商品紹介文では伝わらない? メッセージを書こう!
こんにちは!「ことのは塾」のやまなしです。
私たちがお客様や取引先に「何かしらのメッセージ」を送りたいと思った時・・・
そこには
1) 伝えたい相手
がいて、
2) 伝えたいコト
があるはずです。
・・・当たり前のように聞こえるかも知れませんが、これが実は“大切なコト”。
そして、なぜか“忘れられがちなコト” (^_^;)
私たちは企業のチラシやパンフレットのリニューアルに同席させていただくことが多いのですが、紙面に「このお惣菜は◯◯で出来ています」、「このジュースは無添加です」といった“商品紹介”が載っているだけ、ということが少なくありません。
商品紹介は、あくまで“説明文”。
ただでさえ「情報」があふれている現代で、「商品紹介文をちゃんと読んで、自分に合っているモノかどうかを自分で判断して下さい」といっても・・・やってもらえそうにないですよね? (^_^;)
お客様に興味を持ってもらいたいのなら、“そのお客様に向けたメッセージ”に仕上げて伝えるのが効果的。
そうすれば、興味を持って読んでもらえるのです。
では、どうやったら「お客様へのメッセージ」を書くことができるのでしょうか?
“例”を挙げて見ていきましょう!
例えば、クリスマスケーキのパンフレットにはよく
A)『 北海道産生クリームとベネズエラの厳選したカカオを使ったチョコレートが絶妙なクリスマスケーキ 』
といった言葉が載っています。
これは典型的な「商品紹介」 = モノが主役になっていて、“伝える相手”が見えていない例 (^_^;)
生クリームが北海道産であることやカカオがベネズエラ産であることなどは、いわば「事実情報」。
情報があふれている現代では、事実情報は相手の心に響きにくいのです・・・。
では、上手な企業やお店はどのようにしているのでしょうか?
彼らはちゃんと相手に向けて、こんな風に“メッセージ”を送ります。
B) 『 生クリームと濃厚チョコ・・・2つの異なる味を互いにシェアして楽しむ、“恋人たちのためのクリスマスケーキ”です 』
C) 『 クリスマスはケーキが主役でしょ!?という人に食べて欲しい、 しっかり甘く、しっかり濃厚な、食べごたえのあるケーキです』
Bは「恋人同士の二人」に向けたメッセージ。
Cは「主役を張れるようなケーキがいい!」と思っている人に向けたメッセージになっています。
どうでしょうか?BとCは“伝えたい相手”がハッキリしていますよね。
だからこそ、「伝えたいコト」も明確になっています。
恋人同士のふたり に向けては「2つの味をシェアして食べられますよ」という点。
主役を張れるケーキが好き! という人に向けては、「しっかり甘く、しっかり濃厚。食べごたえがありますよ」という点をアピールしています。
相手が見えているからこそ、「相手が魅力を感じそうなポイント」を的確に伝える“メッセージ”にすることができるわけですね。
・・・
でも・・・「誰かに向けたメッセージ」を作るのって、やってみると意外と難しいです (^_^;)
自分のキモチを表現する訓練をしてきていな日本人にとって、「メッセージを発信する」ってなかなかタイヘン・・・。
目の前に商品があったりすると、つい「モノ」に目が行ってしまい、「商品紹介」をしたくなってしまいます。
そこで、私たちが企業やお店のサポートに入る時は、
『 この商品で、どんな人を喜ばせたいですか? 』
という質問をするようにしています。
ポイントは、
・ その商品を見せた時の“喜びの反応”が想像できる人を思い浮かべる
・ 相手の“顔”が思い浮かぶまで、具体的にイメージする
という2点。
「生クリームと濃厚チョコが“両方”乗ったケーキ」で考えてみましょう。
そのケーキで、あなたならどんな人を喜ばせたいですか?
よく出てくる“答え”が「ケーキが好きな人」。
でも、それだけではキャラクター設定が弱いです。
そもそも、顔が思い浮かんできませんよね?
