【「ことのは塾」相談日記】 ~ 時給に換算すると・・・200円?!
【 お悩み 】
--- 手作り革小物の製造・販売 :吉永さん(仮名)
手作りの革小物(動物型のキーホルダー)を作っていますが、相場を考えて、1つ800円くらいで売っています。
正直、売れていないことはないのですが、手作りのため、一つ作るのに2時間はかかってしまいます。
包んだり、販売をしてくれる土産物店に置きに行ったりする時間も考えると、時給は200円以下に・・・。
この状態をどうにかしたいのですが、どうしたら良いでしょう。
【 こんな対応をしました 】
革小物をどこの「市場」に売るか?をもう一度、考えてみましょう。
まず、今現在の吉永さんの「市場」は『おみやげ品店』さんですね。
そのお店には、メーカーが作るキーホルダーも同じように置かれているのではないでしょうか。
そして、それを見て“相場”を考え、800円という値付けをされたのだと思います。
メーカーは機械も使って大量に生産するので、800円/1コでも黒字になるのでしょう。
そういった相手と同じ土俵(=同じ市場)で戦うのは、正直、難しいです。
おすすめは「市場」を変えること。
手作りができる、ということは、お客様のご要望に対して、オーダーメイドの対応もできるのではないでしょうか?
であれば、安い既成品が置かれるお店に作品を置く必要はありません。
高い値段でも欲しいという人に向けて、「他ではできない革小物」を作ることで、ちゃんとした利益を得ていきましょう。
【 その後 】
「オーダーメイドなら、高値で売れる」というのは、よくあるパターンです。
しかしながら、成功確率は非常に低い。
それは、「市場」をしっかりと見ていない場合に起こります。
今回は、
A) 自分がどのようなモノを作ることができるか? --- これまでの経験・職歴・製作スキル...etc.
→ レストランでアルバイトをした経験があり、飲食店の内情を知っている
B) どんな人が何で困っているか? それは何があれば解決できそうか?
→ ハンバーグやステーキなど、カントリー調の店内を作っているお店は、できるだけ“プラスチック製品”を使わないようにしたいと思っている。
しかし、店内にはプラスチックのモノがどうしても存在する・・・
→ 店内のプラスチック製品をカバーする「皮カバー」があれば良いのでは?
→ 本当にニーズがあるかわからないので、お店に人たちに聞いてみよう!
C) どうやってその人たちにアプローチする?
→ 以前のアルバイト先の店長に話を聞いてみる。
といったカタチで「市場」の実態を知るようにしました。
結果は上々。
話を聞くことによって、レストランが困っていたことがより鮮明になり、革小物作家として“やるべきこと”が明確になりました。
※ 実際に現在進行形の起業サポート案件を元にしたお話ですので、実際と異なるフィクションの内容が一部含まれております。ご了承下さい。
【 まとめ 】
--- 今、あなたが見ている「市場」で、ちゃんと黒字化できていますか?
もしそうでないのなら、「市場を変える」ことが復活の道となるかも知れません。
どのような「市場」が自分の場合は合っているのか? もし、ひとりで答えが出なかったら、ぜひFacebookでメッセージを下さい (#^.^#)
一緒に考えていきましょう!
「ウチの新入社員にSNSやメルマガの担当を任せたい」
「だから、文章のコツを教えてあげてもらえませんか?」
そのようなご要望で、「ことのは塾」に勉強会を依頼される企業やお店が春は多くなります。
・・・
「若い人ならSNSに慣れているだろう」ということで、新人さんが抜擢されることも多いのですが…
残念ながら、「書くこと」に慣れている人ばかりではありません…。
それに個人のSNSと、会社のSNSでは勝手が違いますし、かかるプレッシャーも大きく違います。
そして、一番の“問題”は・・・
「社内に教えてくれる人がいないこと」
多くの企業では、SNSやメルマガの文章をつくる時のマニュアルなどは無く、担当者個人のセンスに任されているところが少なくありません。
「若い人の感性で、自由にやってよ」
なんて言ってしまっては、新人さんは萎縮してしまいます…。

「ことのは塾」は、こうした新人さんを『商品紹介の即戦力』にするのが得意です!
・ どのような内容を書けばいいのか?
・ 目にとまるキャッチコピーはどう書けばいいのか?
・ “わかりやすい文章”にするために気をつけたいコト
・ 実際に購入につなげるためにはどんな“仕掛け”をすればいいのか?
そのような『商品紹介文のキホン』を20年間、お伝えしてまいりました。

最近では、オンラインで全国各地のスタッフを集めて、一斉に研修会を行う、というスタイルも定番になっています。
「自社商品のキャッチコピーをつくる」という作業を共同でやることで、新人さん同士が仲良くなる、という効果を狙っている、という人事部の方もいらっしゃいました。
・・・
必要なのに、なかなか教えてもらう機会の無い、「商品紹介文の作り方」。
この春、みなさんで学んでみるのはいかがでしょうか?
「ことのは塾」の研修会の詳細&お申し込みはこちらのページからお願いします!
