起業相談を受ける側のホンネ

 

藤枝市でエコノミック・ガーデニングに携わらせていただいている関係で、日々、たくさんの起業希望者さんとお話をさせていただいています。

藤枝市でも、起業希望者さんが専門家に相談ができる"場"、「エキチカ相談会」というものがあるんですね。

そこの相談員(相談を受ける側)の先生たちと話をしていると、色々とホンネが出てきました。

 

一言で言えば・・・

「 私のところに来られても困る相談者は・・・いる」

というのが専門家サイドの本音。

起業にはいくつか"段階"があります。

"ステージ"と言ってもいいかも。

「○○のお店を持ちたい」という起業希望者でも・・・

事業計画書ができていて、あとは店舗物件を探すだけ、という方もいれば、

ビジネスプランが固まっていて、それを計画書に落とし込みたい = 融資が受けられるようなレベルにしたい方もいる。

また、まだアイデアレベルで、「これがホントにビジネスになるでしょうか?」ということを相談したい方もいれば、

「 あと数年で定年になる。その後の身の振り方を相談したい 」という方も。

 

私たち「ことのは塾」の"得意分野"は、後者の2タイプの方。

アイデアを聞き、他地域・他業種の類似事例などを挙げて、カタチをつくっていくのが得意。

「人生相談も、シゴトの内」と思ってやっている、珍しい(?)タイプの経営アドバイザーです。

一方で前者のタイプが得意な先生ももちろんいらっしゃいます。

前職が金融関係の方、業務改善を本職としてやられてきた先生などは、具体的にカタチになっているものを、世の中に出せる"形式"に仕立て上げていくのが得意です。

 

で・・・

この専門家を"使い間違う"と、タイヘンなことになります。

融資関連などは、本職の人がやらないと、書き直しばかり増えて前に進みません。

実務の専門家に、アイデアレベルの相談や人生相談に行くと、お互い不毛な時間が過ぎていくだけです。

この"ミスマッチ"が意外と多い。

ミスマッチを無くすためには、お互いが"情報共有"に務めることが大事かなと思っています。

専門家サイドは、「自分はこんな相談を受けるのが得意です」とPRする。

この部分は正直、まだまだ足りないところだと自覚しています。m(__)m

そして、相談者さんは、受付窓口の方に自分のステージをハッキリ伝えること。

「アイデアを聞いてもらいたい」でも十分良いんです。

私はそういうの大好きです(*^_^*)

「物件を探している」、「技術情報を教えてくれる大学と連携したい」といった、明確な目的があれば、こちらもそのニーズに合った専門家を紹介しやすいです。

でも、正直、今のリアルを言うと、お互い「何を伝えたらいいんだろう?」と逡巡しているところかと。

 

春からのエコノミック・ガーデニングの個人的なテーマは、この「起業相談をする上での情報マッチングのシステム化」。

たくさんの起業希望者さんに囲まれている今の幸運を120%活用して、「新しいビジネスが開発される土壌」づくりに励みます (*´∀`*)

 

山梨 栄司「ことのは塾」

 

 

 

 

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