【1分マーケ】~ 市場(2)~ お客様は何を求めている?
☆★ 1分間でわかる「小さな会社のためのマーケティング」 ★☆
~ “市場”とは? その(2) お客様は何を求めている?
--- マーケティングとは、
「Market(市場)」+「ing」 = 「市場ing」
つまり、「市場を科学する」ということ。
釣りの格言 「1場所 2エサ 3仕掛け」を題材にビジネス世界の「市場」を考えていきます。
1)魚がいる場所に行き、
2)魚が食いつくエサを使い、
3)魚が確実に上げられる“仕掛け”を使う
前回に引き続き、この話題について考えていきましょう。
今日は 2)魚が食いつくエサを使う というところです。
“エサ”という言葉を使うと、「オマケ」や「安売り」で人を
おびき寄せる
といったイメージが思い浮かんでしまうかも知れませんが、それはあまり大事ではありません。
ここで言う“エサ”とは、
「 お客様が、お金を払ってでもしたいコト 」
を指します。
いらないオマケをつけられても、いらないモノが安くても、あまり興味は湧きませんよね (^_^;)
逆に「あなたがやりたいコトを実現してくれるモノ」があったらどうでしょう?
こちらから、それを見に行きたい気持ちになりませんか?
お金を払ってでもしたいコトは何なのか?を考え、それをハッキリ提示すれば、お客さんは向こうからこちらに近づいてきてくれます。
では、それをどうやって見つけたら良いのでしょうか?
これは様々な考え方がありますが、ひとつマーケティングの世界で有名な考え方を紹介します。
それは「ペイン(痛み)」という考え方。
夏の夜の「蚊」に悩まされている様子を思い浮かべてみて下さい・・・
耳元でぷ~んと飛び回る音・・・
刺された後のかゆみ・・・
イヤですよね (^_^;)
このイヤ~な蚊を退治することができる機械(ベープマットとかですね(#^.^#))がドラッグストアなどに売られています。
「 眠れない!なんとかしたい!」 と思っている = ペイン(痛み)を感じている人なら、お金を出してこの機械を買うわけです。
このように、“悩み”や“痛み”は、それを解消するためにお金を払ってもいいと感じられる感情を引き起こすキッカケとなります。
あなたの商品・サービスが解消できる「ペイン(痛み)」も、きっと存在しているはず。
・ 美容院に行きたいけど、子供たちがおとなしく待ってるはずもない・・・
・ 商品が売れない・・・もっと売りたい!
・ 人と同じはイヤ! 絶対にイヤ!
・ 部下の気持ちがわからない・・・もっと円滑にコミュニケーションを取りたい
・ クローゼットがぱんぱん・・・。なんとかしたい・・・
・・・などなど。
世の中には様々な「なんとかしたい!」であふれています。
そして、それに対して「なんとかしましょう!」という愛情をもった商品・サービスが日々、生まれています。
・・・
逆に、
「とりあえず、こんなの作っちゃった。誰か買ってくれないかなぁ・・・」
という商品も数多く存在します。
ただ・・・正直、あまり売れることがありません・・・(-_-)
釣り場で言うと、魚がいない所に、魚が欲しがるかどうかわからないエサを投げ込んでいる状態だからなんですね。
たまたま釣れることもあるかも知れませんが、あまりにギャンブルすぎます。
「 この釣り場に、このエサを投げ込むと、高い確率で釣れる!」
そういった確信を持って活動する時は、精神的にも、資金的にも前向きに仕事ができます。
・・・
あなたの商品・サービスで解消できる「ペイン」には、どのようなものがあるでしょうか?
【 考えてみよう! ~ 市場とは? (2) ~ お客様がお金を払ってでもしたいコト 】
--- あなたのお客様になってくれる人が日々、悩んでいるコトは何だろう?
1) お客様がやりたいと思っているコト、実現したいコト
2) なぜそれは実現することができない?
3) 私の商品・サービスでなんとか出来ない?
「ウチの新入社員にSNSやメルマガの担当を任せたい」
「だから、文章のコツを教えてあげてもらえませんか?」
そのようなご要望で、「ことのは塾」に勉強会を依頼される企業やお店が春は多くなります。
・・・
「若い人ならSNSに慣れているだろう」ということで、新人さんが抜擢されることも多いのですが…
残念ながら、「書くこと」に慣れている人ばかりではありません…。
それに個人のSNSと、会社のSNSでは勝手が違いますし、かかるプレッシャーも大きく違います。
そして、一番の“問題”は・・・
「社内に教えてくれる人がいないこと」
多くの企業では、SNSやメルマガの文章をつくる時のマニュアルなどは無く、担当者個人のセンスに任されているところが少なくありません。
「若い人の感性で、自由にやってよ」
なんて言ってしまっては、新人さんは萎縮してしまいます…。

「ことのは塾」は、こうした新人さんを『商品紹介の即戦力』にするのが得意です!
・ どのような内容を書けばいいのか?
・ 目にとまるキャッチコピーはどう書けばいいのか?
・ “わかりやすい文章”にするために気をつけたいコト
・ 実際に購入につなげるためにはどんな“仕掛け”をすればいいのか?
そのような『商品紹介文のキホン』を20年間、お伝えしてまいりました。

最近では、オンラインで全国各地のスタッフを集めて、一斉に研修会を行う、というスタイルも定番になっています。
「自社商品のキャッチコピーをつくる」という作業を共同でやることで、新人さん同士が仲良くなる、という効果を狙っている、という人事部の方もいらっしゃいました。
・・・
必要なのに、なかなか教えてもらう機会の無い、「商品紹介文の作り方」。
この春、みなさんで学んでみるのはいかがでしょうか?
「ことのは塾」の研修会の詳細&お申し込みはこちらのページからお願いします!
