【誌上セミナー】言える化 トレーニング (4)お客様に「伝わる言葉」を使おう!
こんにちは!「ことのは塾」のやまなしです。
自社の“言えるチカラ”をアップしよう!と解説してきました、「言える社員の育て方」も今週が最終回。
今回は、いよいよキャッチコピーや商品紹介文などの「言葉」をいかに書いていくか?というお話です。
商品紹介文を考える時・・・
あなたは、きっと商品をじっくり見つめます。
それは決して悪いことではないのですが、商品のことはもうじっくり見つめてきたのではありませんか? (^_^;)
ここで出てしまいがちなのは「プロフェッショナル病」。
あなたがプロだからこそ、その商品をよく知っているからこそ、専門用語を無意識に使ってしまったり
「前にも同じようなコト、書いたなぁ・・・」
と、つい新しいコトを言いたくなってしまい、細かすぎるスペックや性能の違いについて語ってしまいがち・・・(^_^;)
商品やサービスの良さを“言える”とは、お客様に“伝わる”ということ。
意味が伝わらない専門用語や、お客様が興味を持てない数値などは、商品の魅力が“伝わらない”言葉になってしまうのです。
もうひとつのプロフェッショナル病は、「よくある言い回し」になってしまうこと。
これは「同業他社のチラシやホームページをよく研究している人」がかかりがち。
ここ数年の“流行り言葉”は「安心安全」。
業種問わず、たくさんの方がこの言葉を使っていますが・・・実はお客様はこの言葉に魅力を感じていません。
「安心安全なタクシーです」と言われて、
「まぁ!安心安全なのね! じゃあ乗りましょう」となるでしょうか?
・・・ならないですよね (^_^;)
安心安全は“そうであって当たり前”のものであっても、“魅力を感じるポイント”、“他社ではなく、あなたの商品・サービスを選ぶポイント”ではないのです。
こういったプロフェッショナル病を回避するため、「ことのは塾」が推奨しているのが
『 雑誌を参考書にすること 』
です。
雑誌は、“ある読者層に向けて編集されている”という特徴があります。
ここが重要なポイント。
何かに興味がある、何かの悩みを共有している、そんな集団のことを「クラスタ」と言いますが、雑誌はある特定のクラスタに向けて、記事や言葉を選んで作られています。
決して、男性でも女性でも、お金持ちも普通の人も、年上の人も若い人も・・・という雑誌はありません。
例えば、
『 danchu 』という雑誌は「料理に興味のある男性」に向けて作られています。
『 ねこのきもち 』は、ねこを飼っている人のための情報が揃っています。
『 Mart 』は、「大都市近郊に住む、新しい感覚を持ったミセスたちのための生活情報誌」と明確にコンセプトを打ち出していますし、
『 婦人画報 』は、ハイクラスの女性が読むことを想定しています。
雑誌って、これほど読者を絞り込んで作られているんですね。
ぜひ、一度、
『 あなたの商品・サービスを購入する人は、どんな雑誌を読んでいるのか? 』
と考えてみて下さい。
あなたがレストランを経営しているのなら、『 東京ウォーカー 』や『 おとなの週末 』のようなグルメ紹介雑誌がまずは思い浮かぶでしょう。
でも、きっとそれだけではありません。
「ウチは若い女性のお客様が多いな」、「結構、流行りの服を着ている人が多いような気がする」
ということであれば、『 JJ 』、『 CanCam 』など20代女性が好んで読むような雑誌が参考になります。
もしあなたがBtoB企業にお勤めでも、
「ウチは企業向けの製造工場だから、相手が読むような雑誌はわからない」
と諦めてしまうのはもったいないです!
「 管理者の人たちは、どんな雑誌を読むのかな? 」
「 総務部長の年代の人なら、こんな週刊誌を読むのかな? 」
と、ぜひ想像してみて下さい。
彼らも同じ人間ですから、決して業務に関わるモノしか読まないということはありません。
『 週刊ゴルフダイジェスト 』も読むかも知れませんし、『 週刊朝日 』を読む人なのかも知れません。
「どんな雑誌を読むような人が、うちのお客さんなんだろう?」と考えること自体が、“伝わる言葉”を見つけるための第一歩です!
・・・
そのようにして「雑誌」を見つけたら、ぜひ“目次”ページを見て下さい。
そこに載っているのは、各記事の“見出し”。
ここはまさに「キャッチコピーの宝庫」なんです! (≧∇≦)/
プロが一所懸命に考えた言葉ですから、読者の心を上手にキャッチします。
あなたが商品のキャッチコピーを考える時、これほどヒントになる“参考書”は無いのではないでしょうか?
