価格や製法など「決まりきったこと」しか書けないという人は・・・
こんにちは!「ことのは塾」のやまなしです。
先日、このメルマガの読者さんからこんなご質問をいただきました。
————————————————————
輸入靴の販売をしている松田と申します。
今日は質問があってメールさせていただきました。
・・・
昨年、勤めていた会社の都合で退社し、個人事業として輸入靴の販売用のホームページを立ち上げたのですが、何を書いたらいいのかわからないのです。
(輸入の仕事は長年やってきたので得意なのですが、営業の経験が全くありません)
現在は、
・ ブランド名(商品名)
・ 色
・ サイズ
・ 製法
・ 価格
といった情報を載せているのですが、これだけでは私の目から見ても魅力のない紹介だと思います。
こういった商品紹介文には何を書いたらいいのでしょうか?
————————————————————
実は、こういう”お悩み”ってすごく多いんです (^_^;)
「良いモノ」を仕入れているので、商品の魅力はあるのだけれど、それをどう表現していいのかわからない・・・
そのため、「価格」や「製法」などの”決まったこと”(=スペック)しか書かなくなってしまい、結果的にあまり魅力の感じられない紹介文になってしまう・・・。そんな風に悩んでいる方は少なくありません。
でも・・・安心して下さい (*´ェ`*)
実はそれって症状としては最も“軽い”部類に入るんです。
同じ様なことで悩んでいる方は、文章を書き始める前に“コレ”について考えてみて下さい!
価格や製法などの決まった内容(=スペック)しか書けない方にやってもらいたいコト。
それは・・・
『 プレゼントとして贈るなら、誰がいいか? 』を考えること
です。
靴を例に考えてみましょう。
その靴はどんな人にプレゼントしたら喜んでもらえるでしょうか?
ここからはメルマガをお読みの皆さんも一緒に考えていきましょう (≧∇≦)/
何か一つ、「靴」を想像してみて下さい・・・
そして、ここからの質問に答えてみて下さい。
◆ 【 Q1) あなたがその靴を贈りたいのは、男性でしょうか? 女性でしょうか? 】
靴には男性用・女性用に分かれたものが多いので、これはすぐ答えられるでしょう。
では、次の質問です。
◆ 【 Q2) 贈りたい方は、どんな仕事(生活)をしている人でしょうか? 】
ビジネスマン? 学生さん? それともご隠居さん?
あなたが贈りたい方はどんな生活をしている人でしょうか?
◆ 【 Q3) その仕事は足を使う(=よく歩く)仕事でしょうか? 】
同じオフィスに勤めている人でも、よく歩く仕事とそうでない仕事があるでしょう。
あなたがその靴を贈りたい方は、よく歩く人ですか?
◆ 【 Q4) 同じような靴をお持ちの方でしょうか?あまりお持ちではないでしょうか?】
あなたがその靴を贈りたいと思った方は、同じような靴を持っていますか? それともそのような靴は初めて履くという方ですか?
さぁ、ここで一旦ストップして一つ確認してみましょう。
【Q2】から答えが思い浮かばなくなってしまった方はいませんか?
【Q1】は「男性 or 女性」のどちらかを答えればいいものですので、答えるのは比較的カンタンです。
でも、【Q2】からは”想像力”をはたらかせて考えていかなくてはなりませんよね。
実はココが大切なポイントなんです!!
価格や製法など決まったことしか書けないという方は、この“想像”をはたらかせるということがちょっと苦手なだけなのです。
なぜ想像ができなくなってしまうのか?
「ことのは塾」は、これまで多くの方にこのトレーニングをしていただきましたので、その”原因”がわかります。
それは、
『 だって、この靴を気に入りそうな人はたくさんいそうだし・・・。誰か一人に絞り込むことはできません 』
と考えてしまっているから (^_^;)
確かにその靴が似合う人が世界に一人だけということはないでしょう。
でも、ここはあえてその”一人”を”具体的にイメージする”ことが大切なんです。
・・・
話を「商品紹介文」に移しましょう。
先ほどの質問、【Q1】~【Q4】に全て答えられた方は、「お客様を想像するチカラ」を持っている方です。
お客様を想像することができれば、
『 その人は、この靴のどんなところを気に入ってくれそうか? 』
も想像できますよね。
「軽くて日本人の足にフィットする形だから、よく歩く仕事のあなたにピッタリだと思って」
「こういう色の靴って持ってなかったでしょ?きっと春の季節には似合うよ」
といった、“オススメの言葉”も思い浮かぶはずです。
一方、【Q2】からちょっとつまづいてしまった方は、お客様像をイメージするのもちょっと苦手という方が多いのではないでしょうか。
お客様をイメージできないと、どうしても”オススメする言葉”も思い浮かんできません・・・。
私のこれまでの経験から言うと、こう考えている方は「商品紹介文」に対しても、
『 ある特定の人たちだけでなく、お客様全員に対して“平等に”情報提供しなくてはいけない 』
『 誰が読むかわからない・・・だから“誰が読んでもいい”文章にしなくてはいけない 』
と考えてしまいがちのようです。
そのため、
『 誰が読んでもいい情報 』= 『 価格や製法など決まりきったこと(スペック)』だけを書く
という”結論”になってしまうようなんです。
ある一つの靴が、A)ビジネスマンに売れることもあれば、B)高校生に売れることもあるでしょう。
だからと言って、AとBの両方に共通する情報しか書いてはいけない・・・ということにはなりませんよね?
