皆さんにお送りしております。
こんにちは!「ことのは塾」のやまなしです。
『 今年になって、DMを作る担当になったんです 』
街の大きな文房具店に勤める佐藤さんは、そう言って「ことのは塾」に相談して下さいました。
「どうして私が?!」と思いながらも、現実問題としてDMの締め切りは毎月やってきます。
文章づくりは全くの素人だった佐藤さんがまず最初に直面した問題、それは・・・
『 何を書いていいのかわからない・・ ・』
という非常に基本的な悩み。
毎月、一つの文房具をテーマに取り上げ、「ポイントカード会員」のお客様に出すDMを作る・・・それが佐藤さんに与えられた仕事でした。
新しい試みのため、参考にするような資料などは社内にありません・・・。
上司に聞いても、「若い感覚でどーんとやってよ」と無責任なことしか言ってくれません (TдT)
今月のDMに載せる商品は、新発売になったばかりのボールペンと決まったのですが・・・
「ボールペンなんて、ボールペンでしかないじゃないっ!!」
と、筆が一向に進みません・・・。
「ことのは塾」に相談が寄せられたのは、そんな煮詰まり寸前のタイミングだったのです。
ですが、結論から言うと、佐藤さんの症状は非常に軽いものでした。
正確に言うと、“文章初心者によくあること”でした。
佐藤さんは「ボールペンの”何を”書こう?」と考えていたのです。
世の中に無かった画期的な商品なら、「ボールペンとは!」という書き方でも書き進めていけたでしょう。
でも、今回のテーマ商品は”ボールペン”。
誰でも知っているモノですから、今さら何を伝えるべきものでもないような気さえしてきます・・・(^_^;)
これは、テーマ商品の”何を”書こう?と考えていると突き当たってしまう”壁”。
この時、「ことのは塾」から送ったアドバイスはこのようなものでした。
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文章の主役を「ボールペン」にするから、わかりにくいのかも知れませんね。
ここでは「ボールペンそのもの」ではなく、「ボールペンを使う人」に着目してみましょう。
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佐藤さんは“ボールペンのDMだ”と意識するあまり、「このボールペンは・・・」とボールペンを主語にした文章を考えようとしてしまっていたのです。
ボールペンだけを見つけて考えていた時に出てきたのは、
「このボールペンは文字がスラスラ書けて、かすれません」
「0.3ミリから0.9ミリの幅広いラインナップ」
「デザインは新進気鋭のフランス人デザイナー」
という、何だかあまり魅力的ではない文章たち・・・。
これではまるで”業者向けのカタログ”です。
・・・
そこで、注目するポイントを「モノ」から「ボールペンを使う人」に変えて考えていただきました。
このボールペンの“ファン”は誰か?
このボールペンを好んで使っている人は、なぜこのボールペンを選ぶのか?
そう考えてみると、こんな文章に変わりました ↓
『 たくさんの伝票を書くOLさんがリピート買いしていくというこのボールペン。
そのワケは何枚連続で書いても文字が全然かすれないという特長にあります。
たくさんの伝票を処理しなくちゃならない時にボールペンが書けなくなると、イラッとしちゃいませんか?
このボールペンは中からインクを押し出すようにしているため、何十枚、何百枚書いても文字がかすれることは無いんです! 』
『 極細から普通くらいまでたくさんの太さが選べますので、あなたの会社の伝票に合ったものをお選びいただけます 』
『 フランス新進気鋭のデザイナーのデザイン。会社の備品とはちょっと違ったおしゃれなボールペンで仕事をする・・・そんな遊びゴコロがあってもいいですよね? 』
いかがでしょう、今度の文章はこのボールペンを使っている場面が思い浮かんできませんか?
文章の主役を「ボールペンそのもの」から「ボールペンを使う人」に替えると、このように文章がいきいきしてくるのです!
×「 このボールペンはどういうモノか? 」と考えるのではなく・・・
◯「 この商品は誰が使うのだろうか? 」、「 なぜ他のモノではなく、コレを選ぶのだろう? 」と考えてみましょう。
私たち「ことのは塾」の経験から言うと、「 文章が書けない・・・」と困っている人の多くは、何を書いたら良いのかわからないのではなく、”誰に向けて書くのか”がまだ決まってないだけなんです。
文章を書く上での”基本中の基本”、なのに意外と知らない(実践できていない)ことを今日はお伝えいたしました!
皆さんは文章を書く時、商品だけを見ていませんか?

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“どう言ったら伝わる?”をテーマに、すぐにでもチラシやDM、ホームページに活用できそうな「文章例」をたくさん掲載しております。
誰にとっても身近な存在である『食べ物』をテーマにしていますので飲食店や食品メーカーさんはもちろん、学習塾、リフォーム会社、家事代行サービス、旅行代理店など、様々な業種の方にご活用いただいております。
「販促物に何を書いたら良いか迷った時、参考にしています」
「新人にホームページの仕事を任せようと思った時、参考書として渡しました」
「この本をみんなで見ながら、来月のチラシの内容を考えるようにしています」
などなど。活用して下さる方が今でも増えています (*´ェ`*)
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オンラインセミナーのご依頼が増えていくにあたって、カメラやマイクなどを強化し、参加される方に「見やすく、聞き取りやすい」オンラインセミナーをお届けできるように努力しております。
何度かオンラインセミナーを開催していく中で、たくさんの“失敗”も経験してきました (^_^;)
(参加者がなかなかライブ会場に入れなかったり、音声が聞こえづらかったり、スマホで参加する方が画面が小さくて見づらかったり・・・)
その経験を活かしながら、より良いオンラインセミナーができるように日々、バージョンアップをつづけております。
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Q.弊社でオンラインセミナーを開催するのは初めてなのですが、準備段階から参加してもらうことはできますか?
A.多くの企業や役所の方が「はじめての開催」という状況です。ぜひ、安心して下さい (*^^*)
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Q.基本的には対面でやる研修だけれども、直前になってオンラインに変更になるかも知れません。そのような場合でも対応してもらえますか?
A. はい、このような状況下ですので、「対面での構成」、「オンラインでの構成」の二段構えでセミナーの内容を用意することもできます。
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