例えば、ゴルフ雑誌に
『 ピンあり or ピンなし パットが入るのはどっち? 』
という見出しがありました。
「 A or B ~ 良いのはどっち?」というこのスタイルを、レンタカーの会社がマネしてみると・・・
『 バス&電車 or レンタカー 観光旅行に適しているのはどっち? 』
というキャッチコピーになります (*´ェ`*)
この言葉の後に、「公共交通機関もいいけど、レンタカーならもっといいよ」という話をつなげれば、うまくレンタカーの魅力を伝えることができますね。
ゴルフ雑誌を読んでいるお父さんなら、家族旅行のプランを立てることもきっとあるはず。
そんな時、雑誌に出ている言葉のスタイルをちょっと拝借すると、彼らが読みやすい言葉がカンタンに出来上がります。
・・・
他の雑誌も見てみましょう。
例えば、『 Ray 』という雑誌は10代~20代の“カワイイ”が好きな女性に向けた雑誌。
なので、見出しもカワイイです (*´ェ`*)
『 恋する女のコ色FACEのつくりかた 』
『 愛理&べりか 「6月はカラフルが着たい」 』
『 #POOL映え水着と、#BEACHモテ水着、見つけた! 』
などなど。
特に最後の「#POOL映え」なんて、インスタグラムを日常的に使っている人たちでなければ、出てこない発想。
逆に言えば、インスタ慣れしている人たちの間では、“見慣れた、読みやすい表現”であり、“興味をひかれる表現”であるわけです。
これらの言葉・・・おじさんだけで考えていたら、1000年かかっても出てこないです (^_^;)
でも・・・
女性が使う商品を、男性が営業しているってこと・・・ありませんか? (^_^;)
私も職業柄、様々な企業様に伺うのですが、
「 リビングのカーテンは、主に女性が選ぶのだけど、売っているのはおじさんばかり 」
「 女の子が参加するイベントなのに、広報を担当しているのはまだ子供がいない男性 」
「 男性向けのヘアケア商品なのに、宣伝担当が若い女性 」
といったケースがありました。
自分のライフスタイルや感性とは違うお客様に向けた言葉は、ず~っと考えていても、なかなか出てくるものではありません。
だからこそ“雑誌”を参考書にすべきなのです!
・・・
「 キャッチコピーの“カタチ”がわかる 」
「 お客様が読みやすい表現、今どきの表現がわかる 」
この2つのメリットを受けたいなら、ぜひ雑誌を買って読んでみて下さい。
しかしながら・・・雑誌も全て買っていると、なかなかお財布にやさしくないかも知れません (^_^;)
そこでオススメしたいのが、『 dマガジン 』というサービス。
多種多様、200種類近い雑誌が、月額400円で見られます。
広告ページなど、紙の雑誌に載っていても、こちらでは見られないページもありますが、“見出し”を見たり、“表現の参考にする”には十分です。
※ 「ことのは塾」がdマガジンの代理店というわけではありませんので、問い合わせなどには答えることができません。ご了承下さい m(_ _)m
このようなサービスもありますので、ぜひ雑誌を参考にしてみて下さい!
・・・
「ことのは塾」が社内研修や、商工会議所で行っている、「“言える”社員の育て方 」セミナーの内容は以上です (*´ェ`*)
社内研修の場合は、この後、実際に雑誌を見ながらキャッチコピーを作ったり、“お客様の情報源”はなんだろう?とグループで話し合ったりする時間を設けています。
あなたの会社・組合でも、このような“言えるチカラ”の研修、開催してみませんか?
これまでの開催実績などは、こちらのページに載っております。
ぜひ、ご覧になってみて下さい!
https://kotonoha-juku.co.jp/seminar-ws-2/
— 「ことのは塾」 山梨 栄司
“想い”の伝え方ノウハウは、こちらにも載っています。
twitterのフォロー、Facebookの友達申請も大歓迎です!
「ことのは塾」の本、絶賛発売中!
— 「ことのは塾」の“伝えるノウハウ”をぎゅっと詰め込んだ一冊です。
“どう言ったら伝わる?”をテーマに、すぐにでもチラシやDM、ホームページに活用できそうな「文章例」をたくさん掲載しております。
誰にとっても身近な存在である『食べ物』をテーマにしていますので飲食店や食品メーカーさんはもちろん、学習塾、リフォーム会社、家事代行サービス、旅行代理店など、様々な業種の方にご活用いただいております。
「販促物に何を書いたら良いか迷った時、参考にしています」
「新人にホームページの仕事を任せようと思った時、参考書として渡しました」
「この本をみんなで見ながら、来月のチラシの内容を考えるようにしています」
などなど。活用して下さる方が今でも増えています (*´ェ`*)
お求めはお近くの書店、またはネット書店でどうぞ!
