注目キーワード! ~ 「○○できません」は、注目を集めません?!

e_ha001こんにちは! 文章作成講座~「ことのは塾」の やまなし です!

チラシやメール広告などは、まず『注目してもらうこと』が大切です。

まずお客様に興味を持ってもらわなくては、いくら"中身"に良いコトが書いてあっても、読んでもらえませんからね。

しかし、お客様は日々、たくさんの広告にさらされているため、フツーのことを言っていたのでは注目してもらえないかも知れません・・・。

多くのチラシやメール広告には、

『 この製品で、あなたは○○することができます! 』

『 当店は○○が可能です 』

というように、"できるコト"が書いてあることがほとんどです。

広告には商品やお店・会社の"良いところ"を挙げるのが普通ですから、そうなるのは当然ですよね。

ですが、「当たり前」のモノは注目度も低くなってしまいがち。

お客様の興味を引くためには、"当たり前のもの"、"普通のもの"ではチカラ弱いのも現実です。

そこで、お客様に注目してもらうため、キャッチコピーにこんな言葉を使っているお店があります。

『 当レストランでは、食事ができません 』

これはある健康食レストランのチラシに使われた言葉です。

「レストランなのに"食事ができない"ってどういうこと???」と疑問に思いませんか?

実はチラシの中で、その"タネ明かし"がされています。

中身をよくよく読んでみると、

「 当レストランでは、タバコを吸いながらの食事はできません 」

ということなんですね。

健康食レストランですから、「健康にあまり良くないタバコは控えてほしい」という気持ちと、周りの方の食事を邪魔してしまわないよう、『全席禁煙にしている』というルールをアピールしていたんですね。

でも、「全席禁煙です」、「全ての人が食事を楽しんでいただけます」ということをストレートに書いたとしても、さほど注目はされないでしょう。

「食事ができません」という表現にあるようなインパクトは生まれませんよね?

"否定"や"禁止"の言葉は、それ自体、強い印象になりやすいものです。

ただでさえ"肯定"の表現が多いチラシにあっては、それらの言葉はより強く感じられるでしょう。

だからこそ、それらの言葉はお客様の注目を集めるインパクトを持つようになるんですね。

・・・

他にも『○○できません』という書き方をしている例があります。

髪の毛のスタイリングがさっとできる、女性用ヘアクリームの広告には、

『 わかっちゃいるけど・・・そんなに早起きできません。』

というキャッチコピーが使われていました。

 

ある酒屋では、

『 飲酒運転、できません 』

と書かれたカンバンを店頭に出して、「だからお酒を買って、家で飲みましょうよ」とオススメしています。

 

ある家電店のメール広告では、メールのタイトルにこんな言葉を使っていました。

『 こんな値段じゃ売れません (でも決算だからしょうがない) 』

フツーだったら『決算大特価!』というような書き方をしてしまいがちですよね。

でも、決算時期が重なる時などには、そんなタイトルのメール広告もわんさか届きます。

その中に埋もれてしまっては、せっかくのメール広告も意味を成しません。

だからこそ、「○○できません」という言葉を使って、他とちょっと違うようにしたんですね。

 

ある焼肉屋さんのチラシには、

『 当店は責任を負いかねます 』

という言葉が大きく書かれていました。

これだけ見たら、「何だ?何だ?」と思いますよね。

それで中身を見てみると、

「たくさん食べ過ぎて、おなかが苦しくなっても・・・当店は責任を負いかねます」

という内容だということがわかります。

わかってしまえば「な~んだ」ということですが、「当店は責任を負いかねます」というキャッチコピーにはちょっとドキッとしてしまいますよね?

・・・

「○○できます」という表現は、多くの商品、多くのお店が使っています。

そこで、あなたはちょっと視点を変えて、

『 ○○できません 』

と言ってみてはいかがでしょうか?

フツーでない言葉が注目を集めること間違いありません!!

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