ビジネスマンと高校生では生活が違い、靴に要求するコトも違ってくるので、その靴のどこに魅力を感じるのかが自然と異なってきます。
ならば、それぞれ異なったアピールになるのが当然です。
「 この靴の落ち着いた印象が、あなたを誠実なビジネスマンとして演出してくれます。大切な客先に向かう時にぜひ履いて下さい」
「 少しオトナの印象があるこの靴は、あなたを少し大人びて見せてくれるはず。もう子供じゃないと感じているなら、こんな靴が似合うような年頃になってきたのかも知れませんね 」
といった感じでしょうか。
ポイントは、
× 誰が読むのかわからないから、無難な文章を書いておく
という考えを捨てて、
○ 「こういうお客様に読んでもらいたい!」という”ターゲット”を明確にすること
です!
たくさんの人に愛される商品であっても、アピール文を書く時だけは”あえて”ターゲットを絞り込み、
「 こういう人に気に入ってほしいから、この魅力について書こう! 」と考えるのが、魅力的な商品紹介文を書くコツです。
あなたの商品・サービスを買ってくれる人は、どのような人でしょうか?
( 対企業のビジネスをしているのなら、どんな企業が買ってくれるか?を考えましょう )
「この商品のこういうトコロが、あなたにオススメですよ」
「御社の業務にこんなトコロがお役に立てるはずです!」
とオススメの言葉が出てくるところまで”想像力”をはたらかせるのがポイントです!
“買いたくなる文章”を書くための”最初の一歩”、ぜひやってみて下さい!
“想い”の伝え方ノウハウは、こちらにも載っています。
twitterのフォロー、Facebookの友達申請も大歓迎です!
「ことのは塾」の本、絶賛発売中!
— 「ことのは塾」の“伝えるノウハウ”をぎゅっと詰め込んだ一冊です。
“どう言ったら伝わる?”をテーマに、すぐにでもチラシやDM、ホームページに活用できそうな「文章例」をたくさん掲載しております。
誰にとっても身近な存在である『食べ物』をテーマにしていますので飲食店や食品メーカーさんはもちろん、学習塾、リフォーム会社、家事代行サービス、旅行代理店など、様々な業種の方にご活用いただいております。
「販促物に何を書いたら良いか迷った時、参考にしています」
「新人にホームページの仕事を任せようと思った時、参考書として渡しました」
「この本をみんなで見ながら、来月のチラシの内容を考えるようにしています」
などなど。活用して下さる方が今でも増えています (*´ェ`*)
お求めはお近くの書店、またはネット書店でどうぞ!
発行:「ことのは塾」(有限会社ビーサイド・ライブ)
住所: 〒424-0862 静岡県静岡市清水区船越東町200-5
編集:「ことのは塾」メールマガジン編集部
お問い合わせ先メールアドレス : start@kotonoha-juku.co.jp
「ことのは塾」プライバシーポリシー


--- この冬、“オンライン講演”のご依頼を銀行や商工会議所、県庁や市役所などからいただいております。
「ことのは塾」はオンラインでの「商品紹介の“言葉”」、「“想い”を伝える言葉選び」の講演や研修、ワークショップに数年前から取り組んでおります。
オンラインセミナーのご依頼が増えていくにあたって、カメラやマイクなどを強化し、参加される方に「見やすく、聞き取りやすい」オンラインセミナーをお届けできるように努力しております。
何度かオンラインセミナーを開催していく中で、たくさんの“失敗”も経験してきました (^_^;)
(参加者がなかなかライブ会場に入れなかったり、音声が聞こえづらかったり、スマホで参加する方が画面が小さくて見づらかったり・・・)
その経験を活かしながら、より良いオンラインセミナーができるように日々、バージョンアップをつづけております。
【 よくある質問 & ご要望 】
Q.弊社でオンラインセミナーを開催するのは初めてなのですが、準備段階から参加してもらうことはできますか?
A.多くの企業や役所の方が「はじめての開催」という状況です。ぜひ、安心して下さい (*^^*)
ZOOMの使い方の講習や、事前の接続テストもすることができます。お気軽にご相談下さい。
Q.基本的には対面でやる研修だけれども、直前になってオンラインに変更になるかも知れません。そのような場合でも対応してもらえますか?
A. はい、このような状況下ですので、「対面での構成」、「オンラインでの構成」の二段構えでセミナーの内容を用意することもできます。
直前になってオンラインに変更になっても、こちらのオフィスから配信することができますので、どうぞご安心下さい
「ことのは塾」の講演(講師派遣)について詳しくお知りになりたい方は、こちらのページをご覧下さい。


--- 「ことのは塾」のこれまでの経験やノウハウを駆使して、あなたの商品、ブランドを魅力的に見せる“言葉”を一緒に考えていくサービスです。
今年は“コロナ禍”によって売り上げが大きく変わった企業やお店、個人事業主さんからのご相談をたくさんいただいております。
「 コロナ時期だからこその新しい商品をホームページに載せたいのですが、どのような紹介文を書いたら良いでしょうか? 」
「 今まで対面でやってきた教室をオンライン教室にしたいと思っています。どんな内容にしたら良いでしょうか? 」
「 オンライン営業に効果的な資料を作りたいと思っています。どんな書き方が良いでしょうか?」
といったご相談をいただいております。
“変化”は見方を変えれば“チャンス”でもあります。
実際、「ことのは塾」のお客様でコロナ時期にファン客を増やした企業やお店もたくさんございます。
この時期を一緒に超えていきませんか?
【 実は今、“相談しやすい時期”なんです! 】
☆ 実は、国や都道府県でも、コロナ対応の政策として「専門家への相談」に対する補助を出しているケースがございます。
ひとりで悩んでいるのなら、ぜひ「ことのは塾」へご相談下さいね (*^^*)
「相談してみようかな…」と思ってくれた方は、こちらのページも合わせてご覧ください!