発行:「ことのは塾」(有限会社ビーサイド・ライブ)
住所: 〒424-0862 静岡県静岡市清水区船越東町200-5
編集:「ことのは塾」メールマガジン編集部
お問い合わせ先メールアドレス : start@kotonoha-juku.co.jp
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今、新たにホームページやネットショップを持つ会社やお店が増えています。
「ことのは塾」にもホームページ制作のご依頼が多く寄せられておりまして、この春のスタートに向けて準備を進めています (*^^*)
コロナをキッカケに生活が変わり、欲しいモノ、買うモノ、買うトコロも変わってきています。
今までホームページやネットショップを必要としていなかった飲食店や農家さんなども、自前のHPを持ち、自分のネットショップで“販売”をするようになってきました。
ここで一つ、確認しておいていただきたいことがあります。
『 あなたの商品は、写真がキレイなら売れますか? 』
インスタグラムで売れているモノ = 写真が良ければ買ってもらえるモノは、実はごく限られたモノでしかありません。
ファッション、アクセサリー、見栄えの良い食べ物・・・そういった商品は、写真の映りが命。
美しい写真だけで売れることがある商品です。
でも・・・
あなたの商品は「見栄えが良ければ売れるモノ」でしょうか?
「写真に写らないトコロにこそ、魅力がある商品」ではないでしょうか?
写真が良ければ売れるモノは、確かにあります。
そういった商品の方が画面や紙面に映えるので、マスコミにもよく取り上げられます。
でも、世の中の大半の商品やサービスは、「その魅力が写真には写らない」ものですよね?
写真だけでは魅力が伝えられない場合、その写真に添える“言葉”が大切になってきます。
( 今、流行りの「動画」や「ライブコマース」だって、“言葉”がなければ、100%の魅力は伝わりません )
でも、いざホームページに「魅力的な商品紹介文」、「お客様の気をひくキャッチコピー」を書こうとすると、なかなかスムーズにいかないことも多いです (^_^;)
そんな時は、ぜひ「ことのは塾」を呼んで下さい!
「 どんな人が作っていますか? 」
「 他より高い(安い)のは、何か理由があるのですか? 」
「 どんなところが他の商品と違いますか? 」
といった“質問”をしながら、あなたのお店や会社、あなたの商品の「魅力」を一緒に見つけ出して、“言葉”にしていきます。
・ ホームページ
・ チラシ
・ 看板 / のぼり
・ パッケージ
などを作ることができます。
興味を持っていただけましたら、こちらのページに詳しい内容が載っております。
ぜひ参考にしてみて下さい (*^^*)


--- この冬、“オンライン講演”のご依頼を銀行や商工会議所、県庁や市役所などからいただいております。
「ことのは塾」はオンラインでの「商品紹介の“言葉”」、「“想い”を伝える言葉選び」の講演や研修、ワークショップに数年前から取り組んでおります。
オンラインセミナーのご依頼が増えていくにあたって、カメラやマイクなどを強化し、参加される方に「見やすく、聞き取りやすい」オンラインセミナーをお届けできるように努力しております。
何度かオンラインセミナーを開催していく中で、たくさんの“失敗”も経験してきました (^_^;)
(参加者がなかなかライブ会場に入れなかったり、音声が聞こえづらかったり、スマホで参加する方が画面が小さくて見づらかったり・・・)
その経験を活かしながら、より良いオンラインセミナーができるように日々、バージョンアップをつづけております。
【 よくある質問 & ご要望 】
Q.弊社でオンラインセミナーを開催するのは初めてなのですが、準備段階から参加してもらうことはできますか?
A.多くの企業や役所の方が「はじめての開催」という状況です。ぜひ、安心して下さい (*^^*)
ZOOMの使い方の講習や、事前の接続テストもすることができます。お気軽にご相談下さい。
Q.基本的には対面でやる研修だけれども、直前になってオンラインに変更になるかも知れません。そのような場合でも対応してもらえますか?
A. はい、このような状況下ですので、「対面での構成」、「オンラインでの構成」の二段構えでセミナーの内容を用意することもできます。
直前になってオンラインに変更になっても、こちらのオフィスから配信することができますので、どうぞご安心下さい
「ことのは塾」の講演(講師派遣)について詳しくお知りになりたい方は、こちらのページをご覧下さい。