ケーキを見せても「おいしそう」、「すごい」などの貧弱な言葉しか出てこない気がします (^_^;)
では、先ほどの例のような「 1つのケーキを分け合って楽しむ恋人たち 」というイメージではどうでしょう。
「 私はチョコ、彼は生クリームが好きだから助かる 」
「 両方食べて、感想を言い合ったら楽しそう 」
「 クリスマスは二人だけだから、こういうのがいいね 」
といったように仲良くケーキを食べながら、様々な感想を言ってくれそうな光景が浮かびます (*´ェ`*)
こんな二人なら、このケーキに喜んでくれそうですよね (≧∇≦)/
・・・
そして、お客様は「おいしくて喜ぶ」ばかりとは限りません。
もちろん「おいしくて喜ぶ」ということはあるでしょう。
でも、それ以外にも
・ いつもは食の細い子供が食べてくれてうれしい
・ 仕事から帰ったお父さんに温かいものを食べさせられてホッとした
・ 初めてデートに誘った彼女が楽しそうで希望が持てた
・ 地元の珍しい食材を紹介してもらえたおかげで、新しい“看板メニュー”を作ることができた
・ 産地ごとにお米の味がぜんぜん違うことを発見して嬉しかった
・・・などなど。
人が喜ぶ時には、様々な“理由”、様々な“場面”があり、一つだけということはありません。
あなたの商品 / サービスでも同じようなことが言えないでしょうか?
様々な場面で、様々な人を喜ばせているはず。
あなたのシゴトで喜んでくれる人を想像する・・・実に楽しい時間ではないですか? (*´ェ`*)
・・・
あなたが
「 この商品で誰が喜ぶんだろう??? 」
と迷うようでしたら、それはあなた自身にまだまだ“商品体験”が少ないということ。
1) 自分でその商品を使ってみる / 利用してみる
2) 実際に買ってくれているお客さんに話を聞いてみる
3) 同じような商品が載っている「雑誌」を読んで研究する
といった“体験”をしていきましょう。
「ことのは塾」のお客様でも、「どうしても伝わる言葉が思い浮かばない・・・」という方がいらっしゃいましたが、
・ 自分の商品を、自分で使ってみる
・ 愛用者にごあいさつがてら、話を聞きに行く
・ 書店や図書館を活用して、お客さんが読みそうな雑誌を読み込んでみる
といった“体験”をしてもらっていく内に、だんだんと「伝えたい“想い”」が生まれ、そこからはリアルな「伝わる言葉」が書けるようになっていきました。
・・・
「伝わる言葉」は、お客様の心に届いて、お客様の“行動”に影響を与えます。
つまり、購入や検索などのアクションを促すことができる、ということ。
情報化が進んだ現代であっても、いえ、情報化が進んだ現代だからこそ、「人が人を想う気持ち」は大きなチカラを持ちます。
「 こんな人に手に取ってもらいたい 」
「 こんな人を喜ばせたい! 」
ぜひ、“本心”で思って下さい。
--- 「ことのは塾」の“想い”を伝えるマーケティングというコンセプトに共感して下さったいくつかの企業から、
『 おせちのパンフレットの内容を一緒に考えてもらいたい 』
『 チラシの反応がいまひとつなので改善を考えているのですが、“私たちらしさ”を前面に出せるチラシを一緒に作ってもらいたい 』
『 社員募集のため、地域にPRをしたいと思っています。我が社の魅力をどんな言葉で伝えたら良いのか・・・自分たちでは気づかないこともあると思いますので、ぜひ協力して下さい 』
といったご要望をいただき、今、一緒にパンフレットやチラシのリニューアルに取り掛かっています。
誠実な仕事をされている方は、“口下手”な方が少なくありません (^_^;)
私たちがお手伝いをさせていただくことで、その“想い”がより良くお客様に伝わるようになればと思い、精一杯、務めさせていただいております。
・・・
あなたの会社でも、
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・・・
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